若手の夜明け 2010 秋 その2 | 愛酒不愧天 ~日本酒のブログ~

若手の夜明け 2010 秋 その2

楯野川:
よいです。同じ山形の十四代、上喜元、くどき上手etcといったところに比べたら派手さは無いのかもしれないが実に手堅くまとめているという印象。
山形っぽい香りと甘さは控え目ながらもしっかり感じ取れ、それを米の旨味に絶妙に絡ませている。
純米大吟醸はしっかりしたマスカット香とキレの良さが印象的。
「大吟醸番外編攻め」はいやな雑味を全く感じさせず実にまろやか。攻めというスペックからは想像できない仕上がり。


寫樂:
十四代を立ち上げようとしていた当時の高木専務に強いインスパイアを与えた銘柄、と噂されている「寫樂」。ただしその当時(17年ほど前?)の醸造元は福島県会津の「東山酒造」。この東山酒造がH15年に廃業した後、同じ会津にある(おそらく本家も同じ会津の銘家「宮森本家」(花春を造っているのもこの家の会社))宮泉銘醸が寫樂という銘柄のみを引き継いだらしい。東山酒造時代の寫樂は香りが強めのタイプであったらしく宮泉銘醸が醸す現行の寫樂とはかなりギャップがあるみたい。
宮泉「寫楽」は地酒専門の酒販店・飲食店でも好リアクションを得ているようですが、今回の出品酒を呑んだ限りではパンチが弱いという印象。殆ど記憶に残りませんでした。
「かつての寫樂とは造り方も目指すところも違う」とは現在の蔵元の弁だが、じゃあ寫樂という銘柄をあえて使わなくてもよかったのでは…?なんて思っちゃうのは自分だけでしょうかw。


ちえびじん:
かなり初耳な大分の銘柄。
中取りの純米吟醸と純米を両方とも生で出品。純吟には紙香もあったけど酸が印象に残りました。杯を重ねたくなるようなさわやな酸を目指しているんでしょうか?
「ちえびじん」は若干31才という若い蔵元が新しく立ち上げた全国市場向けの銘柄のようですが、まだまだ腰が弱い酒と言う感じ。この日廻った中では一番残念なお酒でした。


豊潤:
ここらへんから記憶があやしいw。
これまた大分の新進蔵元。21BYがまだ2年目という若い蔵元杜氏とその家族を中心に造っているそう。
これといったインパクトもなかったけどYK50というスペックの純吟はなかなかだったような。