横浜散歩とギャラリーではないところ巡り | heliumvoice-表

横浜散歩とギャラリーではないところ巡り

 

 

 

予告通り、今日は横浜に行ってきました。

横浜スタジアムではホエールズの試合があるらしく関内駅で車両がガラガラに。

私は一つ先の石川町駅まで。

元町商店街から元町公園を抜けて目的地に行く計画。

元町商店街では大道芸人さんたちがバランス芸など披露なさっておりました。

 

あと「帰ってきたあぶない刑事」ポップアップストア(かなんか)が通りの真ん中にできてて50人くらいの行列ができてました。熱中症にお気をつけください。

 

外国人墓地。

 

見下ろしたとこ。

 

小さい花シリーズ。タデの仲間?

 

ブラフ99ガーデン前のバラ。

 

同じく。

 

これも。いい色のバラ。

 

いえいえ、本日はバラ園を見にきたのではないのです。

 

こちらです。

 

神奈川近代文学館「帰って来た橋本治展」。(なんで今日はみんな帰ってくるのか。お盆か)

 

館内撮影禁止だったので写真は以上です。

 

橋本治さん、もう亡くなって5年近くがたっちゃってますし、どんどん忘られていくんだろうなと思いますけど、20世紀日本最大の知性のひとりであったことは間違いないと思ってます。

 

とはいえその評論は私にとってはあまりにも難解で、本買うし読むんだけど全然頭に入ってこなくて(現にこの展に向けて「89」を再読しはじめたけど何が書いてあるのかさっぱりわからんのだよ、あれー、昔は読んだ気がするんだけどな)、私はむしろ橋本さんは優れた小説家という認識でおりますよ。

 

最初に手に取ったのが「桃尻娘」だし。

 

というわけで本展ではどうにもこうにもカテゴライズできない橋本氏の軌跡、遺産をかなりの解像度で分類して紹介してくれてます。最初の駒場祭ポスターの流れで雑誌の表紙絵などの絵画作品やもちろんのニット作品といった異色のものも含めて、著作は短編・長編小説、古典翻案(源氏、平家など)、評論、世評、エッセイ、などなどなど。

 

「双調平家物語」の原稿用紙がそのまんま、積まれて展示されてるんですけど、分量に圧倒されますよ。臨店班が小学校に1億円持っててるみたいなもんです。あ、手書きです、手書き。デジタルで打って出力じゃないんですよ。万年筆かな、手書きで8,000枚以上の原稿。

 

ま、そんなわけで、6月2日(日)が最終日です。大人700円です。

評論を読むのはキツいので「桃尻娘(全6巻)」や「ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件」でも読み返しますかね。

 

霧笛橋から大佛次郎(おさらぎじろう、と読むんですよ)記念館を。

向こうの方の建物です。手前のはたぶん記念館の会議室棟のようです。

 

同じところから海側。ほとんど海、見えてないですね汗

 

バラ園。

 

バラ園。

 

バラ園。

 

空気にバラの匂いが染み込んでる感じなんですが、いくつか嗅いでみましたが、そんなに匂いの強いのってなかったんですよね。他に香りの強い品種があるのかな。まあこれだけ咲いてれば匂いもするだろうって話ですが。

 

これは何? タイサンボク?

 

これは? ヤグルマギク?

 

では港の見える丘公園を抜けて、人形に会いに行きましょう。

 

横浜人形の家です。

 

現在、特別展「ひとはなぜ”ひとがた”をつくるのか」開催中でそれを見に来ました。

 

まず常設展から。

 

お、入ったところの展示が総入れ替えになってる!

 

前どんなだったか思えてないけど!

 

そしてやっぱりこの作品を撮ってしまう。

 

人間国宝 平田郷陽さんの「粧ひ」。

 

そして毎度毎度この写真も。

 

乳首までしっかりと造形されてるんです。

いややっぱもうなんかい見てもすげーって。

 

泣く赤子。つらそー。

 

母子がなんか見とる。

 

あ、なんかめっちゃ笑ってる。

 

魂が入ってる気がします。

 

それと恋月姫さんの作品が直前に入れ替えられてたのです。

 

 

 

 

 

気品がすげー。

 

では「ひとはなぜ”ひとがた”をつくるのか」にまいりましょう。

 

最初にいたのがこちらの方。

で、各国のプリミティブな人形がいくつか並んで、その奥がなんかちょっと想像と違う作品展示になってるぞこれは……

 

「欠損と違和」というコーナーで展示されている工藤千尋さんの作品。

ちょっと見てるのがきつい感じに歪んだ人間像です。展示作品数は多いです。

 

これは土井典さんが制作したハンス・ベルメール作品のレプリカ。

 

その土井さんの作品はこちら。

 

「ふくよかな身体」というミもフタもないような分類。

 

で、「それぞれのかたち」としてノージャンルな感じで大量に作家・作品を投入してたのがやまなみ工房さんなんですよ。

 

酒井美穂子さんのサッポロ一番が日々増殖しておりましたよ。うーん、これは「ひとがた」とはいいがたいのでは…

 

 

 

 

やまなみ工房から11名参加ですよ。

 

というわけで、面白いは面白いし、やまなみ工房作家の作品も好きなんですけど、「ヒトガタかぁ〜?」という気持ちになる企画展でした。

 

常設展と「ひとがた」を両方見て大人1,000円です。

「ひとがた」は6月30日(日)までです。

もういっこ別料金の企画展もやってるので、公式サイトでご確認ください。

 

ということで今日行った2か所はいずれも「ギャラリー」とは言い難いところなのでどう書けばいいのかよくわからんですね。まあギャラリーって言い切って、違うぞとは言われないと思いますけど。

 

これ、階段のところに貼ってあったポスター。

絵が谷原菜摘子さんだったので撮りました。スズナリであやつり人形公演ですか。ご関心の向きはどうぞ。

 

山下公園のバラ園に行こうかなって歩いてたんですが、今日はハマフェスってのをやってまして、公園の中に人が鬱蒼と群がってましたので諦めて帰途につきました。

 

横浜スタジアム。

 

ご苦労様です。

 

 

ということで本日は以上です。

明日から、5月最終週ですね。速いですね。もうプレミアムフライデーはないですけどね、残念ですね。

 

 

次の投稿は週末ということになると思いつつ、明日あたりに夏テレビ感想アップデート版を投稿しようかなとも思っています。

では、また次回!

バイバイ