ギャラリー巡り:銀座・日比谷・神保町・初台 | heliumvoice-表

ギャラリー巡り:銀座・日比谷・神保町・初台

 

 

 

 

連休後半戦初日は好天すぎてしんどい、熱かったー。

 

全4日に予定を振り分けられるので1日1日はこじんまりと巡るように考えてます。

本日は4カ所。うち2か所はギャラリーとは言い難い場所ですが、まあ順にどうぞ。

 

最初は銀座アートホール。

新橋駅から帝国ホテルのあたりまで続く高架下商店街のコリドー街の半ばにあるギャラリーで、現代童画会の作品展によく行ってるところです。そこでやっぱり現代童画会なんですけど、「受賞作品展」が開催されてて、むらいゆうこさんが選ばれてましたので見に行きました。

 

会場は2階。

1階はクラッセ・ド・タケ展ってのをやってたんですけど、とくに好みな作品の感じがしなかったので見てません、すいません。

 

「第49回 現代童画展・受賞作家展」ですけど、定期的に開催されている作品展は丁子紅子さんや戸井田しづこさんら、いろんなところで作品を拝見する作家さんが参加されていますが、今回の受賞作家展で知ってるのはむらいゆうこさんだけ。

 

ということでむらいさんの作品をどうぞ。

 

左の方。

右の猫もかわいい。

 

出展作品はリンク先で(小さいけど)見られます。ご関心あらばどうぞ。

5日(日)までです。

 

次はここから歩いていけるところ。

日比谷図書文化館です。

 

鋭角的な建物。

 

これです。

 

「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸x東京」

 

しりあがりさん、前から冨嶽三十六景のパロディ絵画を制作されてましたが、新作も加えた集大成的な展示です。

 

それもあって展示作品はほぼすべてが葛飾北斎なんですけど、新作が日比谷図書文化館が所蔵してる歌川広重ののパロディなもので上のキービジュアルは広重というね。

 

北斎の肖像画と、しりあがりさんの「自画像」。

 

以下、いくつかご紹介します。現地にはもっともっともっとありますよ。

一応「説明」しておくと、大波をこどもが銭湯でざっぷーんしてるところに。

 

原画は真ん中。飛んでく雁かなんかを指差してる女房たち。それを左はUFOによるアブダクション、右はサンタに。

 

原画ででっかい木から板を切り出してるのを横向きに切ってるようにして、曰く美女切断のマジック。

 

どこぞの座敷に集まって富士見学してる原画に対して、しりあがり版では全員自撮りに夢中。タブレットを持ってる人がいるところがニクいところです。

 

これすごいなと思ったんですが、原画で2艘の舟が重なって描かれてるのを巨大ロボット(デザインは昭和中期レベル)の腕にみたてるという力技です。

 

あとこれな。原画は食事の用意をしてるんですが、それをボヘミア〜ンに転調。ご丁寧に背後の暖簾もバンド名に。

 

広重もひとつどうぞ。

 

うむ、憲法記念日の投稿っぽくなったぞ。

 

原画はこれです。

 

霞ヶ関は霞ヶ関なんですよね。しかし当時は海が見えたのか、霞ヶ関から。

 

こうやって大量に見ていると、しりあがりさんの解釈というかパロディアイデアの秀逸さはもちろんなんですけど、原画である北斎や広重の作品の見事なことに改めて驚かされます。

 

絵にしている題材もなんですけど、構図や細部の描き込みや、逆に大胆な画面の省略や、こういうのって「天才」としか形容できないなって思いましたよ。

 

非常に面白い展示なのでお暇があればぜひご覧ください。

大人500円です。

6月23日(日)までやってます。

 

なお、私だけかもしれませんが、入場券の券売機の使い方がわからなくて機械の前で5分ばかり葛藤&格闘しましたので、そこから得られた知見をご披露しておきますと、「発券のボタンは機械の上の方にあるぞ!」。

お金を入れたら表示が始まる下の方の液晶画面は発券には関係ないから!

 

あらいい天気。

 

この先に日比谷野音があるんですけど、明日5月4日は八十八ヶ所巡礼じゃないか。今いちばんライブを見たいバンド(といいつつチケット争奪戦に参加してないというね、、、いや次こそ)。

 

日比谷公園が120周年だそうです。その割に木を軒並み伐採するとか言ってて、この国はつくづく長寿のものを大事にしませんなあ。

 

奥にツンツンとんがってるのが見えますが、アート作品「花のハンモック」です。花壇の上に網がかけてあってごろごろできます。他にもいろいろ園内にあるそうです。

 

バラがそうとう咲いてました。

 

 

 

 

 

突如あらわれる裸女。ヘイタクシー。

 

しかしバラっていい匂いしますね。

 

ペニンシュラ!

 

地下に潜って都営三田線で神保町に参ります。

 

この写真を見せても仕方ないんですけど、明治大学 米沢嘉博記念図書館の「マンガに耳を澄ましてー 音楽マンガ展」の第3楽章:クラシックに展示替えされてるので再訪しました。

 

そしたら撮影OKの作品は据え置きだったのです。なので写真なし。

 

クラシックだから「のだめ」とか「ピアノの森」とかだなと思って行ってみたら、「Toy」はあるわ「GO AHEAD」はあるわ、1/3は非クラシック音楽でした(「ピアノの森」はないし…)。

こういうゆるいシバリはいいですね(笑)

 

 

こないだ来た時に改修工事の仕上げ段階に入っていた錦華公園はすっかり完成してました。家族連れでぎゅうぎゅうになってましたので写真はナシで。

 

あ、丸香、ゴールデンウィークはお休みかー。

讃岐うどんのお店で、だいたい午後2時くらいには麺がなくなって閉店する人気店です。

 

 

また地下に戻って、都営新宿線そのまま京王線で初台へ。

 

Zaroffです。

村上仁美、森天飛 二人展「焔の寓話」

 

 

なんと珍しく撮影可。「珍しいですね」と申し上げると「私たちのはOKですよ」と村上さん(たぶん)。

会場にはお二人ともいらして、なんと私、森さんが女性って知らなかったです、びっくりしました。

 

だいたい裸女の鉛筆画ですからね。男だとばかり…。

 

村上さんはやはり女性の体が植物と融合していましたが、本展の見どころはこちら。

 

きっしょく悪いチェスの駒。

 

これ、ばら売りなんですよ。(フルセットでもオーダーは可能との)

王は王っぽいけど女王は心臓? ビショップも心臓っぽいし、ナイトはこれ馬じゃなくて犬だろ、とか。

 

今日はこれまた珍しく女子高生みたいな2人組も見に来てました。

 

11日(土)までです。

 

では新宿駅まで歩いて本日のギャラリー巡りは完了です。

 

緑道の花。

 


空豆。

 

じゃがいも。

 

花壇というより家庭菜園。

 

名前知らんけどよく咲いてる、あんまり和を感じないハイカラな花(と向こうにバラ)。

 

都庁です。

いや都庁が珍しかったわけではなくて、ちょっと寄ります。

 

今、こんなところを旅客機が飛ぶんですね。

とっても911なイメージがあって、あの時の何が起きてるんだかわからない、なんともいえない感情がフラッシュバックしてくる気がします。

 

これもオリンピックの落とし子かな。

 

 

はい、本日は以上です。

明日は横浜方面に行くか東京方面に行くかまだ決めてませんが、どっちかです。

 

ではまた明日!

バイバイ

 

 

ところで「変人たちのサラダボウル」の最新回がものすごい低レベルなしろものだったんですけど! 作画が、力尽きた、誤魔化せ、っていうレベルなのもなんですけど、Bパートの転売ヤーの話、「転売ヤーとは」って説明だけで終わったんですけど。中身も表現と同レベルに非道い。あと1回で切る気がします。(この短文に「レベル」が3回も出てくる…)