ギャラリー巡り(大漁)プラスゴジラ。 | heliumvoice-表

ギャラリー巡り(大漁)プラスゴジラ。

週の真ん中が春分の日だったこともあって有給を取ってました。

で、金曜にこちらの映画を観に行きました。

 

「ゴジラ-1.0」。

私実はゴジラってちゃんと劇場で観たの「シン・ゴジラ」だけなんです。であれは庵野さんだから観たので、この「-1.0」は別にいいかなと思ってて、加えて山崎監督のフィルモグラフィを見たらたぶん合わないだろうなと思って、さらに公開後の各氏の感想・批評を見てるとこれは見ない方が良さそうだと思ってたんですが、アカデミー賞取るし、その後の監督インタビューを見たり読んだりして、やっぱり特撮はIMAXで観ないとあかんよなと思って観てきました。平日昼間なので私も含めてお年寄りが多かったです(笑)

映画は、銀座のシークエンスはすごく良かったです。でも最初と最後の特撮シーンはすごく物足りなかったです。ひゅーまんどらまの方は誰にも感情移入できなくてかなりつらかったです。

残念ながらそれほど面白い作品とは思えなかったので独立した投稿にはせずにここに紛れ込ませました。

 

 

はい、ではギャラリーでございます。駆け足で多くの会場を巡りました。

 

まず恵比寿。

LIBRAIRIE6/シス書店です。

 

網代幸介「アジロの地下都市」展

 

反射がひどくてキービジュアルがよく見えないと思いますが、タッチの感じはナイーブアートというかアールブリュットというか、いやきっとしっかりした技術に裏付けられた児画的なもの、みたいなことな気がするんですけど、とぼけた味の表情をたたえた珍奇なクリーチャーが画面にひしめいております。

 

これはギャラリーサイトの画像のスクリーンショット(部分)ですけど、まあ、こんなヤツがうじょうじょいます。かわいい、んですよね。

 

でもこれが立体化された人形が中央に飾られてたんですけど、これはなんかちょっと禍々しいというか。さらにこの人形を使ったモノクロのストップモーションアニメ作品も上映されてまして、こ、怖いんですけど。

 

でもみなさんこのアニメも「かわいいねー」と言いながら鑑賞なさるんだそうです。

 

明日24日(日)が最終日です。

 

 

次は渋谷。

もちろん歩きますけど、もう渋谷区ふれあい植物センターには寄りません。

 

いつもあまり通らない路地を歩いてみる。

 

そしたらこんな建物に遭遇。

SHIBUYA BRIDGEというオフィスビル(ビルというか……)。

Wikipediaによると廃線となった東横線の高架の再利用物件だそうです。それでこんなみてくれなんだ。まあなんかおしゃれっぽくっていいんじゃないでーすかー。

 

向かうはヒカリエ。

Bunkamura Gallery 8/です。

金子國義さん、やってたんですよ、ついこないだ気づいてあわててやってきたしだいです。

 

「金子國義展 2024 珠玉のエレガンス」

 

とくに全体をおおうテーマはなかったと思います。ドローイングから油彩、関連グッズまで幅広い展示でした。

 

おお、インモラル!

 

鳥居みゆきみある。

 

ペン画もいいなー。

 

この1作だけトーンというか色相が違ってました。

 

いやまあしかし男性もかっこいいし女性もかっこいい、なにもかも全部がかっこいいです。定期的に開催してほしいです。

 

25日(月)までです。

 

 

次は青山方面に歩きましょう。

 

ふと、青山ブックセンターでなんかやってないかなって思って行ってみました。

そしたらこういうのやってました。

 

中山七里「ヒポクラテス」シリーズ10周年記念 遠藤拓人挿絵展

 

繊細なペン画が中心で、シンボリックなオブジェがいろいろ描かれてました。

 

 

この絵が一番かっこいいって思ったんですけど、テーマは木乃伊とか。

 

私は原作の方も読んだことないのでちょっとピンときてないんですけど、4月2日(火)までやってますので、本を探しにきたり、眺めにいらした際にはギャラリースペースにもぜひ。

 

しかしいまだに青山ブックセンター(昔はABCって略してたもんです。いまだとABC行く?って言ったらスニーカー買いに行くシチュエーションですよね)に入ると見たこともないようなきらびやかな本がいっぱい並んでてドキドキします。

 

 

久しぶりにpixiv WAEN Galleryに参りましょう。

 

なつめえり個展「Fleurir」

 

かわいい。

 

かわいい。

 

かわいい。

 

おー、かわいい。

 

まあ、語彙、なくてもいいですよね?

 

4月3日(水)までです。

 

 

次はギャラリールモンド。

 

真史奈 個展「VENUS EYE」

 

どういうんでしょうね。

イラストだけど絵画っぽくて人物は漫画みたいで。

 

楽器を持った作品には惹かれます。

 

この作品が一番好きでした。

このツインテールが私にはシレーヌの翼に見えたのです。

令和のシレーヌ。血まみれでも君は美しい。

 

これはジークレー。

 

コーセーだったかな、どこかのメーカーの化粧品ブランドのビジュアル。

 

明日24日(日)が最終日です。

 

 

次は京橋方面。

 

恒松正敏 未発表ドローイング

 

ツネマツマサトシ、私らの世代にとってはギターヒーローのひとりです。Frictionに在籍してて、その後はE.D.P.S.とソロ。ギターの音がソリッドでかっちょいーんですよほんと。

 

自身のアルバムジャケットの装画を手がけたりして、その頃から画才を発揮されていましたが、個展を拝見するのは初めてです。

 

 

 

 

舌裂け女。

 

私はこの作品が一番好きでした。

 

4月6日(土)までやってます。

会場はギャラリー椿(GALLERY TSUBAKI)なんですが、小部屋の方のGT2での開催です。

 

次はこちら。

 

スパンアートギャラリー、古川沙織個展「Mistress Alice」

 

このタイトルチューンの作品がやはり一番いいですね。しかしアリスはほんとどこにでも現れる。

 

 

 

久しぶりの個展かと思いますが、今回やけに全裸の作品が多かったように思いました。他の作品があんまりアリスっぽくないものなんか良かったです。

 

26日(火)までです。

 

そんで次は丸善ギャラリーで開催中の山田章博原画展に向かったんですが、サイン会の真っ最中で会場に入れなかったのですごすごと来た道を戻りました。もっとしっかり検索しておくんだった。26日(火)までやってますので、月曜の放課後がラストチャンスかな。

 

気を取り直して次の東日本橋に向かいます。歩け歩け。

 

昔の逓信博物館の裏手、日本橋の方に流れていく川のほとりの常盤橋公園。

 

常盤橋。盤の字が違いますね。

 

東京駅方向。

 

逆方向。

 

いっかげつほど前に薬研堀不動院からこっちに来た道を今日は逆にたどります。

 

会場はギャラリーTK2。

 

松葉みすず「あこがれと赤色」

 

このDMを見て「見なきゃ」と思ったんですが、確かにこの作品は良いのですが、全体的にはあまりピンときませんでした。この作品が突出して良いと思いましたし、これをキービジュアルにもってきた作家さん、ギャラリーの人は確かだなと思いました。

 

明日24日(日)までです。

他に抽象画などの個展をやってる部屋もありました。

 

 

あと、ねこの引出しにもすっごいひさしぶりに来ました。

猫専門店です=^^=

今、「春展」としていろんな猫作家さんの絵とグッズ展をやってまして、その中に昔知ってたアーティストさんと同じ名前の人がいたのでもしかしたらと思って見に行ったというわけなんですけど、全然別人でした。

「春展」は明日24日(日)までです。

 

 

次は信濃町に行きたいので、今日は流石に秋葉原まで歩くのはパスして浅草橋から総武線各駅停車に乗ります。

 

その際に神田川を渡りました。

 

橋がある。

 

柳橋。

 

左右に流れるのが隅田川。

下から合流しにいってるのが神田川。

 

神田川上流方向。

今日はあんまり天気がよろしくなかったんですが、屋形船が何艘か準備を進めてました。芸者さんがスタンバったりしてましたよ。

 

さ、信濃町です。

 

Artcomplex Center of Tokyo。

 

ACT1 万翔葉 個展「黄昏に棲む夢」

展示作品の半分は新作で、遊園地で遊ぶカップルでそれぞれに1種類の花が大きく描かれてるというもの。なので個展タイトルの意味がいまいち呑み込めないんですが、作品そのものはすごく淡い色彩で静かな情景が描かれていてとても良かったです。

会場の残り半分は昨年制作のひな祭りシリーズなど。あと、新作の下絵も一角にまとめて展示してあったのが良かったです。

 

ACT2 金澤洋輝 個展「線を辿る」

ちまちま系の作家さんで、こないだの細密画にも参加されてました。↑のDMのビジュアルも「部分」です。いろんなモチーフが組み合わさって、まるでアンチンボルドみたいに別のものを構成してる、みたいな大画面の作品がやっぱ迫力です。鰐とか、すごい。設計図どうしてるんだろう、って。

 

ACT3 柚璃波・神優 2人展「Aimable」

柚璃波さんはウッドバーニングの方。なので作品は基本モノトーンです。きれいに濃淡って出せるもんなんですね。

神優さんはとっても淡い色彩で少女と花を描く方でした。

 

ACT4 ヤマダ チカ 個展「飛び魚がみる夢」

今週はみんな夢をみてるな。今回は女子高生の巨大さをアピールした作品はほとんどなくなって、等身大?の彼女たちの内側ってけっこうわかんないよねー、みたいな作品だったような気がしないでもないです。こちらもアンチンボルド的にいろんなものの寄せ集めでできた帽子、ないし鬘をかぶった女子高生の肖像というのがありまして、ねっとりしてそうで俺はかぶりたくないなあと思いました。

 

ACT5 「視線6」

基本は「顔」の絵です。「不適切」のマッチングアプリに登録された、誇張しすぎた自撮り、みたいな顔が目についた気がしたのは、それを朝のうちに見てからここに来たせいかもしれません。ベロニカさんの安定感がすごいね。

 

以上5部屋、すべて明日24日(日)が最終日です。

 

 

次がラストです。

 

佐藤美術館。

こないだ五美大展を見たばっかりではありますが、「武蔵野美術大学大学院修士課程 日本画コース修了制作展」と銘打たれたら行っちゃいます。

 

いくつか作品をどうぞ。

 

これは最上階(5階)にあった立体作品など。

 

オウ テンテンさん。

 

樫山詩歩さん。

 

吉田紋さん。左の作品、五美大展でも写真撮ったな。

 

美術館はライティングが独特で絵全体を均等に写すのはもう無理ー。

 

大学の修了制作展なので入場無料が嬉しいです。

明日24日(日)が最終日です。

 

で、佐藤美術館ですが、次は名古屋芸大日本画コース選抜展、続いて多摩美の日本画の「二年生展」が企画されてます(スケジュール)。こちらも楽しみです。

 

 

というわけで本日は以上です。

いつもながら写真が多くてすいません。実はこれでもだいぶスきました。

 

 

明日なんですけど、マンションの用事があって遠出できないので、三ツ池公園の桜でも狩ってこようかと思います。天気が悪くならないことを祈祷しております。

 

 

ではまた、明日!

バイバイ