映画初め:窓ぎわのトットちゃん | heliumvoice-表

映画初め:窓ぎわのトットちゃん

あけましておめでとうございます。

テレビも面白くないので(知ってただろうに)、映画を観てきました。

1日なので割安料金なのです。

まあ、還暦を過ぎた私にはいつもと同じ値段なんですけどね。

 

 

観たのは「窓ぎわのトットちゃん」です。

 

劇場は川崎のチネチッタ。

 

もともとは別に観なきゃって思ってた作品ではぜんぜんなかったんですが、町山智浩さんの解説を読んじゃって、これはやっぱ見とかんといかんなと思ってたところに暇な元日が訪れたというわけです。

 

 

感想は、「面白かった」です。

僕らね、やっぱね、優しくないといけないですよ。

優しく、でもいいし、親切、でもいいんですけど、受け入れるとか共存するとかいうことを考えて全力で実践しないと、やすやすと他人を排斥し、狂った社会に飲み込まれちゃいますよ、みたいなことです。

 

絵として気になるのはこどもらの唇が赤々としていてまぶたも赤いところなんですけど、これは事前に注意喚起されてたので「コレハ気ニシナイノダ」と思いながら観られて問題ナシです。

 

あと校長先生が役所広司、父親が小栗旬、母親が杏、学園教師が滝沢カレンというタレント声優陣が不安(とくに……)だったんですが、こちらも問題ナシでした。また、主役の黒柳徹子(少女時代)をCVした大野りりあなは現在7歳と本当に子役なのに、しっかりした演技をしてました。

 

上映時間が約2時間と、ちょっと長くないか、って観る前は思ってたんですが、なんのなんのあっという間でしたし、ここをもうちょっとツマんで、みたいに思うシーンもなかったです。

 

アニメも、とても丁寧に作画されていたと思います。

子どもらしい体の動きがちゃんと考えられていると思いました。反面、表情については、ちょっと誇張しすぎてないかって思うとことはありました。

 

子どもらしい、想像が暴走しちゃうシーンが何回か入るのもよかったです。「この世界」でも妄想シーン、ありましたよね。

 

この映画で最大の事件が起きた後に、町をさまようトットちゃんが描かれるんですが、出征の万歳行列や男の子たちの兵隊ごっこの間をさまようように歩いてて、社会全体がそっちの方向にぐずぐずと崩れていっているさまがあからさまに描き出されるんですけど、「未来世紀ブラジル」の悪夢感を感じたし、それこそ「ねじ式」世界のようでもありました。

 

 

 

で、映画を観終わって、近くのDICEの上にあるTSUTAYAに行ってたんですね。ここって首都圏でもう数カ所しか残っていないCDレンタルを店頭でやってる店舗なんです。そんでHoneyWorksさんのCD、どれがいいかなーなんて床に膝をついてチェックしてたら、突然体幹がぐらぐらってして、体の平衡を保てなくなったんですよ。コロナの症状が急性で出てきたのか!?!?と思って、やべーすぐ帰ろう、もしコロナだったらさっきの映画館にいた人たちに迷惑かけちゃうなーって思ってエスカレータに急いでたところ、他のお客さんもざわざわしてるのでツイッターを見たら能登半島で大地震が起きてました。

 

いや、川崎があんなに揺れるってどんだけでかかったんだって話です。

今午後6時なんですが、まだテレビは全局地震情報をやってます。

現地の方々の被害が大きくないこと、大きくならないことを祈ってます。

 

なんて元旦だ!

 

 

本日は以上です。

ではまた明日です。

バイバイ