平日ギャラリー:戦下の外地 | heliumvoice-表

平日ギャラリー:戦下の外地

お昼休みに徒歩圏にあるJCIIフォトサロンに写真展を見に行ってきました。

 

「写された外地」

 

1930年代から40年際初頭、日中戦争は開戦されていて、太平洋方面でも真珠湾での開戦から少し立ったあたりまでの「外地」、すなわち満州、朝鮮からそこら近辺の露西亜の、暮らしを中心に撮影されたものです。

 

撮影したのは吉田謙吉、名取洋之助、鈴木八郎、桑原甲子雄、林 謙一、赤羽末吉の6名。

 

3名が1階のフォトサロン、3名が地下のクラブ25に展示されています。

 

リンク先に少し作品が掲載されてますのでご覧いただければと思いますが、戦争の写真ではないです。兵隊らしき人物は(ほとんど)写ってませんし、そもそも日本人はほとんど写されてない。戦争とか占領とかの中でも、生活を営んでいる人々の姿、ということだと思います。

 

でもやっぱり、戦争というのはこういう当たり前の暮らしを奪っていったのだろうなあと、描かれていないところにまで思いをはせてしまいますわな、現在の世界のこの有り様を思うと。

 

24日(日)までやっております。

 

展示全作品を収録した写真集があるんですけど、普段は1会場開催で1,000円なんですが、今回は2会場なのでそのまま2,000円になってました。

 

 

これだけだとちょっとさびしいので銀杏の黄葉をどうぞ。

半蔵門公園の千鳥ヶ淵側交差点の交番の前の銀杏です。

 

 

 

本日は以上です。

ではまた週末に!

バイバイ