「岡崎京子の仕事集」を買いました | heliumvoice-表

「岡崎京子の仕事集」を買いました

$heliumvoice-表-「岡崎京子の仕事集」

「岡崎京子の仕事集」、文藝春秋から今月発売です。
増渕俊之氏編による作品解説や単行本未収録作品のつどいです。

店頭でぱらぱらっとした印象ではちょっと「薄い」感じもしたんですが、巻末に弟さんの一文が納められていましてね。それを斜め読みしたらもう矢も盾もたまらずレジに走っておりました。

「岡崎京子」の名前がかぶさっていると、「所有」欲にかられてしまうのです。

あなーたはー、わーたーしのー、せーいーしゅんー、そのものー、ですから、岡崎さん。
大事にゆっくり時間をかけて読んで行きたいと思います。
読後感は書かないんじゃないかな。
「ふー」「以上」って感じだと思いますので。

ところで弟さん、理容店を継いでらっしゃるとのこと。でもお店は移転してますよね?
事故後に下北に行ってみたんですが、確かお店はその時なくなってたと思いました。
ま、ともあれ、まだ下北で続けてらっしゃるとのことですので、ミーハー的に行ってみようかななどと思ったりしましたことです。


実のところ、店頭には、「ヘルター・スケルター」需要にかこつけて上梓されたとおぼしきもう一冊の御本「岡崎京子の研究」(ばるぼら著)というのもありまして、やはり今月出てるんですけどね。
かなり偏執的に岡崎京子さんの活動をつぶさに記録している本とのことで、こちらも早晩買うことになるとは思いますが、今日のところは「仕事集」にしました。


上で「かこつけて」って書きましたけど、悪い意味で使ったわけではありませんので念のため。
さいわい沢尻エリカなどという「お騒がせ女優」が主役を張ってくれたおかげで、映画「ヘルター・スケルター」は必要以上にワイドショー的にはもてはやされるでしょうから、平素に比べれば「岡崎本」を出しやすい環境になったわけで、そこを目がけて、増渕氏にしろ、ばるぼら氏にしろ、潮目が来た、ということで出されたわけで。
出していただいて、こちらも大変に嬉しい状態になっているわけですから、もうエリカ様々なのであります。

映画は、いやー、ちょっとうーん、観には行かないと思います……。
岡崎さんの漫画が、生身の役者によって演じられるということにとりたてて関心がないものですから。

てなわけで、そんな連休でした。

ではte