離島・へき地医療 看護師の生活 -6ページ目

離島・へき地医療 看護師の生活

離島や僻地では、医療従事者が少ないという問題を解決するために、いろいろな対策が行われています。

日本最北の島、礼文島(れぶんちょう)にある礼文町国民健康保険船泊診療所は、名称は診療所ですが、島の中核病院として有床、内科と外科を持つ島唯一の病院です。北海道の稚内市からはフェリーで結ばれ、町民のほとんどが漁業関係者。ちなみにこの病院の看護師求人では、26万円から42万円の月給に加え、1年ごとに勤務報奨金も受取れる待遇があります。

東北では秋田県の看護師不足は慢性的です。全国的にも少なさが目立っており、自然と全国平均よりも給与が3万円ほどアップ、また賞与もやはり3万円以上多く受取れる、というデータがあります。秋田県の地方ではより看護師不足が深刻であり、医師の確保同様、病院は患者は増加しているにもかかわらず、医師と看護師が確保できないため、高給にて求人をだしているのです。

以上は北日本の2件の例を挙げたものです。離島や僻地は医師や看護師が少ない理由として、「急患があるため、休めない」「休みがあっても、リフレッシュできるところがない」などの条件があるのです。

逆にいえば、こうした場所では「出費のしようがないため、貯蓄ができる」という利点もあります。特に1年から3年働けばそのつど30万円、50万円と報奨金が受取れる場合、離島で僻地でしっかりと貯蓄をして、数年で次のステップへ…と移ることも可能になります。

もちろん、こうした場所を好んで長く定住していく医師や看護師を、各自治体は望んでいます。釣りが趣味、サーフィンが好き、写真愛好家…そういった医師や看護師ならば、こうした場所で過ごすことも人生の喜びを感じるはず。ですが、実際には医療環境の古さやスキルアップできないのでは…といった問題が一番ネックになっています。