今年からE3が(E3 Summitに)生まれ変わった,というのはもはや多くの読者がご存じだろうが,実際に取材をする我々スタッフにとって,FF14 RMT,「これまで培ってきたE3取材のノウハウがどこまで通用するのか」というのは,取材当日まで不安の種となっていた。そしてE3 Summit初日,その最初のアポイントメントがNCsoft。いきなり我ら取材陣の前にコスプレ姿のRichard Garriott(リチャード?ギャリオット)氏が現れ,我々の不安を忘れさせてくれたのだが,その詳細はに譲ろう。  まずお伝えしておきたいのは,広い会場を歩き回って,足で記事ネタを拾っていた従来のE3と違って,E3 Summitでは,こういった“アポもの”の取材が中心になる,ということ。NCsoftの“次期主力MMORPG”として,ずいぶん前から多くの期待が寄せられてきたも,2006年のE3やG★でプレイアブル展示されていたというのに,E3 Summitにおけるエキスポエリアに相当する「Barker Hangar」のNCsoftブースには,影も形もなかった(というか,しか展示されていなかった)。 確かに韓国や日本でこそ「Aion」の注目度は高いが,アメリカでは,まだまだこれからのタイトルだ。冒頭に書いたようにミーティングスペースでAionを見せてもらったものの,海外のメディアとの合同の場で,「そもそもAionとはどんなゲームなのか」という基本的な部分を主に紹介してもらうだけで,時間いっぱいとなってしまった。 そのため,Aionの情報を追い続けているコアなファンには物足りないかもしれないが,今回初めて分かった情報も織り交ぜながら,E3での本作紹介をお伝えしよう。 NCsoftのQuality Assurance Lead,Brian Knox氏 Aionは,リネージュシリーズでMMORPG界に確固たる地位を築いたNCsoftが,に続く主力タイトルとして開発中のファンタジーMMORPGだ。対人戦に重点が置かれており,天族と魔族とが,終わりなき戦争を続けているという世界設定になっている。プレイヤーが選べるこの2族とは別に,龍族なるNPC勢力もあり,それが,優勢な勢力の敵に回ることでバランスがとられている……というのは,これまでの記事でもお伝えしたとおりである。 ちょっと驚いたのが,この世界は大きく上下に分かれている……のはいいとして,上側が魔族,DQ10 RMT,下側が天族の領域だったこと
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