以前も前橋地方裁判所でも職員が逮捕されて、前橋地裁で裁かれることがあったが、今回は福島地方裁判所郡山支部の職員が逮捕された。
スカートの中にスマホを入れて盗撮するという、かなりしょうもない、よくある事件の容疑者となった。
福島地裁郡山支部
〒963-8876 福島県郡山市麓山1丁目2−26
いつもだいたいここで信号待ちをさせられる。
福島地裁・主任書記官逮捕 裁判所「厳正に対処」コメント発表・福島
■福島地方裁判所加藤亮所長
「職員が逮捕されたことについては誠に遺憾。捜査機関の捜査結果を踏まえ、さらに事実関係を調査したうえ、厳正に対処していきたい」
会津若松警察署は4日、県の迷惑行為等防止条例違反の疑いで、福島地方裁判所郡山支部の職員・今野城樹容疑者を逮捕しました。
今野容疑者は、容疑を認めています。
裁判官が逮捕され、裁判にかけられる場合、裁判官が裁判官を裁くのは公正ではないということで国会に裁判官弾劾裁判所というものがある。
衆議院と参議院からこの弾劾裁判官が選ばれ、国会議員が裁判官となる制度であり、三権分立に沿ってこのような仕組みがある。
そして検察官の役割をするのは、裁判官訴追委員会の委員で、これも国会議員から選任される。
裁く裁判官も、検察役の訴追委員も、双方とも国会議員から選ばれるので、これはこれで私は問題があるとは思うが、それよりももっと問題があるのは、今回のように、裁判官ではなく、裁判所職員が裁判にかけられるケースだ。職員は裁判官ではないので、通常の裁判と同じになる。
事件ではまだ容疑者であるので、司法の段階には至っていないが、そのうち裁判になるだろう。その際、この容疑者が郡山周辺で事件を起こした場合は、福島地裁郡山支部で裁判が行われることとなり、自分の職場で、自らの上司や部下のような立場の裁判官に判決が下されるわけだ。今回の事件は会津若松で行われたので会津若松支部でなされると思うが、郡山の場合は職場裁判になる。
これはどう考えてもおかしいわけで、裁判官が国会で裁かれるのと同じく裁判所職員も国会で裁かれるべきではないかと思う。
そして最後に、どうして社会面の四コマ漫画はいつもつまらないのか。