【ケア編】「あなただけが暑いわけじゃない」なんてことを言ってるからよ | 国政報告 おおさか佳巨 宮城県と福島県での生活

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悪さしながら男なら 粋で優しい馬鹿でいろ

宮城県宮城郡松島町。

 

 

14時49分現在、松島町の気温は摂氏30度C、絶対温度にして303ケルビンであった。宇宙空間に比べると300度熱いが、ビッグバン直後に比べたら999兆9999億9999万9970度も冷たいからまあいっか。

 

いやよくないわ。

 

宮城県や福島県の過去の天気では昭和55年くらいでは、気温が29度に達したことは夏のうちに一日あるかないかのようで、もはや灼熱時代。

 

西日本から東北に観光に来た人は、

「東北だから涼しい」と思っている人が多いが、

もはやそんな時代ではない。
 

 

そんな中、「もう暑くてやる気がしない」と言ったら、とある若者は「それはみんな(誰もが)そうですよ」と言ってきた。

 

よくそういう言い方を使う人が多々いるのだが、その言葉の意味は、

「誰もが暑いと思っていて我慢している。だからあなたも我慢しなさい」という意味なのだろう。

 

暑さに限らず、この言葉、よく聞く。

「あなたに限らずみんなそうなんだよ」と。

 

ハッキリ言って、この言葉

バカじゃないか?

と思う。
 

みんな我慢しているんだから、あなたも我慢せよ、

なんてのは、なんの解決にもならない。むしろ人々や社会をダメにする風潮をまき散らしているだけだ。

 

そして相手に対する思いやりのかけらもない言葉だ。

 

おそらくこうした若者は、幼少の頃から親や教師にそう言われてきたから、思わず言ってしまうのだろうが、

 

そうやってみんなで我慢して、みんなが焼け死んだらどうなるのか。

 

みんなそうだからなんて発想は、全員が自滅する手段でしかない。

 

そんなことよりも、どうやってこの暑さをしのぎ、労働者がより快適に仕事をすることができるのかを考えるべきであって、そうでなければ物事は改善したり、発展したり、新たな技術が発明されたりしない。

 

昔は、運動部の部活の練習で水を飲むなと言われていたのか、いまや水を飲めと推奨されている。あの当時は、もしも水が飲みたいと練習中に言ったならば、

 

あんただけがそう思ってるんじゃない、みんな我慢しているんだ

 

 

と言われたんだろう。そこで熱中症で倒れる者がたくさん出た。

 

それで誰かが、水を飲まないのはおかしいと唱えたところから、改善されたわけだ。

 

黙って、周りと合わせているだけでは、物事は解決しない。

 

「そうなっているんだからしょうがない」だとか、

「それはルールだから我慢しろ」などと言うのは、まったくもって理屈として成り立っていないことに気づくべきである。

 

 

 
ということをぐだぐだと述べたのでさらに熱くなった。
 
ところでアッツ島はいつも寒い。サムイ島はいつも暑い。