【公正編】なぜ香典を配る政治家が後を絶たないか | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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悪さしながら男なら 粋で優しい馬鹿でいろ

堀井学衆院議員に強制捜査 公選法違反疑い 堀井氏は自民党離党

 

選挙区内の男性「妻参列も香典は議員名義」

堀井議員の選挙区内に住み、去年母親の葬儀で喪主を務めた男性がNHKの取材に応じ、堀井議員ではなく妻が参列したが、受け取った香典は議員本人の名義だったと証言しました。

男性によりますと、去年執り行われた母親の告別式に、堀井議員の妻が参列しました。

しかし、受け取った香典を記録した帳簿には、堀井議員の名義で1万円の香典を受け取ったと記されていたということです。

 

 

私も通夜・葬儀に代議士の代理として先行して参列したことはあったが、必ずその当日に本人を会場に越させるということをやった。したがって、このような容疑にかかることは一つもなかった。しかし、なんでこんな仕事ばかりしなきゃならんのかという思いはある。

 

それは有権者が求めるからである。もちろんそんなことを求めない有権者の方が圧倒的に多いのだが、そういう人たちは国会議員とのつながりはなく、あるいは身内が亡くなっても黙っていたりする。

 

政治家は選挙区内の有権者との結びつきを求めるために、葬儀屋の社員を秘書にしてまで、選挙区内の訃報を調べて、通夜・葬儀に出たがるのである。

 

有権者の側は、そういう政治家の行動に対して「あの先生はマメだねえ」などと褒めたりする人もいる。田舎には多い。

 

東京にいるときはそんなことを言う人は稀だったが、福島県に引っ越して郡山ではその話を結構聞く。誰とは言わないが引退した増子輝彦元参議院議員のことだ。とにかく葬儀にはめちゃくちゃ回っていたとのことらしい。東京17区では平沢勝栄衆議院議員がこれを徹底している。もちろん本人が参列しているので違法性はないのだろうが、そんなことばかりやっているのが政治活動と呼べるのか。

 

こうしたことに時間とお金を取られるわけだ。政治とカネ問題で「政治にはお金がかかるからしょうがない」という根本には、こうした「付き合い優先のどぶ板作業」があるからだ。

 

だから政策はほとんど官僚が決める。政治家は国民の意見を聞いて政策に反映するのが本来であるが、こうした顔出し作業に労力と政治資金を割いている。そして政策は官僚に丸投げしてきた。全くバカげていないか?

 

しかし、こうしないと支持される票が得られないというのが現実のところだ。

 

こうしたブログで理念や政策を書き続けても、参議院全国比例区の選挙で大坂佳巨は3635票が限界だったことがそれを物語っている。

 

逆に理念・政策まるでなしでも、葬儀に出て、町会の行事に出て、祭りに出て、朝起き会に出て、公園のラジオ体操に参加して、毎日毎日戸別訪問をして、へらへら笑っていれば当選する。そんなところに良い政治家が生まれるわけがないわな。