【公正編】政治資金パーティを禁止することは妥当か? | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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24日金曜日の政治改革特別委員会では、山下貴司委員が質疑。山下元法相は金田勝年法務大臣時代に「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案で政務官を務めた。金田大臣のしどろもどろ答弁を補佐し、法務行政には精通している。それは東京地検特捜部で政治家を捕まえる側にいたから論理性は確かである。

 

今度は、自民党衆議院議員として政治改革特別委員会での質疑を任されたのも当然のことだったかもしれない。そこで、立憲民主党の岡田克也幹事長や大串正樹議員がこのさなかに政治資金パーティを開くということを指摘した。彼らが悪いということを直接言わず、政治資金パーティは必要なものだという論を展開した。

 

立民に自公からツッコミ相次ぐ 政治資金パーティー全面禁止法案を出しつつ、岡田克也幹事長らは開催 衆院政治改革 ...

と報道されたことにより、岡田幹事長はパーティを中止、大串氏は開催するようである。

 

立憲案は政治資金パーティを禁止するというものであるが、これは憲法に抵触することであるし、政治資金パーティを名乗らずに会合を開いて会費を取り、余ったお金を寄付に替えてしまうことも可能であり、政治資金パーティを禁止するのはかなり問題があるとの指摘である。

 

それは一理あるだろう。今回の問題は、安倍派が政治資金パーティのノルマ以上売り上げた金額について、不記載にしてキックバックしていたことが問題となっており、キックバックそのものは違法でもない。隠れた裏金が問題なのであって、政治資金パーティそのものではないことに議論のスタートがあったことを思い出す必要があるだろうと思った。

 

そして昨日の政治改革特別委員会は、参考人質疑で、

谷口将紀(東京大学教授)

成田憲彦(駿河台大学名誉教授)

川上和久(麗澤大学教授)

平野貞夫(元参議院議員)

が出席して質疑がなされた。

 

●政治資金規正法の一部を改正する法律案(213国会衆13)

鈴木馨祐議員外5名(自由民主党)単独提出

法案

要綱

新旧

 

●政治資金規正法等の一部を改正する法律案(213国会衆14)

落合貴之議員外10名(立憲民主党、国民民主党、有志の会)共同提出

法案

要綱

新旧

 

●政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案(208国会衆48)

落合貴之議員外4名(立憲民主党)単独提出

法案

要綱

新旧

 

●政治資金パーティーの開催の禁止に関する法律案(213国会衆15)

落合貴之議員外7名(立憲民主党)単独提出

法案

要綱

 

●政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案(213国会衆16)

青柳仁士議員外1名(日本維新の会)単独提出

1.政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案(骨子).pdf
2.政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案法案.pdf
3.政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案新旧対照表.pdf
0.政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案(頭紙).pdf

 

【東北関係者で審査申し立てに出席してこない議員一覧】

●議員上杉謙太郎君(東北比例区選出・福島3区落選)に対する審査申立てに関する件

●議員亀岡偉民君(東北比例区選出・福島1区落選)に対する審査申立てに関する件

●議員菅家一郎君(東北比例区選出・福島4区落選)に対する審査申立てに関する件

●議員木村次郎君(青森3区選出)に対する審査申立てに関する件

●議員平沢勝栄君(福島高校卒)に対する審査申立てに関する件

●議員藤原崇君(岩手3区選出)に対する審査申立てに関する件

●議員吉野正芳君(福島5区選出)に対する審査申立てに関する件