【権威編】皇位継承は国民投票で決するという方法 | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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自由民主党は先月26日、「安定的な皇位継承の在り方に関する所見」を衆参両院議長に提出した。

 

安定的な皇位継承と皇族数確保 わが党所見を衆参両院議長に提出 | お知らせ | ニュース

 

 

 

所見は「秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない。そして、悠仁親王殿下の次代以降の皇位継承については、今後の経過を踏まえつつ、静謐(せいひつ)な環境の中で議論を深めていくべき」と明記。他方、皇室の現状を鑑みれば「皇族数の確保は正に喫緊の課題」だとして、「まずは皇位継承の問題とは切り離して速やかに方策を講じ、その先に安定的な皇位継承の道筋を見出していくべき」としました。

皇族数確保については、報告書に明記された「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する」と「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」の2案を妥当とし、「皇統に属する男系の男子を法律により直接皇族とする」案については、2案によっても皇族数が確保できなかった場合の方策として位置付けるべきとしました。

 

問題なのは、次の次である悠仁親王殿下が皇位を継いだ場合、皇族がいずれなくなる可能性がある。

※皇族とは皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃、女王(皇室典範第5条)

 

このことから女性天皇や女系天皇という案が小泉純一郎内閣の時代から出てきており、これに対して保守を名乗る面々からは、男系男子でなければならないという意見とぶつかり合っている。歴的経緯からすれば、男系男子を基本として、女性天皇もありうるという歴史がある。つまり男系男子から生まれた女性が天皇になったことはあるが、皇族の血統にない女性=後続に嫁入りした人が天皇になったことはないため、それはダメよというものである。これに対してジェンダーの世の中なんだからそんなのいいじゃんてな声も出てくる。

 

ただ、いずれにしろ、ここまで皇位の継承に対して国民が口を挟んだという歴史はないのでみな困っているのではないか。なにしろ今の憲法は「国民の総意」によって決まっているという建前なのであるから、国民が皇位に対して議論参加するのは当然のことである。自民党が提案したことは一つの意見であって、あとは国民が決めることであろう。したがって皇位の継承にあたっては国民投票で決すべきなのではないかと思う。国民投票で決めることによって、国民的な議論が起きるし、天皇主権でも内閣主権でもなく、国民主権であるのだから。

 

ただし、「君臨すれども統治せず」の天皇を決めることであるから、権力を誰にするかではなく、権威をどこに置くかという問題であるので、大統領選挙とは明らかに違う制度にしなければならないと考える。