本日の衆議院本会議は、
新議員紹介で、川内博史氏が前回の総選挙で落選したものの、長崎3区で落選し比例復活で当選していた立憲民主党の山田勝彦候補が同区の補欠選挙に立候補による辞職のため、川内氏が繰り上げ当選したことによる紹介。
長崎3区は次回の総選挙においては消滅する選挙区である。そこに補欠選挙をするのだから無駄なことをしているように思えるが、立憲民主党にとっては普段は勝てないこの選挙区で勝ちたいとしているのだろう。
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自民党が公認候補を立候補させなかったため、立憲と維新の戦いになっている。
次いで、議員宮澤博行君辞職の件は、宮澤氏はかねてより安倍派の政治資金キックバック問題でいろいろと暴露したが、最後は自分の女性問題を暴露された始末。結局辞職することとなったので、本会議では全会一致で了承された。
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なお、パパ活だったらしい。頂き少女に引っかかり、東海比例区では次点の候補者である森由起子氏が議席いただきとなった。宮澤氏は静岡3区で前回は立憲民主の候補者に敗北しての比例復活であった。
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次に、
日程第一 広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律の一部を改正する法律案(213国会閣12)が長坂康正国土交通委員長より報告され、
の通り、本会議でも賛成多数で可決した。反対したのはれいわ新選組のみ。
日程第二 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案(213国会閣30)は、星野剛士内閣委員長より報告され、
の通り、本会議でも全会一致で可決された。
日程第三 学校教育法の一部を改正する法律案(213国会閣35)は、田野瀬太道文部科学委員長より報告され、
の通り、本会議でも全会一致で可決された。
その後、井野俊郎議員より緊急動議が提出され、日程第四 衆議院規則の一部を改正する規則案(213国会規則1)が追加された。山口俊一議院運営委員長より内容が報告され、全会一致で可決した。
で述べた通り、いちいち議決に諮ることでもない。
最後に、グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)政府間機関の設立に関する条約の締結について承認を求めるの件(213国会条1)について、上川陽子外務大臣より趣旨説明があり、審議に入った。立憲・維新・共産の3会派から質疑があり、上川外相の他、齋藤健経済産業大臣、木原稔防衛大臣、林芳正内閣官房長官より答弁があった。
この条約は昨年12月14日、東京で署名された。
条約の内容は以下の通り。
要は、日本と英国とイタリアによる次期戦闘機の共同開発に関する条約である。先に法律で可決しているのが、統合作戦司令部・日独役務・日英伊による次期戦闘機共同開発のための法改正
である。法律は防衛に関するものであるが、条約は外務になる。
立憲民主は、なぜ日本独自でやらないのか、あるいは日米でやらないのかについて質問していたが、これは外務委員会や安全保障委員会での議論にもあった。上川外相は委員会においてすでに米国も承認しているし、英国とイタリアによる共同開発には意義があるとしていた。また、報道によればサウジアラビアやドイツも共同開発に参加を要望しているとのことである。詳細についてはまたどうせ、時間とともに態度や表現が変わっていくこともあるので、外務委員会での審査を待ちたい。