12 月 5 日(火)、第4回の農林水産委員会が開かれました。
競馬法の一部を改正する法律案(内閣提出第8号)
について、齋藤健農林水産大臣、礒崎陽輔農林水産副大臣、野中厚農林水産大臣政務官及び政府参考人に対し質疑を行い、質疑を終局しました。
【法案質疑】
●伊東良孝(自由民主党)委員長 9時 00分 01分
●斎藤洋明(自由民主党)委員 9時 01分 14分
●佐藤英道(公明党)理事 9時 15分 14分
●神谷裕(立憲民主党・市民クラブ)委員 9時 29分 29分
●山岡達丸(希望の党・無所属クラブ)委員 9時 58分 25分
●金子恵美(無所属の会)委員 10時 23分 17分
●田村貴昭(日本共産党)委員 10時 40分 16分
●串田誠一(日本維新の会)委員 10時 56分 10分
【附帯決議案提出】
●亀井亜紀子(立憲民主党・市民クラブ)委員 11時 06分 05分
【採決】
・採決を行った結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
賛成=自民、立憲、希望、公明、無会、共産、維新
反対=なし
【附帯決議案】
・鈴木憲和理事ほか5名(自民、立憲、希望、公明、無会、維新)から提出された附帯決議案について、亀井亜紀子委員(立憲)から趣旨説明を聴取しました。
・採決を行った結果、全会一致をもってこれを付することに決しました。
賛成=自民、立憲、希望、公明、無会、共産、維新
反対=なし
地方競馬の損失を中央競馬の売り上げで補う案です。全会一致で可決すべきものとなりました。
地方競馬が全体としては黒字化したものの、収益金を自治体に配分できているのは5主催者にとどまっていることから、中央競馬会から地方競馬に対する援助期間を延長するなどのものです。公営ギャンブルが廃れてパチンコが繁栄していますが、そこにカジノを加えてギャンブル制度を改めようとしている姿勢はうかがえます。この法案も午前中の農林水産委員会で決定したものを予断を許さずに午後に採決させています。
【法案質疑内容】
●斎藤洋明(自由民主党)委員 北陸信越比例区=新潟3区落
・地方競馬全国協会はなぜ必要なのか。
・地方競馬の経営状況を農林水産省はどのように考えているのか。
・地方競馬と中央競馬の勝馬投票券の相互発売は、地方競馬の経営にどの程度貢献しているのか。
●佐藤英道(公明党)理事 北海道比例区単独1位
・地方競馬が構成元の地方公共団体に収益金を配分するのみならず地方公共団体金融機構にも納付金を納付していることについて理解を広げていくべきではないか。
・本改正案により地方競馬がどのように振興されるのか。
・ばんえい競馬の振興に向け、農林水産省はどのように取り組んでいくのか。
●神谷裕(立憲民主党・市民クラブ)委員 北海道比例区=10区落
・地方競馬の累積赤字解消に向け、国として更なる支援を実施できないか。
・地方競馬の施設の耐震化や老朽化への対応について、どのように取り組んでいくのか。
・TPP11 協定等における軽種馬の関税撤廃に向けた対策の必要性をどのように考えるか。
●山岡達丸(希望の党・無所属クラブ)委員 北海道比例区=9区落
・地方競馬の意義について農林水産大臣はどのように認識しているか。
・地方競馬の振興のため、中央競馬との交流競走の機会を拡大すべきではないか。
・門別競馬場において、競馬と競走馬の生産現場との交流 を深める取組を行うことについて農林水産大臣の見解を 伺いたい。
●金子恵美(無所属の会)委員 福島1区
・福島競馬場と観光との連携に対する支援について、農林水産大臣の見解を伺いたい。
・地方競馬への支援措置を延長することの意義について、農林水産大臣の見解を伺いたい。
・馬専門の質の高い獣医師を確保することの重要性について、農林水産大臣の見解を伺いたい。
●田村貴昭(日本共産党)委員 九州比例区単独1位
・本改正案による支援措置の延長期間終了後の地方競馬の経営展望について、農林水産省の見解を伺いたい。
・馬産地振興への支援を行うことについての農林水産大臣の所見を伺いたい。
・電話やインターネットによる勝馬投票券の売上げが増加傾向にある現状への農林水産大臣の見解を伺いたい。
●串田誠一(日本維新の会)委員 南関東比例区=神奈川6区落
・地方競馬から有力馬を生み出すためにどのような支援策が行われているのか。
・地方競馬により地域を活性化させるためにどのような支援策が行われているのか。
・日本中央競馬会が納めている国庫納付金の一部を地方競馬の活性化のために使用することの是非について、農林水産省の見解を伺いたい。
●亀井亜紀子(立憲民主党・市民クラブ)委員 中国比例区=島根1区落
附帯決議の説明