農林水産業骨太方針策定 1 品目別輸出団体からのヒアリングについて | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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悪さしながら男なら 粋で優しい馬鹿でいろ

TPPに向けて、品目別輸出団体が各業界から発足しています。

 

●コメ・コメ加工品

・名 称:一般社団法人 全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会

・発足日:平成26年11月27日

・会員数:75(コメ・コメ加工品関係団体、生産者団体、事業者等)

・理事長:木村良(木徳神糧株式会社 会長)

●牛肉

・名 称:日本畜産物輸出促進協議会

(牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵、牛乳乳製品を対象)

・発足日:平成26年12月8日

・会員数:104(畜産関係全国団体・地方団体、地方公共団体、事業者等)

・会 長:中須勇雄(公益社団法人 日本食肉協議会 会長)

●日本茶

・名 称:日本茶輸出促進協議会

・発足日:平成26年12月22日

・会員数:3(茶関係全国団体(県レベルの団体を傘下に含む))

・会 長:榛村純一(公益社団法人 日本茶業中央会 会長)

●林産物

・名 称:一般社団法人 日本木材輸出振興協会

・発足日:平成27年1月29日

・会員数:100(木材関係全国団体・地方団体、地方公共団体、事業者、個人等)

・会 長:安藤直人(東京大学大学院 特任教授(名誉教授))

●花き

・名 称:全国花き輸出拡大協議会

・発足日:平成27年2月17日

・会員数:45(花き関係全国団体・地方団体、事業者等)

・会 長:田島鉄弥(一般社団法人 日本花き生産協会 顧問)

●水産物

・名 称:水産物・水産加工品輸出拡大協議会

・発足日:平成27年2月23日

・会員数:8(水産関係全国団体(県レベルの団体を傘下に含む))

・会 長:齋藤壽典(一般社団法人 大日本水産会 顧問)

●青果物

・名 称:日本青果物輸出促進協議会

・発足日:平成27ま5月28日

・会員数:21(青果物関係全国団体、事業者等)

・会 長:守谷潤一(一般社団法人 日本青果物輸出入安全推進協会 会長)

(平成27年9月29日現在)

 

               

【事例1】

『品目別輸出団体が連携して実施したPR活動』

• 平成27年5月、英国・ロンドン市内のホテルにおいて、5つの品目別輸出団体が合同で「日本産農林水産物・食品輸出促進セミナー」を開催。

《参加団体》

コメ・コメ加工品:全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会

牛肉:日本畜産物輸出促進協議会

茶:日本茶輸出促進協議会

花き:全国花き輸出拡大協議会

水産物:水産物・水産加工品輸出拡大協議会

• 本セミナーでは、広く欧州から参集したバイヤー、外食産業関係者や報道関係者に対して各品目の特徴や魅力等を紹介し、日本食の普及とともに各品目の輸出に向けたビジネスチャンスの創出に貢献する場となった。

 

 

【事例2】

『コメ・コメ加工品の輸出団体による日本産コメ・米菓・日本酒のPR活動』

• 平成27年3月、中国・上海において、全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会が、事業者向けセミナー及び消費者向けプロモーション活動を実施。

▽セミナーにおいては、現地流通関係者、日本食ビジネス関係者等に対し、日本産米の品質の良さや精米・選別技術、日本酒の種類や味わい方を紹介。

▽消費者向けプロモーションにおいては、日本産米で作ったおにぎりの試食や料理教室、利き酒教室等を実施。

• 実施に当たっては、コメ・コメ加工品のロゴマークを掲げ、日本メーカーの炊飯器や、湯沸かしポット、食器、箸、酒器等の展示販売を合わせて行う等、日本食・食文化の普及を通じたPRを実施。

 

【事例3】

『牛肉の輸出団体による海外マーケット調査』

• 平成27年9月、日本畜産物輸出促進協議会が、26年に輸出が開始されたEUにおける和牛の輸出を拡大するため、現地の市場流通構造等の調査を実施。

• 調査にあたっては、現地の牛肉卸売業者やレストラン関係者、食肉販売店等を対象に牛肉の流通・小売状況や消費者の嗜好、牛肉消費の動向等について文献調査及びヒアリングを実施。

• 調査結果については、調査報告レポートとしてとりまとめ、関係者に広く共有。

 

●海外での和牛販売の取組例

精肉店「WAGYU(和牛)」(フィリピン)

<精肉店・レストランにおいて和牛を販売>

【概要】

◆全農等から仕入れた日本産和牛を取り扱い、日本人職人が精肉することで、和牛本来の味わいをフィリピンに広める。

◆精肉店にレストランを併設し、食べ方の紹介に加え、レストランでの試食を実施し、食べ方を含めた和牛の普及を図る。

【背景】

・平成26年3月に日本からフィリピンへ向けた牛肉輸出が解禁となったことから、平成26年9月に現地(マカティ市)の精肉店で和牛販売を開始。

【課題】

・現地で和牛の食べ方、味わいが認識されていない。

・和牛本来の味わいを引き出す冷凍・冷蔵方法や保管技術等の管理技術を有している職人が現地に少ない。

【課題への対応】

・精肉店の店舗に試食可能なレストランを併設し、和牛の食べ方も提案。試食メニューとしては、野菜の上に

薄切り肉を乗せたせいろ蒸し、石焼きステーキを、様々な調味料・ソースで提供。

・ポン酢、タレ、塩など和牛に合う調味料はサービスで提供。また、せいろや石板などの調理器具も販売し、家庭で同様の食べ方ができるように提案。

・日本人精肉職人により、適切な管理・加工方法で提供。

 

以上について、TPP承認後に農林水産団体がどうあるべきかについて検討されていますが、アメリカ大統領選挙では両候補者とも反対を表明しており、締結ににいたらなかった場合であっても、世界のグローバル化は止められないことから、現在蓄積させているノウハウについては必ず活用せざるを得ない時が来るでしょう。