今年いっぱいに民主党は解党しなければならないという約束は? | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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誰もが忘れているようなことで、私もつい最近思い出したことがあります。

1996年9月のことです。

新党さきがけの鳩山由紀夫代表幹事は、自民党・新進党に対して第三極をつくるため民主党を作りました。このうちさきがけのほぼ全員と、社民党の半分強くらいが民主党に参加。

海江田万里氏が党首をつとめる新党・市民リーグもまるごと民主党に合流しました。

さらには鳩山氏の弟である邦夫氏も新進党を離党して、民主党に入りました。

鳩山由紀夫氏は、同じくさきがけの菅直人厚生大臣を連れて、共同代表ということで政党を作ったわけです。

鳩山氏は、この政党を「経済優先主義から脱却した友愛新党」だとしました。

そしてそのとき、「2005年までに政権をとれなければ解党する時限政党」と国民に約束したのであります。

その後、新進党は、小沢一郎党首に対しての反発から分裂して、羽田孜元首相が太陽党、細川護煕元首相がフロム・ファイブを作り出て行きます。さらには、新進党からは自民党に続々入党する人間も出てきて、新進党は解党に追い込まれます。

新進党は小沢氏を中心とする「自由党」、反小沢の保守グループである「国民の声」、旧公明党代議士でつくる「新党平和」、旧公明党参議院議員でつくり「黎明クラブ」、旧民社党が「新党友愛」、とりあえずどこ行くか雨宿り的に作った「改革クラブ」の6党に分裂します。

その後、太陽党、フロム・ファイブ、国民の声が合併して民政党ができます。

民主党は、この民政党と新党友愛、民主改革連合と合併して、現在の民主党になるわけです。

さらには、一昨年、自由党が民主党に吸収合併されるなどしました。

これだけ、分裂やら合併を繰り返しているので、最初に述べた民主党結党の時の約束なんてもう忘れてるでしょうな。ましてや、あのときの民主党と今の民主党は違うんだなんて言い訳をするかもしれませんね。

だから、政治の約束なんて必ずや破棄されてしまうのが常です。

たぶん、旧民主党の議員の中にも、こんな約束を覚えている人は1人もいないでしょうね。

聞いてみたいもんです。