今日(2月9日)、イラン・イスラム国の祝賀会にご招待頂き出席して参りました。

 

イラン・イスラム共和国大使閣下

   本日はイラン・イスラム革命45周年記念祝賀会開催誠におめでとうございます。そして、祝賀会にお招きいただき心より感謝申し上げます。

 

 イラン・イスラム共和国は、歴史と伝統そして文化の豊かな国です。ペルシャ人が古代日本の奈良に来ていたことが、日本書紀の解読、さらには最近奈良で発見された木簡にペルシャ人の名前が記されていたということで証明されています。

   奈良薬師寺の薬師三尊の台座には、ペルシャの蓮華文様が浮彫りされています。1300年も前から交流があったとは大変な驚きです。

 

 イラン・イスラム共和国は中東の大国です。その持てる力を地域の緊張を和らげるために使って頂き、平和の懸け橋になって頂きたいと願っています。

 

 今もウクライナで、パレスチナで、そしてミャンマーなどで戦争が起きています。そして、世界では際限のない軍拡競争が起きています。そのため偶発的な衝突によって、あるいは人為的なミスなどによって大規模な世界戦争に発展し、人類滅亡の可能性も高くなっています。

 

   人類の悲願である世界平和を実現するためにはどうすればよいのか。人類の知恵が試されています。

   日本の英とも言うべき二人の元首相が同じことを訴えています。石橋湛山と宮沢喜一であり、国連常設軍の創設です。そのことを書いた手紙を昨年5月、ニューヨークの国連本部に届けて参りました。そして、同じ内容の手紙を東京にある各国の大使館にも郵送いたしました。そのこともあって、この度のお招きになったものと思われます。

 

   御参集の各国大使閣下におかれましても、是非とも国連常設軍の創設を御検討頂き、御協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。

 

 イラン・イスラム共和国のますますの御発展と世界の平和、そして本日お集りの皆様の御健勝と御活躍を心からお祈り申し上げ、私のお礼の御挨拶とさせて頂きます。お招き本当にありがとうございます。