私は、6年前に政務活動費を使って、世論調査会社に依頼してアンケートを実施。その結果議員報酬約1500万円は、「非常に高いと思う」51.7%、「高いと思う」35.2%、合わせて約87%。

 また、その年イギリスへの視察が行われ議員は16名参加し費用総額は約2000万円でしたが、県議の海外視察は「必要だと思わない」は、77.3%でした。

 非常に残念なのは、公明党や共産党、社民党や市民ネットの議員が参加していないのに、自民党以外に立憲民主党と国民民主党が参加していることです。立憲民主党や国民民主党の議員も参加を見送れば、党としては自民党だけ参加することになり、世論の批判を浴び、再び中止になる可能性があります。両党とも、貧しい労働者の味方ではなくなったのでしょうか。県民の声は届いていないのでしょうか。

 働く者の声の代弁者としての矜持・誇りがあるならば、是非とも再考をしていただきたいと思います。

 

 昨年の予算委員会で、県立高校に経済的な理由で修学旅行に参加できなかった生徒は、どの程度いるのか、質問しました。

県議がアメリカ西海岸を視察した同じ令和元年度、修学旅行を実施した全日制120校及び定時制7校のうち、不参加の理由を「経済的理由」としてあげたのは、全日制21校50名、定時制1校1名合わせて51名でした。

 一生の楽しい思い出となるはずの修学旅行にクラスの中でただ一人、学校の中でただ一人参加できない生徒のみじめさ、辛さには余りあります。それが原因でいじめになることもあると言われます。授業の一環ならなおさらのことです。そこで、貧困のため修学旅行に参加できない子供には特別な補助をしてでも行かせてあげたいものです。

 県内でも家が貧しくて、修学旅行に参加できない子供達が多数いるというのに、自分たちは税金を使って豪華な大名旅行ならぬ大名視察。悲しい辛い思いをする子供達をなくするのが先でしょ、議員の贅沢よりも。

 海外視察はエコノミークラスでも十分目的を達成できます。どうしてもビジネスクラスに乗りたいという方は、エコノミークラスとの差額を自己負担すればよいのです。

 海外視察を廃止できないならば、職員同様エコノミークラスで行くべきです。