「船橋を国際観光都市に」ええっ、船橋を国際観光都市に?と思われた方も多いのではないでしょうか。しかし、これまで、三番瀬や谷津干潟、法華経寺とその参道、そして、アンデルセン公園等が、観光資源として十分生かされてきたでしょうか。そこに核となるフィッシャーマンズワーフが創られれば、相乗効果で「西の横浜、東の船橋」として大きく発展すると考えます。
横浜には今年桜木町駅から対岸の赤レンガ倉庫街近くまでロープウェーができ、ポートタワーもあり参考になります。他方、朝市や大道芸なども集積することによって魅力は倍増するものと考えます。
また、船橋港に流れ込む海老川、大橋和夫元市長の御尽力で護岸がかさ上げされ、洪水が起きなくなるとともに、個性豊かな橋が数多く架けられました。佐原の十二橋のように、船で橋廻りもできるものと考えます。
これらに、三番瀬や谷津干潟、ららぽーとに船橋競馬場やアイススケートリンク等を合わせて、全体として、例えば、「船橋ベイリゾート」と名づけて、一体的に売り出せば、県の内外から、多くの人を呼び込むことが可能になるものと考えます。東京ベイららぽーとは、年間2,500万人もの人が訪れています。県内では、東京ディズニーリゾート3,900万人に次ぐ規模です。受け入れ態勢を強化し、情報発信を上手にやれば、ディズニーリゾートに匹敵する人を集めることが可能になると考えます。
次に、中山法華経寺とその参道も、近年まで県内5位の集客を誇っていました。「立正安国論」など数多くの国宝、重要文化財があります。地元商店街の方から、もっと国の内外の方にも見に来ていただきたく、国際観光都市にしてほしいという要望がありました。周辺には、東山魁夷記念館などもあります。参道の商店街を和風モダンの街並みに再生することによって、より魅力的な観光地になると考えます。
そして、北部には、ディズニーリゾート、USJに次ぐ子供たちが中心ですが3位の集客を誇るアンデルセン公園があります。これらを、船橋の三大観光地として、市、県、民間が一体となってPRしていけば、船橋は、国際観光都市として、大いに発展し、地元経済も潤うものと考えます。
それには、成田空港を擁する優位性等を活かして外国人観光客も積極的に誘致する必要があります。中国や韓国、台湾などの東アジアの国々は勿論の事、今後急速に発展するタイ、インドネシア、マレーシアなど東南アジア諸国の方にも来ていただけるよう、日英、中、韓の4か国語表示を広く推進すべきです。