観光で訪れたのであっても、観光させて頂きます、と忘れずご挨拶をすることや
境内のものを壊したり持ち帰るなど、不敬にあたることをしないことはもちろんです。
もうひとつ気をつけて頂きたいのが、祈願をする場合です。
よくあるのは
あれもこれもお願いをする
困ったときだけお願いする
お願いしっぱなし、などです。
祈願には順番があります。
感謝→反省→祈願→御礼の順です。
私たちは日々、神々の恵みをうけています。
太陽水空気、土地の恵みがなければ生きられません。
ですから、まずは感謝と、日頃の感謝不足への反省を申し上げるのが礼儀です。
願い事をする場合は、何でもかんでもお願いするのは失礼です。
その神社の神様のご神徳は何であるかをきちんとしらべ、それによって、稼業繁栄、子孫繁栄、恋愛成就、学業成就などを祈願することが大切です。
神様にも得意不得意な分野があるのです。
それから困ったときの神頼み、という言葉がありますが、困ったときにだけお願いにくるような人は人間関係においても利用されているように感じますよね、これも失礼に当たります。
何事もない普段から神様とのお付き合いをしておくことが大切ではないでしょうか。
また、お願いしっぱなしも失礼です。
お願いをしたなら、うまくいってもいかなくても、ご報告にうかがいましょう。
自分ならせっかく助力や気遣いなどをしたのに、なんの報告や御礼もないような人を次も手助けしたい と思うでしょうか。
これらのように、
神様との関係を悪くしてしまうと、いざというときに御守りいただけないようになってしまいます。
神社などに祀られている神様との関係は、自分が神様だったらどうか？と思いを馳せてみて、失礼のない関係を築いて頂けたらと思います。