現代アフリカ地域研究センターより、以下共有させていただきます!

 

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現代アフリカ地域研究センター

 

クラウドファンディング「紛争を乗り越えて。ルワンダの大学から日本へ留学生を招こう」の企画は目標金額を達成しました!御支援に感謝いたします。これからネクスト・ゴールに向かいます

 

ルワンダの大学から2人の学生を呼ぶことを目標として企画しましたが、日本を自身の目で直接見る機会にはなかなか恵まれないアフリカの若者をさらに1人でも2人でも多く呼ぶことができればと考え、第二ゴールとしてもう100万円を追加し計200万円を目指します。

 

追加の留学生を受け入れる場合、手続き上、時期は来年の春又は秋となりますが、ひとりでも多くのアフリカの若者に留学の機会を提供したいと思っています。外大史上、初めてのクラウドファンディングであり、できる限りの成果を出したいと考えています。引き続き、皆さまからのご支援・ご協力をお願いいたします。

 

(サイト案内:https://readyfor.jp/projects/asc-piass)

 

以上

外語大の現代アフリカ地域センターから、

以下のご案内がありましたので共有させていただきます!

 

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昨年創設されたばかりの現代アフリカ地域研究センターでは、

アフリカ(ルワンダ)からの留学生2名を呼ぶための資金を、

クラウドファンディングという方式(ネットによる一般の方々からの資金調達)によって

募集することになりました。この企画に対するご支援をよろしくお願いします。

 

ルワンダは、過去ジェノサイドが起こり、その悲惨さは世界に知られるところとなりましたが、

今では「アフリカの奇跡」と言われるほどの復興の道を歩んでいます。

しかし、国民の多くはいまだ貧しい生活を送っています。

当センターとしては、同大学の日本人講師との協力の下に、

貧しいながらも意欲ある学生を東京外大に呼ぶことにし、滞在費は別途確保しましたが、

不足する往復渡航費と一部生活費はクラウドファンディングという方法で

皆様に呼びかけることとしました。 なお、クラウドファンディングは外大が初めて取り組む方式です。 

具体的支援手続きは、インターネット経由となります。

 

4月4日から募集を始めますので同日以降、インターネットの

「Readyfor(レディーフォー): クラウドファンディング」(https://readyfor.jp/)を

開いていただき、「紛争を乗り越え真の平和を担う。ルワンダからの留学生を日本へ」という項での

ご協力をお願いします また、東京外国語大学・現代アフリカ地域研究センターのfacebook(https://www.facebook.com/asctufs/)においても広報しますのでご覧ください。

2名の候補学生の写真も掲載しています。

今月の平成の会定例会にて、現役学生のために

「大人語を教える講座」を開講することが決まりました。

今まで絶賛開催していた12月の「就活サポートイベント」を

大幅にパワーアップしたもので、基本、1日終日で実施予定です。

 

12月の開催まではまだまだ時間がありますが、

現時点での構想のみこちらで共有させていただきます。

というのも、今から説明することを読んでいただければ

きっとわかっていただけると思うのですが

結構本格的かつ壮大な試みとなるため

12月までに一度パイロット版を実施しようと考えており

パイロット版に参加を希望される方への告知期間も必要なためでございます。

 

そもそも「大人語」とはなんだ?という話なのですが、

外国語と同じ考え方で、「大人と話すための言語」とご理解ください。

ちょっと以下で我々の理解を噛み砕きますね。

一部、例によって天海の主観も相当入る長文ですのでご容赦ください。

 

 

現時点で日本人の成人は20歳とされていますが、

20歳になった途端に

 

「よし!自分は大人だー!変わったぞぉ!」

 

と自覚される学生の方はどれだけいらっしゃるでしょうか?

 

恐らく多くの方は、19歳までの生活と大きく変わることなく

普通に家から大学に行って勉強して友達と遊んで、

バイトしたりインターンしたり、という

今までと同じ学生生活が続くのではないでしょうか?

 

実際問題、法律的には20歳は大人でも、

社会は大学生を「大人」とは認知していないと思います。

「大人」と認知されるのは「手に職を持って働き始めたら」です。

このことは別に誰が決めたことでもないのですが、

否定されることもないのでほぼほぼ社会通念的なものかと。

 

だとすると、大学生と社会人の間には子供と大人の断絶があるわけです。

上述の通り学生生活はそうメチャクチャ大きく変わることが無いと仮定すると

大学生がその断絶の存在を自力で認識することは普通はできないと思います。

その断絶の存在を知ることなく、学生時代にできることは全部やって、

もうやり残したことは無いという状態で卒業するつもりだと思います。

 

ですが、そうやって卒業したはずの先人達は全員同じことを言うのです。

 

「あの頃、あれをしておけば良かった、これをしておけば良かった」

 

そうやって卒業して、子供のまま大人の世界に放り出された

人達を待っているのは世に言うミスマッチであり、社会人思春期です。

 

外大生の場合は、我々が今まで多く見てきている人達の事例で言えば、

大器晩成型の人が多いのではないかというイメージを持っています。

子供のまま社会に放り出され、社会人思春期を過ごし、

何とか仕事の現場で日々答えの無い問いと格闘し、

ようやく大人語を覚えたところで外国語との相乗効果が発揮され

世界で大活躍していく!みたいなイメージです。

 

今までは、これで良かった。

大人語を覚えるまでの期間、社会は待っていてくれました。

 

ただ、残念ながら外大生のこの大器晩成型の芸風は、

そう遠くない未来、通用しなくなると見ています。

社会の要請は、大人語を自在に操れる即戦力です。

 

個人的な話で恐縮ですが、私は外大はもちろん、

東大、早慶、MARCH等の他大の学生からも

就活の時期になると沢山のOB訪問を依頼され、

時間が許す限り受けてきました。

そして毎度、他大の学生の成熟度合いに驚かされます。

まさしく、他大と外大の就活市場での戦いは

大人と子供の戦いぐらいの差があるのが事実で、

このことは私以外の少なくない外大OB/OGも認めています。

中には、あまりにお話にならない訪問を外大生からされて、

大学側で管理しているOB/OG訪問可能リストから

自分の名前を消してもらったという卒業生も私の知人には複数名いますし、

消してもらった時に大学側から「昨日も同じ依頼を受けたんです…」

という説明を受けた人もいるぐらいです。

 

もちろん就活なんてそもそもどうなんだっていう議論は大昔からあるし、

長い人生的に見れば誤差でしょう、という見方も当然あるんですが、

流石にここまで見せつけられると他大には大人語を習得する環境があり、

外語大には大人語を習得する環境が無い、と読むしかない事態なのです。

 

一昔前は大人語を操ることができない学生は就職できないという状況でしたから、

ある意味そこで大人語の研鑽が足らないことに気付くことができました。

ところが昨今の日本の就活市場は人材不足の売り手市場ですから、

大人語を話すことができなくても複数の内定を得ることができてしまいます。

その後、新社会人を待っている不幸な事態としては

大人語ができないのに社会から認められたと勘違いし、

実務になると即戦力を求める社会の期待と合わず、

そのこと自体を自分のせいではなく会社や取引先や環境のせいにする、

という残念な状況ではないかと推察します。

 

これは企業への就職に限った話では当然ありません。

起業にせよ、士業にせよ、ある程度の大人語を操る力が

ないまま卒業してしまうと、結構あっさり人材市場から

淘汰されてしまう社会がすぐそこまで来ているなと…

もはやこれは、危機感と言って良いレベルの状況だとすら思います。

(学生にフォーカスして書いていますが、社会人の自分だってそうです)

 

先ほど少しだけ書きましたが、大人はこの変化の激しい時代、

「日々、正解の無い問題と格闘」しています。

だとするならば、大人に求められる能力、即ち「大人語」とは

 

「正解の無い問題の答えを鮮やかに創る力」

 

とでも言えましょう。

 

先ほどのOB/OG訪問の事例でも、

「どういう訪問が正解なのか?」という正解が無い問題に対して

適切な答えを学生が創れなかったことが真因としてあるわけです。

 

この力を養うためには、現場での経験や大人の助けが不可欠です。

この力の養成は自分1人だけの力では流石に無理です。

 

そこでこの力をつけるために(少なくとも知るために)、

外語会が持つ世界でバリバリに働いてきた百戦錬磨先輩リソースを最大活用して、

現役の学生に大人語を授ける1日を設ける、という企画が浮上しました。

 

外国語の力は世界トップクラスながらも大人語の力では

他大に4年間で抜き去られがちな外大生の力を圧倒的にブーストし、

この講座を受けた人とそうでない人の間に二度と追いつけない差をつける。

それも、メチャクチャ楽しい1日にする。

 

それが、「大人語講座(仮)」の構想です。

 

また情報はアップデートしますが、

意外と知らない世界経済の仕組みや社会の仕組み、

マーケティングの実践も含めつつ、

世界で求められるコミュニケーション力の神髄に

触れられる1日にできればと考えています。

この講座を受ければ、大学生活はさらに充実し、

満足できる就活になり、卒業後も良いスタートが切れ、

恋愛までうまくいってしまう、ぐらいのものにできれば。

そして学生だけでなく、社会人すら羨むようなものにできれば。

 

とまぁ、偉そうに書いていますが、

我々とて学生時代の頃のことは完全に棚に上げてます笑

大部分の人達と同じ「あの時ああすれば良かった…」と思ってます笑

 

ただ、「大人語×外国語=最強」だとも思っています。

良い素養を持っているのに、それを出す機会が無いまま

人材として淘汰されてしまってはあまりに勿体ない。

 

とにかく一度パイロット版をやってみて、

学生の皆さんや各方面の意見も取り入れながら進めていきますので

興味のある方は、こういう構想が動き始めているということを

頭の片隅に置いておいていただけますと幸いです。

 

(文責:2007年英語科卒 天海)