日記 第二章多重存在―完全掲載完了!
ええと、今更ながら
正直なところ
この第二章多重存在まではホームページ上で一挙掲載したことがある作品だったのですが
このブログ版は、その頃掲載したものよりずいぶんと加筆修正がなされたものになっています。
内容的に削除された表現も多々ありますが
楽しんでいただけたのなら幸いです。
次の第三章からは、一度も掲載したことがない作品になっています。
それに先立ちまして、ホームページ版のKuRU/KuRUの削除をし、
完全にブログ版に本拠地を置いてどっしり構えていこうと思います。
なお、作品への感想、批評は、明日設置しますご意見番というタイトルのコメントに付けてください。
今後とも、ご愛顧お願いします。 ―新塵碕行でした。
第二章 多重存在 2-27 悪夢去り、膝の上 ―小説
俺は、瑠璃の待つ探偵社に帰った。途中廊下で、深戒の旦那と顔を合わせる。
そのあと、社長室?に入った。
そこには瑠璃がいた、
コンピューターのキーボードの上を細い指がせわしなく動いている。
「なぁ、瑠璃」
「あら、ウィルの方なのね。今日は」
「あ、うん、どう言う意味?」
俺は意味は分からなかったがいつものように瑠璃に後ろの方から抱きつく。
「そんな事いいからさ、俺の女になってよ。瑠璃。」
「だ~め、ユダに悪いもの」
「ユダとかいう奴なんてどうでもいいじゃん、そんな奴。一緒に暮らしてる俺があった事無いんだ。瑠璃をずっと一人ぼっちにしてるやつって事だろう?」
「そんな事無いですわ。私には優しいもの。」
「でもそいつ殺人鬼なんだろ?」
「殺人が食欲と同じ死戯にとって、それは仕方がないことなの。あなただって、命を摂取するからと言ってご飯食べないなんて事は出来ないでしょ?」
「ああ、うんまぁ・・けどそれ、嘘だろ?」
「ええ、本当はそんなことどうでもいいの。私にとっては、好きってことはそういうことよ。」
ふふふ、と瑠璃は微笑する。
「膝枕して上げるから、それで我慢して」
まったく、お固いな~。まぁ、いいけど。瑠璃の幸せは俺の幸せだ。
俺は瑠璃の膝に頭を乗せる、ああ、心地いい。
眠い、ねむ、い
眠る。
・・・・・・・・。
―
・・・・・・・・。
「ねぇ、瑠璃、ユダのことそんなに好きか?」
俺は呟く。
「だいす―・・・・」
ぐりゅ・・
「いだだだっだだっだ!たんま!やめろ!瑠璃!ごめん!調子に乗った!」
耳を全力で引っ張られる!
痛い!地味に痛い!
ちぎれる!
瑠璃は目を細めてこちらを睨みつける。
「いつから、ユダでしたの?」
「膝枕したあたり!いいから離せ!」
俺は飛び退く。
ああ、ほんとマジ手加減しようや。
「いいからさ、お前も素直になって俺の女になれよ」
「駄目ですわ、ウィルに悪いもの」
・・・・・
お前、ウィルの方にはどう言ってんだよ。
ああ、くそ、二重人格として何で記憶を共有してねぇかなぁ・・まったく
多重存在なんてロクなもんじゃない。
―多重存在・・・・End
KuRU/KuRU
刳刳(くるくる)
ようやっと
ようやっと、第二章 多重存在も次回の更新でラストです。
うは~、長かった。
第一章の時、一回の更新で配信する文章が長すぎて読みづらいかなぁ
と思い、
他の小説ブログ様の平均的な一回の文章量を参考にして分割して掲載したので
これが結果的に長くなってしまった。
さて、次回の第三章は今日が6・12だから、21日からの配信になりますね。
第三章は完全に今までと毛色の違う作品になってます。
主人公が変われば、主人公視点で描かれているので、当然表現方法もドッと変わります。
むしろ、変わらないのはオカシイデス。
視点だけ変わってても、主人公が本当に変わったとは言えなくなる。
それは目線が変わっただけで、いつまでたっても作者の視点です。
という生意気極まりない考えで書いたのが―第三章
幸福在処は、第一章にチョイ役で出演した春咲小羽が主人公。
物語自体は、平凡に見えても、全六章のなかで実は最も重要な位置を占めるキーストーリーだったりします。
そして、KuRU/KuRUの掲載も、この第三章が終われば、ターニングポイント。
前半戦終了!
しかし、前半戦を終えても、それはまだ導入。
後半戦に入ってから怒涛の展開が待っています。
むしろ、後半戦からが本筋かもしれませんが、それも前半あってのもの。
くるくる変わる展開をお楽しみください。
第二章終了から、第三章掲載まで約一週間の間が空きますが
この間、休載していた『細かすぎて伝わらない』とN,T氏の絵を使ったキャラクター紹介、そして、SS、口コミなどで乗り切る予定。
どうぞこれからもよろしくお願いします。