朝立ちは小菅駅でした♪
ここの駅はニュースを受け取って下さる方が多いので好きな駅のひとつです♪
朝方、冷えてきましたが、まだまだマシでした。

 

そのあとは、千住の芸術センターで、阿部彩先生の講演会でした。

阿部先生は、足立区の子どもの貧困対策の、学識を務めてくださっています。

 

 

 

 

 

講演では、都の調査結果が活用されていました。

都の調査は、剥奪指標をしっかり取り入れ、子どもの貧困の実態に迫ろうとしている点がいいこと、以前の一般質問等でも取り入れて質問してきましたが、阿部先生がかかわっておられたから、しっかりした調査になっていたのですね。

 
内容的には、阿部先生の著書で読んできたことが多かったですが、阿部先生の講演をあの足立区が主催してやった点が、画期的でしたね。
ぜひ、貴重なお話の内容を、きちんと全庁内で共有し、どう施策を展開してくのか、真剣に考えてほしいものです。
 
「学力は、努力によって向上するものの、その効果は社会経済背景の効果を上回ることはない」
 
「教育行政は、家庭での経済状況にセンシティブに作られていない」
 
また、「貧困」と「タバコ」を例として説明されていたのがわかりやすかったですね。
―肺がん患者には「治療」をしなきゃいけない。肺がんになった人に、たくさん吸っちゃだめ、といってもなてからでは遅い。
けれど、まだ発症していない人たちには、予防の観点からあまり吸わないようにしましょう、気を付けましょうということは必要。貧困でいうと、治療=福祉であり、貧困に陥らないために予防の観点からの対策も必要だ、と。
「貧」と「困」の関係性がよくわかりました。
 
「貧困の川上対策と川下対策―一番有効な策は、子どもの貧困を発生させない川上における政府介入である」
ホントそう!と思います。
また
「公的な役割と民間の取り組みを取り違えてはいけない」
ホントそう!!
阿部先生の本で、
「子ども食堂は素晴らしいけど、国とか自治体にはそれだけで子どもの貧困対策やりましたなんて大きな顔しないでほしい」
というのがありました。
ホントそう!!!
阿部先生の言葉、マイルドですが、すぱっと切りこまれるところがいいですね♪
 
他にも、教育への偏りから生活全般の支援へということや、年齢の高い子ども(学生、青年)へのアプローチの模索など、子どもの貧困問題の新しい知見が語られていました。
 
足立区の子どもの貧困対策は「やらずぶったくり」と批判してきましたが、阿部先生の指摘を真正面から受け止めて、きちんと財政出動をさせ、効果ある貧困対策をおこなってほしいものです。
 
あひるあひるあひるあひるあひる
 
午後からは、介護事業所のかたたちと、厚労省要請でどうだったか報告したり、今後どうするかなどのお話合いでした。
生活保護行政ってホントひどいですよねーと、またまた盛り上がりました。
まずは、各事業所で経験したケースを集めて、みんなで総がかりで取り組んでいくことが必要ですね、と、何人かのかたと話しています。
平和問題だけでなく、福祉・介護においても、総がかりで取り組むことが必要ですね。
私もそのために尽力してきたいと思います。