午後からは、区内で小規模多機能(小多機)の介護事業所を営んでおられる方々の連絡会・世話人会がありました。
事業所の方たちの集まりですが、経緯があり、私も参加させていただいてきました。
9月に開催した「尊厳ある介護を守るつどい」の場で、事業者のかたから「生活保護の方は小規模多機能を利用できない、とケースワーカーから言われる。これまでは使えたのに、区の方針が変わったのか」と、質問を受けました。
そのことを、決算委員会で取り上げました。
その後、福祉事務所の課長さんたちが控室に来てくださり話をしましたが、また聞きでは要領を得ないので、直接事業者の方たちと話ができる場をもてないか聞いたところ、ぜひとのことで、ちょうどいい場がこの小多機連絡会かなということで、代表の方にお話しし時間を作っていただけることとなりました。
各事業所の方から、ぶつかった問題点など率直にお話しされ、生活保護制度と在宅へ戻すという介護の流れの中で、「看取り」期の問題点が浮き彫りにされました。
生活保護であるがゆえに、施設にも入れず、小規模多機能の利用も許されずー。
誰にも看取られず、在宅でひっそり一人死んでいかなければならない現実が、語られました。
余命なんて誰にもわからないんだから、そりゃないだろう、という、ひどい言い方も福祉事務所からされていました。
本当に、足立区の福祉事務所職員の人間性を疑いました。
ひとの「命」を、ここまで軽視し、蔑ろに何故できるのか。
すでに生活保護は「最低限度の」人間としての尊厳を保障できるものではなくなっている、実態があります。
福祉事務所の方たちの「言い訳答弁」を聞いていると、改めて怒りを感じました。
「平気でウソをつける」とか、「人間性を失う」とかいう項目が、管理職試験にはあるのでしょうか。
「二重家賃」のことが触れられていましたが、介護保険課から「小多機で二重家賃はあり得ない」と指摘がありました。
その当たり前のことを、ケースワーカーというか福祉事務所は理解していない。
行政福祉機能が、本当に壊れていると感じました。
梶井基次郎ではないですが、そっと、檸檬を区役所の棚において、何食わぬ顔をしてすたすたと区役所を出て、京極を下っていきたいかもしれませんー。
そんな夜の「いっぱい」はー
メーカーズマーク
一瓶あけてしまいました♪
追伸;
大学生の頃、寺町二条のアパートで下宿していました。
その斜め向かいに、梶井基次郎が立ち寄って檸檬をかった果物屋さんがありました。
今はもう、お店はなくなりましたが、丸善は河原町通沿いに復活して、豊富な品ぞろえの本屋さんとなっています。
一番好きな書店が、河原町の丸善です♪