死は突然訪れることが多いですが、本当に突然の訃報で驚きでした。
 
死因等まだ不明ですが、腐臭により発見されたそうなので、死後1週間から数週間たっていたのかもしれません。
29歳の若さで。
なんともやるせないです。
 
小規模デイで働いて、社会活動をおこなっていて、2013年頃に彼が関西実行委員長、私が全国実行委員長を務め、ともに活動をしていました。
困難な家庭で育って、ひとつひとつできることを増やして、仕事も活動も両立すべく頑張っていました。
介護報酬改定により、同じ仕事量をしていても数十万円単位で事業所の報酬が減らされてきた中で、ひとりひとりの労働者への業務負荷が厳しくなったそうです。
炭鉱のカナリアのように―弱い立場の若者、精神疾患があったり、ADHDの傾向があったりする若者がまず、業務に耐えられなくなり就労を継続できなくなったそうです。
I君も、そんな一人でした。
 
故郷に戻ってからも介護の仕事をしていたそうですが、雇用を切られ、電気も止まった状態で、最後は発見されたそうです。
彼が一番輝いていた時期を共に過ごした一人として、私の立ち位置でできることをしていきたいと思います。
セーフティネットの在り方、国の社会保障切り捨てと闘うこと、人間の尊厳が尊重される社会をつくっていきたいと改めて思います。
 
いっそん、安らかに。
 
 
◆一緒に写っている写真が1枚ありました
(2014年沖縄辺野古連帯ツアー  I君、写真中央)