3日間の日程で、産業環境委員会の視察に行ってきました。
1日目は静岡市へ。
エネルギーの地産地消事業について話を聞き、バーチャルパワープラント(VPP)、蓄電池の設置されている学校施設を見学してきました。
電力売買の一括契約を結び、民間投資によるVPP設置、国の補助制度に頼らず、自治体が独自に民間企業と連携して取り組まれています。
市役所などの市有施設が使用する電力を、清掃工場の廃棄物発電による電力で賄い、足りない部分を調達した電力で運営されています。
また、VPPとして、地域防災拠点の市内の小中学校に10kWの蓄電池を設置して蓄電し、必要に応じて放電、非常時にも対応できるように、というものです。
10kWでは明かりをつけるだけで大きく消費されてしまいます。将来的にはより大きな蓄電を可能とできればよいですね。
2日目は奈良県生駒市へ。
イコマドと呼ばれる、テレワーク&インキュベーションセンターにて事業概要を伺い、施設を見学してきました。
生駒市は大阪市に近く、大阪市内で働く人のベッドタウンとなっています。
人口減少への方策、就業意識調査から、女性の就職意欲の高さに着目し、起業と在宅ワークの環境整備を位置づけられたそうです。
テレワーク、足立区議会にも導入可能か?
テレプレゼンスロボの活用で遠隔地からも視察が可能になるのではないか、など、議論はつきませんでした。
ゴミ排出量をピーク時の半分近くまで減らしてきた取り組みについてお伺いしました。
京都市は世界的な観光地であり飲食等の観光産業が盛んであり、また人口の10パーセントを学生が占めるという学生の街でもあります。
事業所や大学などとも連携し、総がかりでゴミの発生抑制やゴミの見える化など工夫してこられたそうです。
職員さん自らが啓発のチラシ配布に取り組まれたり、事業所ゴミに関して抜き打ち検査・指導を行ったり。
ピーク時の年間82万トンから平成32年度までに39万トンへ半減まで残り1%の削減が大きな波だそうで、とりわけ食品ロスと雑紙ゴミの発生抑制の啓発に取り組んでるそうです。
↓食品の写真かと思いきや、ゴミから出てきた手付かず食品ゴミだそうです。
暮らしでは、カフェなどでもマイボトルやエコバッグを持って行くようにしようとか、
宴会では、乾杯後の30分・お開き前の10分は自分の席で皆んなでしっかり食べよう、とか
旅では、使い捨てアメニティグッズを使わず歯磨きセットを持参しようとか、お土産も簡易包装や風呂敷の活用を、とか。
↓高月紘(highmoon)先生のゴミック♪
学生の頃高月先生の本はよく読みました。
今年も有意義な三日間でした。
委員会委員、受け入れ先自治体、議会事務局の皆様、ありがとうございました。