少子化対策の可能性ー若者への支援をめぐって、と題された、特別区議会議員講演会に参加してきました。

出生率が低下の一途をたどる日本。
対策をどう講じるべきか、聞いてみたいと思って参加しました。
山田昌弘さんは、いまの私を形づくるひとつのコアです。
社会問題に関心を持ち出した学生の頃、パラサイトシングルについての新書を読み、若者の雇用施策に声をあげだしました。

この問題、簡単なことなんです。

少子化の原因は結婚の減少にある、
結婚の減少は経済的に安定した相手が見つけにくい環境に起因する、
自分の経済状況から考えて子どもに教育を保証できるか不安が大きいから子どもをうまないと考える、

そのほか個人的な事情の違いはあれ、少子化を加速させる日本社会を取り巻く大きな環境要因は、雇用の不安定化にあるのです。

今更な話で、10年前から問題視してきているテーマなのですが、その指摘通りに実態が進行してきた10年だと思います。

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特別区協議会主催の講演だからどれくらい指摘されるのかなと思って聞いていましたが、資料はしっかり経済的要因が書かれていましたし、ソフトな語り口で非正規化の拡大への警鐘を鳴らしておられました。

会場から出た質問では、貧困の階級化を固定してしまえば出生率も徐々に上向き出すなら解決する問題ではないかと暗にいってみたり、辟易するシーンもありました。
が、まぁこういった講演がされたこと自体いいことです。

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雇用の不安定化を転換して、安定雇用を拡大することが、少子化対策の根本解決の道です。
この視点から、足立区議会の中でも質問等していきたいと思います。