7月7日、災害オウム対策特別委員会が開催され、私たちの会から提出した請願を含め
8本の陳情・請願が審議されました。
区の行っている線量測定の基準を地上5センチに下げてほしいと求めるものや、
被ばく検査などへの助成、無料健診を求めるもの、
測定器の貸出を求めるもの、
学校給食の放射能測定を行ってほしいと求めるものなどです。
なんと、びっくりしたのは、これまで継続審議とされてきたのに、今回は改選後初の審議にも
かかわらず、すべて一括で自民党、公明党が「否決」にまわるという事態に。
一括否決!
こんな簡単に区民の声・思いを切り捨てるんかぁ!
と、思わず関西弁になってしまいました。
質疑の中でも、私も含め、共産党や民主党の委員のかたも質疑をおこないましたが、
区の答弁は、一貫して「これ以上何もしません」というものでした。
福島の状況が刻一刻と変化しているときに、健康の問題にまったく目を向けず、
政府のいう「健康に影響ない」を隠れ蓑にして、対策の責任を放棄するとは。
ほんとうにひどいなぁとしみじみ感じました。
そうそう、私はといえば。
今回の委員会で、初めて質疑に参加しました。
緊張!して、区の方からの答弁に対して突っ込んで質疑できなかったので、
今後はもっと腕(口?)を磨いていきたいと思います。
今回の質疑にあたり、参考にした資料は、
「県民健康調査」検討委員会 第6回「甲状腺検査評価部会」(平成27年3月24日開催)
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-b6.html
のデータです。・・・もうちょっと最新のものがあったのですが、ちょっと。
ほか、医療問題研究会の最新のパンフレットの現在進行形のデータをいただきましたが、こちらはまだアップできないので、発行されればお知らせします。
今回、なぜ一括否決という、乱暴なやり方がされたのか。
それは、安倍政権が2017年には高線量なところまでも「避難解除」していき、
賠償の打ち切りをし、原発を再稼働させていくというようにやっていることと、
連動した動きと感じます。
安倍政権、自民党・公明党は、「放射能・被ばく問題は終わり」としたいんだと感じます。
健康への影響、被害はこれからが深刻な時を迎えるのに、ひどいですね。
国会では、山本太郎議員が、するどく追及されています。
なるほど、こうやって質疑するのだなと、勉強になります。
◆7月6日の行政監視委員会での福島県民健康調査こどもの甲状腺がんについて
山本太郎議員の質疑
http://www.taro-yamamoto.jp/
今度、7月中旬に福島県との要請行動があり、参加する予定です。
足立区が今回の答弁で福島の子どもたちの小児甲状腺がん異常多発について、「過剰診療でありスクリーニング効果にすぎない」と言ったことをどう評価するか、聞いてきたいと思います。
月末には環境省との交渉もあります。
足立をはじめ、東京の子どもたちの健康を守る政治へと変えていきたいと切実に思います。
今回出した請願は否決とされてしまったので、次回は新たな観点での請願を出していきたいと考えています。
意見がある方はぜひ会のほうへお寄せください。
一緒に声を大きくしていきましょう。