2018-3-12追記・修正

「うちの子は両親が小さいから身長が低いまま伸びない」とか「あの子はお父さんが大きいから背が高い」など遺伝で身長が決まっていると思われていないでしょうか?

 

実は身長に対する遺伝の影響はそれほど大きくないんです。

最終身長には先天的な遺伝の影響よりも後天的な成長期の過ごし方が大きく関係しています。

 

今回はその理由を掘り下げて説明します。

まだまだお子さんの身長は伸びる可能性が十分にありますよ。

 

 

遺伝の影響が小さい根拠

まずはこちらのデータをご覧ください。

出典:平成27年度学校保健統計

 

日本人の平均身長は60年前と比べると約10cmも伸びているんです。遺伝で身長が決まるのであれば昔と変わらないはずですよね。

 

この60年のあいだに大きく変化したものは生活環境です。

 

身長を伸ばす要素は「睡眠」「運動」「栄養」ですが、この中でも特に変化しているのは「栄養」。つまり毎日の食事です。

 

睡眠や運動などはむしろ昔の方が早くに寝ていて家の外で遊ぶことが多かったので現代よりも良い生活環境だったと思います。

 

それに比べて栄養面においては戦後などお米も貴重で芋類が主食になるなど全く栄養が摂れない時代でした。現代は食生活が豊かになり栄養バランスにも優れた食事を摂れるようになり平均身長が伸びているという結果に表れています。

 

では身長に対する遺伝の影響はどれくらいあるのでしょうか?

 

 

遺伝の影響の割合は?

京都大学名誉教授の川畑愛義氏によると身長に遺伝が影響する割合は25%と発表されています。しかし現在は世界的な遺伝子研究の結果が発表され、遺伝が身長に影響する割合は80%とされています。

 

25%と80%。大きな違いですが一体どういうことでしょう?

 

これは見る角度が違うところからきているのであって、川畑氏の考えは後天的な要因の割合、遺伝子研究側は先天的な遺伝子の影響割合を発表したもので結果的には両者ともにほぼ同じ答えになります。

 

ここにお子さんの最終身長の予測を求める計算式があります。

 

男子= (両親の身長の合計+13)÷2+2
女子= (両親の身長の合計-13)÷2+2

 

この計算式はあくまで目安であって、これには生活環境による誤差が生じてきます。

この誤差は±10cmほどです。

 

-10cm~+10cmまで約20cmもの誤差の範囲があります。

 

上の計算式で170cmのお子さんは後天的な生活環境によって160cmで止まることも180cmまで伸びることもあるということです。

 

このブログのタイトルに「+10cm」身長を伸ばすと入っていますが、この生活環境で+10cmを目指すという意味合いなんです。

 

いかがでしょうか?

遺伝の影響は確かにありますが割合は大きなものではありません。日本人の平均身長は豊かになった食生活、つまり「栄養」が摂れるようになってここまで高くなってきました。

 

どのお子さんにも+10cmの可能性は十分にあります。

あなたのお子さんは栄養バランスがきちんと摂れていますか?

 

外食やお弁当、お惣菜、冷凍食品などで偏った食事になっていないでしょうか?

特に小学生のお子さんでは味覚も発達中の段階なので好き嫌いもあります。

 

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