ハセツネ30試走
本日早起きしてハセツネ30の試走に行って来ました
と言っても私はこの大会に出場するわけでは有りません。トレイル仲間のIさんが出場するので、試走に同行させて頂いたのです。
実は私は今迄ハセツネ本戦に3回出場しているのですが一度も試走した事が無く、レース中はコースから見える景色等をまじまじと眺めた事が無かったので是非一度レース以外で訪れてみたいと思っていた所だったのです。
家を5:20分に出発し、武蔵五日市駅前駐車場には約束の時間7時丁度に到着しました。今日からETCの割引が始まったからかどうか分かりませんが、東名高速は朝早いにも関わらず結構混んでいました。
この辺がフィニッシュ地点らしい。直進してスタート位置へ移動。
IさんのハンディGPSで確認した所、この辺がスタート位置の様である。
登山道に入るといきなり沢歩き状態。本当にここがコース?沢を渡る所も有った。壊れそうな橋も有り。
下り始めるとすぐに林道にぶつかり、本戦でもおなじみの入山峠に到着します。
階段を上らず左に折れて林道を下ります。
醍醐川の橋を渡って右折します。右折して暫くしてから徐々に登って行きます。
この登りを歩くのと、ゆっくりでも走るのではかなりタイムが違って来そうです。
和田峠の手前で登山道に入ります。一旦行き過ぎて和田峠のベンチで一休み。
なれなれしいカラスが食べ物を目当てに数十㎝の位置まで近寄って来て、脅しても全く逃げません。
完全に人間をなめてましたね
醍醐丸手前の分岐。間違って醍醐丸に登ってしまう。実際は右のまき道を行く様である。
市道山手前の分岐。ここも間違って市道山に登ってしまう。鋭角に右折するのが正解。
某有名ブロガーさん風に言うと、”鋭角にボキッ”と行く所ではないかと思います。(逆から来ると良くわからん。。)
トッキリ場。トッキリって、どういう意味だろう。。。う~ん、気になる。
イッポチ山~トッキリ場位までは、結構アップダウンが激しい。後半疲れた足には厳しいかも。
今熊山付近。ここでもルートミス。まき道から今熊神社直下に出たら下らずに神社の方に登り返さないと、ハセツネ本戦のコースを下ってしまう事になる。
そしてフィニッシュ地点へは向かわずそのまま、駅前駐車場へ向かった。
ここの駐車場、一晩泊めてもMAX600円なり。非常に安い。
途中橋本付近での渋滞が激しかったが、厚木付近は比較的空いていて無事帰宅~
<試走の感想>
1.ロード(林道)区間が非常に長い。前半はスタート直後の刈寄山付近以外は全て林道。しかもスタート直後からかなりの登り。更に入山峠から下った後に長い登り返しである。本大会はハセツネ本戦出場に躊躇してしまう様なトレランビギナーの登竜門として位置づけられているが、ビギナーの方は前半で既に トレイル→キツイ→キライという図式になってしまいそうな予感。。
2.後半は本戦コース逆回りであるが、トップ選手でも第一関門までが一番きついと言う様に、林道の後に細かなアップダウンが連続し、残っている体力が更に消耗する。
3.でも、走れる尾根は本当に気持ちいい!
4.山道では、係員さんがいないとすぐにコースミスする。改めてレースのスタッフの方には感謝です!
一昨日から。。
喉が痛い。。鼻もツルツル。。
もしかしたら風邪?
それとも檜の症状
そう言えば去年もこの時期こんな状態だったかも。。
杉より檜の方が強烈な症状なのだろうか
山をマスクもしないで走ってれば、仕方ないか。。
山の名前
トレランをする方は、良く山岳地図を見ると思いますが、山の名前(最後の”山”の部分)って色々有りますよね?
ヤマはもちろんサンとかタケとかミネとか。。
丹沢には丸(マル)の付く山も多いし、丹沢と箱根の間にある足柄山には矢倉岳に次いで2番目に高い山を”鷹落場(たかおちば)”といいます。
これらは又別として、何でこんなに沢山の呼び方が有るのでしょうか?興味があったので調べてみました。
呼び方を古い順に並べると、
ネ → ミネ → ダケ(タケ) → ヤマ → サン → セン
となるそうです。
数万年前は色々な事を1音で発音し、山を表す”ネ”から派生して、ミネ、オネ、ヤネ、ウネ、ムネ等高い所を示す言葉になったそうです。
白根とか箱根とかって、相当古くからの読み方なんですね!
ダケ(タケ)は主に日本の南北に分布する名前で、沖縄や津軽半島は全て”岳”みたいです。箱根近辺にも多いですね。これはアイヌ民族に由来するそうで、おそらく中央アジアからまず沖縄に渡って、その後北上した様です。
中央アジアのウル語で、山をダカンといい、それに岳の字を当てたのではないかとの説が有ります。
ヤマは南方系の言葉の様です。ビルマ語では山を”YOMA”と発音するそうです。いわゆる訓読みですね。インドネシア語も日本語に近い言葉が沢山あると聞いた事が有りますが、訓読みは漢字が伝わる遙か以前から日本で使われていた言葉なので、もしかすると縄文人のルーツは東南アジアに有るのかも知れません。(はっきり分からないので、又勉強します。。)
サンはおなじみ音読み。これは中国から漢字の伝来と共に伝わってきました。漢字の伝来は当時の政治・文化の中心地であった近畿地方と思われるので、ここを中心に南北に伝わって行った。
更に中国の王朝が”漢”から”呉”に変わると発音がセンとなり、先進国に合わせる為急いで取り入れた結果サンとセンが混在する結果になったそうです。
ちなみに中国では現在山をシャンと変化しているそうですが、サンは漢時代の読み方が日本で化石の様に残っている例だそうです。
という事で、近畿地方にはサンとかセンとかが多く、そこから遠く離れるほどヤマとかダケとかネとか古くからある名前が多く残っている・・・という事の様です。
こうやって見ると、日本語って山の名前だけでも色々な所から来てるんですね。(おそらく人と一緒に)
その他にも、数の数え方で”ヒフミヨイムナヤコソ”というのはチベット語と全く同じだそうです。
トレランの石川選手がエベレストマラソンでチベットのお隣、ネパールに行ったときの記事に、”ネパール人は顔つきが日本人に似ている”と有りましたが(アドスポ№6、P18)、おそらく大昔にこの辺の人々で日本に渡ってきた集団が居たのかも知れません。
長々となってしまい申し訳有りませんこういう話、好きなもので。。
もし興味の有る方は書籍を参照して下さい。