こんがらがった頭の中を綴らせていただきます


不快に思われる方がいらしたらごめんなさい…お許しください






今年に入り三度目の入院をしている実母について、兄妹で話し合い、今回の退院後は兄夫婦がしばらく世話をすることになって


実兄からは、退院のタイミングやその後の生活も

自分たちで医師に相談して決めていくから、関わらなくていい…と言われていたのに


「退院が決まったから迎えにきて欲しい」と

母は私へ電話を掛けてきました



未だ歩行器なしでは歩くこともおぼつかないし

食事だって出された物を半分も食べられず


「食欲が戻らなければ再入院となる確率も高い」と医師から言われていたから

退院はまだ当分先だと、兄は思っていたのでしょう
仕事が忙しいのも理解できます

でも、私は母に兄からの連絡を待つように…と伝えたのに、直ぐに連絡をしてあげないから、母は私に一日おきに電話を掛けてくる


だからつい…


本当に退院出来るのか?

病棟へ確認するつもりで電話を掛けて


結局は兄に代わって、私が主治医の話を聞きに行かなければならなくなりました



無理を言って退院して、また転倒でもしたら目も当てられないし

何より、迎え入れる環境を整えられないまま、前回のように母が勝手に退院を決めてしまったら…と思うと気が気ではなくてつい…

でも、行かなければよかった




「出来ないことを並べないで、出来ることを褒めて

 本人のやる気を引き出さないとダメですよ」


「やりたくない事、食べたくない物を勧められても

 誰だってイヤでしょう?」


って、なに?


ついこの前までは、しっかりリハビリをしなければ退院は難しいと言っていたのに何なの?



私だって、退院したがっている本人を拒むつもりなんてサラサラない


でも、母の状態は入院前とあまり変わらないのに、その気にさせれば良くなる?


娘が母親の身を案じてはダメなのか?



医師なんてみんな同じ

治療が終われば、患者の回復具合に関係なく出ていって欲しいんだ



込み上げる怒りをグッと抑え込んで部屋を出て


病棟の母を見舞った帰り際に母からは

「退院しちゃダメなの?帰りたいのに」と言われて



車に乗ると胸が詰まるような違和感を感じ

そこからは一気に落ちていく



医師に何も言い返さず、自分ひとりでは決められない…と思っている自分がイヤで堪らず


娘の入院中の医師との会話

歯がゆい思い

不甲斐なさ

いろいろな感情と情景が浮かび


帰宅するとひどい頭痛と吐き気で動けなくなって

もう大丈夫…って思っていたけどやっぱりまだキツイのだと再認識


起き上がれない日は数日続きました




幸いにも予約を入れていた花の教室が巡ってきて


思い切って出掛けて行き、駐車場に車を停めると向かいの車が娘の月命日ナンバー



だから言ったでしょ

ママはもう無理することないんだよ

ニイニに任せておけば大丈夫だよ



そんな娘の言葉が聞こえたようで



自分のことは自分で守らなくちゃね



電話を掛けてきた兄に「よろしく頼む」と伝え

気分転換に少し遠出をしたら


その時は気持ちを切り替えることも出来ました





今夏初のビーチで




ところが週が明け数日が過ぎて


医師と話した兄から

土曜日に退院が決まり、母には自主的に歩行練習するよう言ってきた…と連絡がきて



兄のその口調にすっご〜くイヤな予感が



そして不安的中


その日の未明

トイレに起きた母が転倒して大腿骨を骨折したと

病棟から電話が掛かってきたのです


病院へ駆けつけると「ごめんなさいね」とかすれた声で謝る母がどうにも不憫で


誰よりも辛いのは本人だと分かるから、それが何よりも辛く「謝らないで」としか言えませんでした




その後も手術の説明を受けた兄からは

「書類は整えてきたから当日も行く必要はない」と言われています


80歳を過ぎた母親が全身麻酔で手術を受けると言うのに



兄の私に対する気遣い、不器用な思いやりなのかもしれないけれど



その日からずっと

何をしていても頭がどこかボンヤリとしていて

 

誰が悪いわけでもないのだろうけれど

なんだか悲しいなぁって考えています



心配しすぎだとか、気にし過ぎとか

私の性格の問題なの?


引き寄せの法則?


何も気にせず暮らしていれば悪いことは起こらない?


そんなわけない



自分のことは自分で守る…でも何から?



私はどうしたらいいのだろう?

どうしたいのだろう?



そこで思考は止まります



きっと正解はないから

自分のやりたいようにやるしかなくて



でも、自分がどうしたいか?はよく分からない



ただ、もう二度と後悔だけはしたくない


それだけは確かだから


自分が今出来ることを精一杯やるしかないのかもしれません




実妹から明日の手術を案じてラインがきました




ばあばっ子だった娘と一緒に

明日は母の側に居ようと思います