数日前から違和感を感じていた奥歯


金曜日に診察を受けた近隣の歯科医院で、出来るだけ早くその歯を治療した歯科医師に診てもらうようにと言われ


「時間的にも距離的にも両方はムリ、今回は自分優先で頼むよ」との夫の言葉に背中を押され(オーバー爆笑)


お寺へ行くつもりだった12日土曜日、娘の79回目の月命日は、かつてお世話になっていた歯科医師の診察を受けてきました





上下へと広がる天使のハシゴ、見つけました



強面で無愛想で会話も質問もできないような威圧感があるのだけれど、とにかく腕が良く信頼できるその歯科医師


結婚以来ずっとただ淡々と治療を受けてきて


「お嬢さんお元気?」などと訊かれる心配も無いと分かっていたから


娘を見送って以降も一年くらいは

夫に付き添われて通っていたのだけれど



わが家から車で約1時間、往復2時間の車内では、娘を隣に乗せ走っていた時の記憶が甦えり涙が止まらなくなるし


医院の待合室や、治療後に立ち寄ったお店を見ては娘の仕草や表情が浮かび胸が苦しくて


なぜそんな想いをしてまで通う必要があるのか?…を考えるようになった頃に


自分にムリをしていたこと

その歯科医院へ行く時は以前からいつも気持ちが重かったことに気付き


医師の都合で予約日を変更することになったタイミングで通院をやめていました



色んな意味で行きづらい

けれどキッパリとは縁を切れない場所


勢いで電話を掛け、すぐに来るようにと予約を入れてもらえたからこそ、今回行くことができたのだと思います



久しぶりに走る道路は思った程辛くはなく


変わらない歯科医院の受付の女性や衛生士の方々、何ひとつ変わらない院内も大丈夫


でも


診察室に入ってきたその医師が

まるで別人のようにのようにめっきり老け込み

驚くほどに覇気がなくて


これはもう全く別の意味でのショックで


そのうえ残念なことに先生の腕が落ちている?

…治療の痛みというより先生の手の置き場所とかミラーやバキュームの当たりが痛くて


なんとも悲しい気持ちになりました 



ネット検索で出てきた口コミも以前とは全く違う酷いものばかり



通わなくなってからの5年…私たちにとっての

とてつもなく辛くて苦しい時間に先生に何があったのかは分からないけれど


辛さは違くても、それぞれの尺度で辛いと感じながら過ごしていた人がいるってことなんだね



帰りの車中はそんな会話となり、娘との思い出に苦しむことも、涙を流すこともありませんでした



幸い歯の治療は無事に終わったのですけどね


きっとこの歯科医院を訪ねることはもうなくて


引き続きインプラント治療をしてもらえる歯科医院を、迷うことなく探すことになります




答えはムリに出さなくても

区切りのタイミングは訪れるものなんですね



通院をやめたのは娘を見送ったからではなくて


辛いと感じながらも踏み切れないでいた私に

娘がやめ時を教えてくれただけ


そして最後の区切りが今回の治療



そのことに気付かされました






秋バラは可愛らしいです




先月末に職場でトラブルが起き

それを発端に様々な問題が表面化


解決策を話し合っている中で、ひとりの女性が長年抱えてきた悩み、胸の内を泣きながら吐き出す場面がありました



悩んでいる本人は堪らなく辛いと思うから


なんとかしなくては!

せめて話くらいはしっかり聴いて理解したい!

と思ってきたのだけれど


その女性を擁護する人までもが怒りをあらわに個人攻撃を始め、ある種のハラスメント状態


そうなると私の中では、人間関係に悩んでいた頃の娘の気持ちを考え、自分を責め、そこからタラレバが始まる負の連鎖


全く違う辛さに耐えなければならないわけで




もちろん今でも、彼女と仲間の話には耳を傾けてはいるけれど


段々と気持ちが引いてきて


どこか俯瞰している自分もいて


何もかもが

ちっぽけなことだと感じる時もあって




辞めるつもりなどサラサラ無かった筈なのに

ここ数日は、今が身を引く時なのかなぁ…とも考えるようになっていました




6年を過ぎて何かとやる事も増えてきたし

ひとりで家に居ても大丈夫かも…とか


親の介護に専念するべき時なのかも…とか


でもなんで私が辞めなければならないんだっけ?…とか、思うことは色々あるけれど




今、私が抱えている問題や私の心の状態を

娘は分かったうえで

私に何かを伝えようとしているのでしょうか




ママはちょっと的外れなんだよ…




娘のそんな声も聞こえてきそうだけれど 笑い泣き





答えを急ぐ必要はないわけだし


いつか区切りの時は来るのだろうから




娘の声に耳を傾けながら

焦らずゆったりとした気持ちを持って



自分の心地よい状態を探していこう





そんなことを考えた娘の79回目の月命日





その日の想いを

ここに残しておこうと思います





長文にお付き合いいただき

ありがとうございました