わが家のクリスマスパーティーは

いつもイブの夜でした



楽しいことが好きだった娘のために

あれからも


娘が喜びそうなプレゼントを選び

ホールケーキにロウソクを立て明かりを灯し


たとえツリーは飾れなくても

どんなに苦しくても悲しくても


疑問を抱くことも悩むこともなく続けてきました



娘を喪った現実を

受け入れたくなかったのかもしれません



あれから3年が過ぎて



18歳になった娘に何を贈ろう…



なぜか今年は全くイメージが湧かなくて


私が知り得る娘の『好き』に限界を感じ

焦れば焦るほど分からなくなり


私の心が娘の居ない現実を受け入れたのか?


その疑問に抗うように

出直してはプレゼントを探すけれど決められず

華やぐ街の中

ひとり取り残された気持ちになり帰ってくる


それを繰り返していたら

とうとう薬も効かないほどの頭痛に

体が動かせなくなりました



プレゼントどころか

ホールケーキもチキンも無いクリスマスイブ



観念してベッドでひたすら眠りました




夕方になり

ようやく頭痛も少しラクになった頃


心友さんから届いた

何とも愛らしい娘のシンボルの写真 アップ


続いてもうひとりの心友さんからも

娘がこんなにも元気なのだと…と教えていただいて

思わず顔が綻んで



今年はもう仕方ないね

もう幼い子ではないんだしそんな年もあるよね



気持ちを切り替えることができました






するとすかさず

今度はインターホンが鳴って


娘の幼稚園時代のママ友からのサプライズ アップ


息子さんと選んでくれたお線香とキャンドル

そして娘と趣味の合う2歳年上のお嬢さんからは雑誌とカードが届いて


思いがけないクリスマスプレゼントに

涙がこぼれました




そして クリスマスの今日




私の高校時代の友人のお嬢さんから届いたラインが

未読のままやけに沢山残されていることに気付いて

慌てて開くと


「だいじょうぶ? あそびにきて」のメッセージ


娘を喪ったことを友人に伝えて以来

毎日欠かさずスタンプを送ってくれる

知的障害のあるお嬢さんは何でもお見通し


昨日からの2日間、既読を付けなかった私を心配してくれていたのです



「だいじょうぶだよ〜」と連絡して会いに行くと



タラーン





私を待つ間に

こんなに可愛らしいお菓子を焼いてくれました アップ


うちの娘は右端一番上の子だそうです







帰り道に立ち寄ったコンビニで見つけた

すみっコぐらしのbagに

偶然出会えた韓国のお菓子を詰め込んで

娘へのクリスマスプレゼントも完成 アップ



拘るのはいつも自分なんですよね




三日月目の君の笑顔が浮かんだよ


待たせてごめんね


やっと言える


大好きな君にメリークリスマス


ベル


そして今日もありがとう