『petit 鹿児島スピリチュアルツアー』続編です



もうひとりの女性

…ミディアムさんと呼ばせていただきます…

その方は


「ちょっと待ってね…」と含み笑いを浮かべながら


「この子オモシロイ…南の島の景色を背負って現れたよ…こんな登場の仕方は初めて」と仰いました


そして

白い短パンに白いタンクトップで満面の笑みだと



あぁ、娘らしい



トップスの襟はTシャツみたいに太い幅…と聞いて


それはタンクトップではなく

お気に入りの白Tシャツの袖をクルクルっと巻き上げているのだと、ピンときました




パンパースが取れる前からプールに入っていた娘


娘を連れ、かつて訪ねた島や海をひとつずつ伝えていくうちに、その場所が石垣島だと分かり


その頃の娘の表情やしぐさ、楽しかった記憶が

キラキラと輝いて浮かんできました



良かった…たった15年の生涯にひとつでも、娘の記憶に残る、娘の大好きな場所があって良かった



ただ



「病気だった?突然のことだった?」

娘は自分がなぜそのような選択をしたのかを分かっていないようだと伝えられると


あの瞬間、あの日あの時あの場所にひとりにしなかったら…と思わずにはいられませんでした



そして娘は少し寂しそうに


ママをずっと待っている…と言ったそうです


そっか…

ママはまだ君の気持ちに気づいていないんだね



そんな私にミディアムさんは温かく

「ふたりは二人羽織みたいなもの

 いつも一緒に居るんだから」と繰り返し


「娘の好きなものを食べて、娘の好きな所へ出かけて行って、いつも笑っていて」と仰いました





小学2年生の娘が作ってくれたプレスレット

娘のお気に入りのヤドカリくん

娘がプレゼントしてくれた貝や珊瑚を

以前はいつも持ち歩いていたっけ…袋ごと出てきました




二人の女性に視ていただいた今回のツアーでしたが



ユタ神様が

娘のルーツに始まり、当時の娘の心境と

その事を振り返った娘がどう感じているか…いわゆる『過去』を中心にお話しくださったのに対し


ミディアムさんは当時のことにはあまり触れず

娘が今どんな状態であるか
肉体をもたない娘とこれから先どのように歩んでいくのか…と言った
『未来』に向けたお話が多く

この二人の組み合わせが絶妙で

ツアーの最中は
辛い過去に向き合うことを少し先延ばしにし
未来に目を向け、いつも一緒に居る子どもたちを感じながら生きていこうね!と

女三人ワイワイガヤガヤ観て食べてお土産買って
とても楽しい時間が流れました



ところが、みんなと別れ現実に引き戻されると
時間を追うごとにお二人から伝えられた内容の違いが気になり始め

また

ユタ神様を通して伝えられた娘からの『お願い』…

自死の理由を学校に伝えてほしい

そして

自分の意思を貫いたことによって

当時は想いが至らずに迷惑をかけてしまった方々へ、ママからお詫びを伝えてほしい…という難題に向き合う上では


ようやく出来たカサブタを剥がされたような

痛みを伴う苦しみがありました



当時は思いつく限りを尽くしたつもりでいたけれど、娘の想いを汲んでいなかったのならやり直したい…

娘が望むのであればどんなに困難な事でも叶えてあげたい…そんな母親としての想いは当然あるのに


現世に生きている限りイチ社会人として

わきまえなければならないこと

相手の気持ちに立った判断も必要で

間接的な形を取らざるを得なくて


今回もまた私は娘の気持ちに寄り添えないのか…と自分を責めました



でも



娘が繋いでくれた方々から教えていただいたこと



答えはひとつでは無いし

ひとの気持ちはウツロイヤスイ



娘が私に望んだことはあくまでもあの日あの時の娘の気持ちであって

それが翌日、数分後に変わることもあるんですよね



囚われない方がいい


今できる精一杯をやろう



何か課題を戴いた時に丁寧に向き合おうとするその姿勢こそが娘と向き合うことなのだ…と


何度も娘の前に座り話しました



自分の気持ち

社会の仕組み

だからこうしようと思う



あの頃もっと娘と話していたら…娘に向き合えないまま迎えた別れ…その後悔を繰り返したくはない


今こそ娘に語りかけ、話を聞いてもらう時なのだと感じたから




その先に

君の気持ちに気付くことのできるママがいたら


君は喜んでくれるのかな


そうだといいな




あらためてこのツアーを振り返ると

二日続けて二人の女性に視ていただいた事にも

意味があったのだと気付きます



企画してくださった心友さんに、心からありがとう




そして、ここに辿り着くまでに

寄り添ってくださった方々への感謝を込めて




今日もお読みいただきありがとうございました