ドンブラザーズ 50話 | 無気力20代の平凡な日常

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漫画の授賞式。

 

「先生!新作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』、日本マンガ大賞受賞、おめでとうございます!今のお気持ちは......?」

 

「......ありがとうございます。身に余る光栄です。」

 

仲間たちは拍手し、ソノザ編集長は涙している......

 

 

「(苦楽を共にしてきた仲間たち......でも、私が一番会いたい人がいない......私の漫画の主人公でもある、『桃井タロウ』が...... なぜ、こうなったかというと......)」

 

 

 

ある日のシロクマ宅配便。

 

「そう言えばさタロウ、昨日畑中さんの家に配達に行ったらさ、文句を言われたよ。何でお前が来ないんだ!って。」

 

「......畑中さん?」

 

 

「ほら!お前が配達のついでに、家の掃除をしてやってる!」

 

「......そうだったか。(畑中......誰だったか......)」

 

 

縁を大事にするタロウがなぜ......?

 

 

 

はるかの下校途中。

 

「タロウ?どうした?」

 

「お前、どう思っている。ドンブラザーズに入ったことを......後悔しているか?」

 

 

「全然!そりゃ、最初は死ぬかと思ったし、地獄だったけど。タロウとかみんなと知り合えてさ!みんな変な人ばっかでホント笑えるし!私、ドンブラザーズになって、前より人間が好きになった気がする......かな?」

(人間好きじゃなかったのかな?)

 

 

「......そうか。良かった。」

 

「今ね、ドンブラザーズのこと漫画に描いてるんだ!必ずカムバックするんだから!」

 

 

「なら、もう盗作とは言われないな?」

 

「いいのいいの!だって可愛いじゃん!」

 

 

「......それがお前のいいところだ。......じゃあな。すまなかった。」

 

 

立ち去るタロウを見送りながら「ちょっと変」だと思うはるか。

(いつも変?)

 

 

次はこの人。

 

「......ほう。ではドンブラザーズに入ったことについて、私が後悔しているか知りたいと?どうしたのかな、急に。」

 

「答えろ。聞きたい。」

 

 

「......こんなこと言うのは少々照れるが、いい勉強をした。ほら、あの雲。風のままに流れ、消える。まさに理想の境地、だが......いくら手を伸ばしても雲には届かない。そう思い知った。だから、感謝しているよ。」

 

 

「......そうか。ならよかった。」

 

猿原の前からも立ち去るタロウ。

 

 

 

ソノゴはいつも通りに「この世で一番美しい女は誰だ?」と聞いて回っていたが......

 

目の前の人物はフードを脱ぎ捨て「私だ」と答えた!?

 

 

「ソノナ!?なぜお前が......!?」

 

「相変わらずくだらない美人ごっこか。いいのいいの。好きにして。どうせもう、死ぬんだから。」

 

「いや......来ないで!」

 

 

 

 

「貸せ!俺が開けてやろう!」

 

迷惑親切で缶ジュースを握り潰すソノロク。

 

「どうだ!俺は親切だろう!」

 

しかしその人物は......

 

 

「お前は!?ソノヤ!?」

 

 

「相変わらずグダグダだなぁ?ソノロク。」

 (ジャン?)

 

 

ソノナとソノヤはソノゴ、ソノロクから変身力を奪い、一撃で葬ってしまった!?

(草加雅人はカイザギアを奪われ、バドさんは大和にパワーを託し、ソノヤは奪うのか。。)

 

 

翼とナツミ。

 

「ねえ。まだ話してくれないの?翼がなぜ指名手配されてるのか......」

 

「......話しても、信じないさ。」

 

 

「私を信じてないってこと?でもやっぱりいいわ。翼の話を信じても信じなくても、無理、だから...... ねえ。私聞いてほしい話があるんだけど......」

 

「......いや、話さなくていい。言いたいことは分かってる。お前のことなら、何だって分かる......」

 

 

「......などと......」

 

「......申しており。」

 

 

「......ごめんなさい。翼。」

 

 

かつての恋人は、翼の元を離れた......

 

その様子を見る男。

 

「......あの女は?」

 

「夏美だ。忘れたのか。」

 

「......そうだったか。」

 

 

「あっけないもんだ。あれほど求めた女なのに、結局手が届かなかった。何もいいことがないぜ!俺の人生!これもドンブラザーズのせいか!? ......だが、不思議だ。俺はドンブラザーズでいたい。俺は戦う。誰かを愛している者のために......誰かに、愛されている者のために......」

 

そんな翼から、ムラサメが離れて飛んでいく......

(獣人事件なくても、翼と夏美は根本的に合わなくていずれ破綻してたのかな。。)

 

 

 

家を片付ける雉野。

 

「うわ!?桃井さん!?ビックリした!」

 (こっちは急に大声出した雉野に驚いた)

 

「ちょっと顔が見たくなってな。引っ越すのか?」

 

「はい......ここにいると、みほちゃんのことを思い出して......」

 

 

 

「辛いな......」

 

「やめてくださいよそんなの!僕は、ドンブラザーズなんですから!」

 

 

「好きなのか?ドンブラザーズが?」

 

「はい!僕の、誇りです!これからも、人々を守るために生きようって!それが、自分を救うことになるような気がして!構いませんよね?自分の為に戦っても!」

 

「......ああ。全然いい。」

 

 

自分を救うことを覚えた雉野つよし......

 

 

どこかの結婚式。

 

 

突然消毒剤が巻き散らかされる!?

 

「汚いきたない!」

 

ーーー相変わらずね、ソノシちゃん?

 

「どうでもいいけど。」

 

「お前、ぐにゃぐにゃだな?ぐにゃぐにゃの、ナヨナヨだ。」

 

 

「お前たち!?まさか処刑しに!?ちょっと待って!!」

 

「いいのいいの頑張らなくて。もう終わりよ。」

 

ソノナとソノヤを前にして逃げるソノシ。

 

 

 

「そう言えば、ムラサメがどこかにいたはず。使ってみるか......」

 

ソノヤがムラサメを召喚し装備する......

 

 

 

どんぶら。

 

「ねえねえ!何か知らない、マスター!」

 

「ああ!桃井タロウの様子が少々おかしいんだが......!」

 

 

「知ってるよ。彼の記憶は今、リセットされつつある......」

 

 

陣の空間で一緒に握り飯を食べるタロウ......

 

「ソノイ達脳人がドンブラザーズに入り、後継者であるジロウが成長した今......彼の仕事は終わった。」

 

「でも!だからと言ってなぜ記憶を!」

 

 

「彼は休む時なんだ。記憶を一新して、戦いとは無縁の人生を送る......」

(ドンモモタロウブラック? )

 

 

「じゃあ、今までのことも全部!?」

 

「僕たちのこともみんな!?」

 

「そうか......それでマスターは早目に桃井の誕生日を!」

 

 

「バカな......!タロウが、全てを忘れる......だと!?」

 

 

 

食事を続けるうち、陣のことも誰だったか忘れてしまうタロウ......!?

 

 

「確か、前に遭ったような気がするが......」

 

「気にするな......(ご苦労だったな、タロウ......)」

 

 

やがて義父とも別れの時間が......

 

 

 

「仲間たちとの記憶が、薄れていく......!?(やはりそうなのか、タロウ......!)」

 

「ああ。あんたに頼みがあってな。これからお供達に誘われているんだが......」

 

タロウの最後の頼みとは......

 

 

 

 

這う這うの体で逃げ回るソノシ。

 

「た、助けて......!」

 

 

ソノニやソノザに助けを求めるが、そんなことはお構いなしに上空から舞い降りた戦士が一閃!

 

ついにソノシも消滅してしまった!

 

「お前たちは!?」

 

「ソノナ、ソノヤ!?」

 

 

 

おでん屋。

 

「どうしたんですか。皆さんしんみりして......」

 

「......桃谷ジロウ。」

 

「は、はい?」

 

 

「後はよろしく頼む。」

 

「え?や、やだなあタロウさん!まるで、どこか遠くに行ってしまうみたいに!」

 

 

親父からタロウにおでんのサービス。

 

「タロウ、一杯食べてね。目いっぱい。」

 

 

「(鬼頭はるか、漫画を描く。)」

 

記憶を失っていくタロウに、ソノイが補助をする......

 

 

「......はるか。お前の漫画を、楽しみにしている......」

 

「うん。」

 

 

 

「桃井さん......」

 

「(雉野つよし。気が弱い。)」

 

「......雉野つよし。泣くな!名前のように、強く生きろ......」

 

雉野は感極まって泣いてしまう......

 

 

「ゆっくり、休んでくれ。桃井タロウ......」

 

「(猿原真一、俳句を詠む。)」

 

「猿原真一、俺はいつか、お前の句集が読みたい。」

 

 

 

「俺は......俺は、もっと、もっとお前と......」

 

「(犬塚翼......)」

 

「......誰だ、あんた......確か、どこかで会ったような......」

 

 

「(タロウ、忘れたというのか......!私のことまで、そんな......!)」

 

気持ちを切り替えるソノイ。

 

 

「......いいものですね。おでんと言うのは。こうして偶然同じ席についても、心が和む......」

 

「......ああ。いいもんだ......」

 

 

しかし、その場にソノニのコンドルアローが突如飛来する......!

 

 

 

ソノナ、ソノヤには必殺武器も通用せず、甚振られるソノニ、ソノザ。

 

ソノイが救援に駆け付けるが

 

「あらソノイちゃん。桃井タロウは、どこなの?まあ、どうでもいいけど。」

 

 

「タロウは今、仲間たちと最後の時間を過ごしている......邪魔はさせない!」

 

ソノイVSソノナ、ソノヤ。

 

 

 

「タロウさん......本当に、どこか遠いところに......!?」

 

はるかが追いかけようとするも

 

「よせ......!タロウはこれから、新しい時間を生きるんだ......!」

 

 

トラックに乗って去っていくタロウ......

 (運転の仕方忘れたりしないかな?)

 

 

ソノナたちに手も足も出ないソノイ達。

 

 

「こいつらは脳人最強の処刑人......逃げろ!」

 

「そうはいきませんよ!僕は、タロウさんから後を託されたんですから!」

 

 

ドンブラザーズVS脳人最強の刺客。

 

 

タロウはどんぶらへ寄っていた。

 

 

「......君に読ませてくれと、作者から頼まれた。」

 

マスターが渡してきたものは、漫画?

 

 

戦闘中、突然ムラサメがソノヤの手を離れ刃を向ける!?

 

「僕はあなたが気に入らない......!反抗します!いいですよね?マザー!」

 

―――思う通りにしなさい!ムラサメ!

 

 

この場限りとはいえ、ついにムラサメが仲間に......!?

 

 

 

 

漫画を読んでいくタロウ。

 

 

ーーー配達先で出会った黄色い少女に「縁ができたな」と声をかけたこと。

 

 

ーーー敵であるはずの脳人と、月を見上げて語り合ったこと。

 

 

ーーーお供達から「カブトムシのギイちゃんが帰って来た」と言われ、夢中になって探したこと。

 

 

そして最後のページは......

 

 

「......頃合いか。」

 

「だな......」

 

超攻撃で9人を一気に追いつめるソノナ、ソノヤ。

 

 

「ボロボロのボロだな、お前ら。」

 

「こんなところで......!」

 

「まだ、だ......!」

 

 

 

ーーーーはーっはっはっはっは!

 

「こ、この声は......!?」

 

聞き覚えのある声、見覚えのある神輿......!

 

「お前は......!」

 

「桃井さん......!」

 

「タロウ!」

 

 

「はっはっは!さあ笑え、祭りだ祭り!情けないぞ、お供達!立て、名乗りだ!」

 

 

「こんな時に......!」

 

「名乗りだと......!」

 

「やりましょう!」

 

 

 

 

「清廉潔白完全主義、ソノイ!」

 
「美しい花には棘がある、愛を知りたい!ソノニ!」
 
「思い込んだら一直線!ソノザ!」
 
「ジョーズに目覚めた、ドンムラサメ!」
 
 
「筋骨隆々!ドンドラゴクウ!」
 
「ドントラボルト......!」
 
 
「ウキ世におさらば......サルブラザー!」
 
「漫画のマスター!オニシスター!」
 
「逃げ足ナンバーワン......イヌブラザー!」
 
「トリはケン実!キジブラザー!」
 
 
そして......
 
「タロウ......!」
 
「桃井さん......!」
 
何も書かれていなかった漫画のコマに、ついに文字が記される......!
 
 
「桃から生まれた!ドンモモタロウ!」
 
「暴太郎戦隊!」
 
「「「「「「「「「「ドンブラザーズ!!」」」」」」」」」」
 
 
 
「これが......ドンモモタロウの力......!」
 
「く、ビリビリ来る......!」
 
 
「さあ、楽しもうぜ!」
 
 
ザングラソードを滅茶苦茶に回し、アバ太郎斬でソノナ、ソノヤの攻撃を跳ね返して一閃!
 
しかし、炎が晴れるとそこには......
 
 
「まさか......」
 
「タロウさん......!?」
 
「タロウ......!」
 
 
ーーーそして、タロウは私たちの前から姿を消した。
 
 
 
指名手配犯の翼と、ソノニは今日も逃亡中。
 
「ソノニ!」
 
「はい!翼!」
 
 
引っ越し準備を進める雉野つよしに、声をかける女。
 
「あの......二人で、夢の続きを......見ませんか?」
 
 
 
 
何もなく歩く猿原真一。
 
「ここで一句。『去る君の 足跡見えず 雪の夜』。」
 
 
 
はるかの授賞式。
(よく見たら井上大先生いるw?)
 
「ドンブラザーズは、私の漫画の全てです。なぜなら、ドンブラザーズは私が生きた......真実の物語だからです!」
 
 
ーーーそうして、私は私の、私達の物語を描き続ける。
 
 
相変わらず漫画を描いていくはるか。
 
 
「もうちょっと盛り上げを!」
 
「え~編集長、キビシーい!」
 
 
そんなある日、インターホンが鳴った。
 
「おばさーん!」
 
「ごめーん、今手が離せないの!」
 
 
仕方なく出てみると、宅配便が届いていた......
 
 
「お届け物です。サインかハンコを。」
 
「......!?」
 
目の前の配達員を見て驚くはるかに、男が伝えたのは一言だけ。
 
 
「......縁ができたな!」
 
 
ーーーーーーーー
 
終わった、のねw
 
また詳しい感想は後日......