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翼「戦いの場でしか会ったことのない仲間たち。俺たちは、互いに正体を知らない。知りたいのか、知りたくないのか......俺自身にも分からない......」
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どんぶらで流しそうめん。
「楽しいですね!こうやって全員揃ってワイワイやるのも!」
「そうだな!何だかんだ言って、桃谷ジロウも憎めないところがあるし。」
「全員ではない。イヌがいない。」
「......そうよね。今まで一緒に戦ってきた仲間なのに......」
イヌブラザーの正体は......?
「え?犬って犬塚翼さんじゃないんですか!?」
「「「え!?」」」
「犬塚さんが、イヌブラザー!?」
「まさか!そんな!」
「......なぜ、君はそう思うのかな?」
「はい!匂いでわかりました!」
ジロウがイヌブラザーに餌をやった時......
別の日すれ違った青年からも同じ匂いがし、更にその男の指名手配ポスターも!?
「それはないですよ!だって僕、犬塚さんとは何度も会ってますし!いくら何でも分かりますよ!」
「......よね。ないない。」
するとタロウが「この際だからイヌの正体を探ろう」と言う......
「え?どうやって?」
「問題ない。簡単なことだ。」
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ダイエットするため、痩せた人間を狙う天装鬼。
ドンブラザーズの5人が駆け付けて戦うが、イヌブラザーだけは戦闘に集中できない......
「(どういうことなんだ......?あれは一体......)」
ナツミに似た女が、キジブラザーの妻になっていたこと......
「おいイヌ、戦いが終わったら、寺の街の喫茶どんぶらに来い。話がある。おい聞いているのか!イヌブラザー!」
そうしている内に、天装鬼はシーイックパワーの水に隠れて逃亡。
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どんぶらで待つ4人。
「あーもう!来ないね、イヌさん!」
「急用ですかね......?」
「あるいは、我々に正体を知られたくない理由があるのか......」
そんな時、店にやって来た女の子のイヌを抱きかかえるはるか。
「やっぱりイヌは、ワンちゃん!いい子だね~、私、オニシスターの鬼頭はるかだよ!いつもご苦労様~カワイイ!」
他の客の飼い犬にも同じ反応。
「あ、こっちにもイヌさん!たまには腕に乗りたいよね~?」
「......あの、家のタロウに何か......?」
結局イヌブラザーらしき者は来なかった......?
「......仕方がない。次は少々強引に行く。」
(喫茶店にイヌ?)
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『嵐のスカイックボイス』が売り文句のミュージシャン、乾龍二。
しかし全く日の目が出ないため......
「やっぱり俺......才能ないのかな......思えばショウコちゃんだけが、俺の才能を認めてくれた......そんなショウコちゃんも、俺に愛想をつかして......もう一度会いたい、ショウコちゃん!」
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ドンブラザーズVS天装鬼。
遅れてイヌブラザーも到着。
「イヌさん、何で来てくれなかったの?」
「?何言ってる!?おい、奴が逃げるぞ!」
するとドンモモタロウは投げ縄で、ヒトツ鬼......ではなくイヌブラザーを捕獲!?
「捕まえたぞ!イヌ!」
「何しやがる貴様!」
その隙にヒトツ鬼のランディックパワーで弾き飛ばされるイヌ......
ちょうど真下を歩いていた乾龍二に衝突し、翼だけがどこかへ転送される......
「あの人が!?」
「まさか!」
「あの男は......イヌブラザー......?」
(タロウでもヒトツ鬼<イヌブラザーの優先度か。。)
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ーーーイヌさん!イヌさん!イヌさーーーん!
龍二が目を覚ますと、目の間に4人組が......
「ようやく会えたな。嬉しいぞ。」
「(うおおお!?何だこいつら!?)」
「ずっと君に会いたかった。」
「ある意味、初めまして。」
「君の仲間ですよ、ドンブラザーズの!」
「(ドンブラザーズ?バンドか?)」
(何かのゲームでそんな名前のバンドがあったよーな?)
「俺たちは、ずっとお前の活躍を見てきた。」
「(もしかして、スカウトか!?)」
黄色い女が「オニの鬼頭はるか」と自己紹介する。
「(オニ!?音楽の鬼か!?)」
「乾龍二だ。でもいいのか?俺なんかを仲間にして......」
「何言ってるんですか、もう仲間じゃないですか!」
「そうだよ!乾さんしかいないよ!」
「(ようやく会えた!俺の音楽を認めてくれる人間に!)」
バンドメンバーの証か、謎の黒いグラサンを手渡される龍二。
・
何やら騒ぎの起きている方へ走っていく4人。
「またか、忙しいな今日は。」
「行くぞイヌブラザー!」
「(ええ?何だ?......何だあのバケモンは!?)」
そこにいたのはモアイ像に羽が生えたような怪物!?
サングラスをかけると目の前に楽器のような銃のようなものが現れ、回してみると龍二は黒くて小さいイヌに!?
「なんじゃこれえええ!?」
「オマエ、メチャクチャヤセテイルナ!」
怪物が向かって来たところでしゃがんでしまうが、思いがけず転ばせることに成功した......
「ナイスしゃがみ!」
「34点だ!お供達、ドンブラスターだ!」
赤いのの掛け声で怪物を一斉射撃。
「(これはバンドじゃない!ヒーローか!?)」
・
目を覚ました翼。
「(それにしても、何だってあんな真似を......?)」
自分の賞金が100万円に吊り上がっている!?
「(まさか奴め、俺の正体を知り賞金目当てで!?......いや、さすがにそんな......)」
ポケットをまさぐると、サングラスがないことに気づいた!?
「ヤセタイ!」
「筋トレをしろ!」
聞き覚えのある声の方へ行くと、ドンブラザーズとヒトツ鬼が戦闘中......
その中になぜかイヌブラザーも!?
イヌが怪物に弾かれて変身が解け、サングラスが翼の前に転がってきた......
しかし翼がイヌブラザーにチェンジしたところで、スカイックパワーで逃亡する天装鬼。
・
「 (はあ、はあ、助かった......ちょっとだけ痩せたかもしれない......)」
天装鬼の男が見つけたのは、大盛無料のかつ丼屋!
たちまち何十杯も平らげる男。
「気持ちいいですね、お客さんの食いっぷり!」
「そう?今日は抑え気味なんだ。ダイエット中だからね。」
「ダイエット何てしなくていいですよ?私は、一杯食べてくれる人が好き!」
「......ホント?初めてだ......そんなこと言われたの......」
店員の女性に褒められたことで、天装鬼が男を離れて羽ばたいていく......
(ゴセイジャーだから丼物?)
・
翼と龍二。
「そうか。あんたが俺のサングラスを拾ったのか。」
「あなたが本来のヒーローだったんですね!でもちょっと嬉しかった!ほら、男なら一度はヒーローに憧れますから!俺、夢を追って来たんですけど、うまく行かなくて......彼女にフラれて......」
すると翼は「あんたがイヌブラザーをやれ」と提案。
「え!?いいんですか!?俺、実は昔から黒いヒーローが好きで!」
「(この男をイヌだと信じ込ませれば、俺がイヌに戻っても狙われることはないだろうからな......」
・
どんぶらでマスター特製のごちそう。
「ようやく5人揃ったと聞いた。俺からのお祝いだ。」
「え!?ありがとうございます!」
しかし肝心の5人目が......
「俺は一匹狼。誰とも組むつもりはねえ。」
「え?もう組んでるじゃないですか。」
「その通りだ。ドンブラザーズとして。」
「俺が流す涙は......ただ、戦いの中で血を流す......」
「何か、カッコイイ!乾さん、そういうキャラなんですね!もっと言ってください!」
「たとえ天が俺を見放しても、俺の拳は裏切らない!」
「あの、僕にも何か教えてください!そういうの言ってみたいです!」
「懐くな!俺は納豆と男が大嫌いなんだ!」
「俺のペンは、裏切らない!」
「私はお金が嫌いだ!」
はしゃぐ3人の後ろで、タロウは一人でごちそうを食べ続ける......
・
「たとえ天が俺を見放しても、俺はみほちゃんを裏切らない!」
ーーよう。
「あ、犬塚さん!?あの、僕に何か......?」
「ああ。ちょっと聞きたいことがあってな......」
・
翼が聞きたいことは......
「え?みほちゃんとの出会いですか?」
「ああ。ぜひ聞かせてくれ。」
「えー、何か嬉しいな、興味を持ってもらえるなんて!あのですね、出会いは簡単で、僕がみほちゃんの美容室に、お客さんとして行って......」
(昔はロン毛だった雉野。
「お客さんの髪、素敵ですね。」
「僕も好きです......貴女のこと!」
「はあ?」)
「みほちゃん、最初はびっくりしてましたけど......でも僕、それから毎日のように美容室に通って!」
そして、ある日みほから返事を貰ったという......
(毎日www)
「 (そう言えば、ナツミも......)」
(「本当に大丈夫なんだろうな?」
「任せなさいって!こう見えて私、実家にいたころは美容師志望だったんだから。」)
「(微妙に繋がる......判断がつかない!みほはナツミなのか?別人なのか!?)」
その時雉野が見つけたのはみほ?
「(ナツミ!?)」
「紹介しますよ。この後ご飯を食べに行く約束で。みほちゃーん!」
慌てて隠れる翼。
「(何で隠れる?俺?)」
「みほちゃーん!あれ?犬塚さん?」
ーーーショウコちゃーん!
やって来たのは乾龍二?
「ショウコちゃん!俺だよ!龍二だよ!」
「(どういうことだ!?何がどうなってる!?)」
「え、ちょっと何言ってるんですか乾さん!みほちゃんは僕の奥さんですよ、人違いですよ!」
「いや、俺がショウコちゃんを間違うはずはない!俺が悪かった!戻って来てくれショウコちゃん!」
「やめてくださいよ乾さん!触らないでくださいよ!」
経緯を見ていたかったが、警官に見つかってしまい逃げることになった翼。
・
「それで、何だ?非常事態とは。」
「僕か、乾さんか、どっちか選んでください!乾さんは......僕のみほちゃんを奪おうとしてるんです!そんな人とは、一緒に戦っていけません!」
「それは俺のセリフだ!どんな手を使ったかは知らねえが、ショウコちゃんをたぶらかしやがって!返せ、俺のショウコちゃんを!」
「......やれやれ。非常事態とは女性問題か。」
「くだらない。個人的な感情をドンブラザーズに持ち込むな。自分たちで解決しろ。」
・
「勝負だ乾さん!みほちゃんは絶対に渡さない......たとえ、命に代えても!」
「望むところだ!」
ーーー待って。
「私を賭けて決闘って......私は、この人の妻です。あなたに割り込む隙はありません!」
「ええ!?」
みほが膝を差し出し、喜んで乗っかる雉野。
「何!?膝枕で耳かきだと!?ショウコちゃん......ショウコちゃーん!帰って来てくれーーー!」
すると乾に天装鬼が降臨!
みほを追いかける天装鬼をドンブラザーズが足止め。
「今度は逃がさないぞ!」
「皆さん!そのヒトツ鬼は、乾さんなんです!」
「何だと!?」
・
サングラスを取り戻した翼が見たのは、恋人の名を叫ぶ乾の姿......
「乾!すぐに元に戻してやるぜ!」
イヌ手裏剣で天装鬼を攻撃!
「どういうことだ!?乾龍二は、イヌではなかったのか......!?」
「また仲間外れですか。もう、やめてくださいよそういうの......」
桃谷ジロウもトラドラゴンジンに合体して参戦、ヘッダー攻撃を跳ね返した!
「後れを取るなお供達!大合体だ!」
ドンオニタイジンとトラドラゴンジンの合体攻撃で、天装鬼をパニッシュ!
・
路上ミュージシャンに戻った乾。
その目の前に......
「ゴメン龍二くん......ワタシ、アナタのウタがワスレラレナイ......」
「ショウコちゃん!」
ショウコは外国人の女だった!?
「(あれがショウコ!?どういう目してるんだアイツ......だが、良かったな......お前には彼女がいる。夢がある。でも俺は......一人......そして、ずっと迷子だ......!)」
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「しかし、結局誰なのか、イヌは......」
「時が来れば分かる、それでいい。」
「やっぱりイヌは......ワンちゃん!?」
遅いランチを食べに来た犬塚翼。
「犬塚さん!見ましたよ、指名手配のポスター!賞金が付いてましたね!流石です!」
「一生懸命逃げてね!応援してます!」
「フン!ほっとけ!」
無実の罪?で断罪されるわけにはいかない翼だった......
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もうここまで来たら、ラストまでイヌの正体バレはないかなw?
(って言ってると来週急にバレたりする。。)
正体バレの話なのは、護星天使たちも正体知られたらいけないからかな。。
(グラサン着けたら誰でもなれるのかww ポイント制どこ行ったw?)
てっきり話の後半までヒトツ鬼が出現せず、乾がドンブラザーズをバンドと勘違いしたまま(翼との出会いもなし)かと思ったら違ったなw
(ショウコちゃんも獣人のコピーなのかと思わせといてww)
次回はあのおじさんが轟轟鬼に!?