・なぜか、ヒトツ鬼と一緒に逃げているイヌブラザー。
「待つんだイヌ!」
「止まれ!」
オニシスター、サルブラザーから狙われ、更にキジブラザーとドンモモタロウも......
「どういうつもりだイヌブラザー!」
「(俺は今、正体も知らない仲間たちと戦おうとしている......なぜこうなったかと言うと......)」
・
「犬塚翼だな?一緒に来てもらおう!」
ラーメン屋を出たと同時に警察に追われる犬塚。
何とか警官を振り払って逃げるが......
「見失ったか......まったく逃げ足の速い奴だ......」
この場に狭山刑事がいないのは、退職したからだそうで......?
「(やれやれ......まあ食後の運動にはなったが......)」
ーーー突然失礼いたします。
「犬塚翼さんでいらっしゃいますよね?指名手配の......」
一人の女に声を掛けられる翼。
「(この女......まさか、警官!?)」
「私、伊集院みずほと申します。どうか私を、弟子にしていただけないでしょうか?もちろん月謝はお支払いいたします。」
「(はあ!?何だ!?意味が不明だ......!)よくわからんが断る。」
すると女は「ここに指名手配の犯人がいる!」と叫び出す......!?
・何とか女を黙らせ、カフェのテラスまで連れて行った翼。
「......何?怪盗になりたい?」
「はい。予告状も作りましたのよ?」
サーチライトが光る中、怪しいマスクで踊る怪盗......
「......あのなあ。こんなものを出すのはテレビの中だけだ!大体、予告状に本名書いてどうする!?」
「まあ、そういうものですの!?勉強になりますわ先生!」
「それに俺は怪盗じゃない!無実だ!」
(公務執行妨害。。)
「ええ!?マジでございますの!?私はてっきり......はっきり言って見損ないましたわ!」
「てっきりでもはっきりでもどうでもいい!失礼する!」
立ち去ろうとすると、また拡声器で叫ばれる......
「分かった分かった!話を聞こう!それで、あんたは何を盗みたいんだ?」
「......はい。絵です。今は亡き天才画家、青田武夫......その青田武夫の名作、『秘密』。あの絵がどうしても欲しいのです!」
「なぜその絵が......?」
「欲しいのです......どうしても......欲しい、ホシイ!エガ、ワタシノエガホシイ!」
みずほは科学鬼に変身!
「まさかこういう展開だとはな!」
しかし今までのヒトツ鬼とは違い......
「ためらってる......人を襲うのを......? おいあんた!」
・
「......そうか。あんたの彼氏が、あんたを描いた絵なのか?気持ちはわかるが、盗むと言うのは?」
「はい......青田武夫の最後の作品でした。もともと武夫が、私に残したものだったのです!それが武夫のアトリエから盗まれて......」
「なるほど。それで、いまどこにあるんだその絵は?」
「分かりません......でも私はどうしても......絵が!」
ヒトツ鬼になりそうになるが、自力で振り払うみずほ!?
「よし、よく耐えた......!」
『秘密』はいつの間にかオークションに出品されていた......?
「これで盗む手間が省けますわ!」
「あんた、金持ちなのか?」
「はい。それはもう......」
・
どんぶら。
「はあ?青田武夫の絵?」
「そう。天才画家の幻の傑作......『秘密』だ。」
「それで、私たちにどうしろと?」
「オークションに出て落としてほしい。この店に飾るのに、ふさわしい絵だ......」
「それは構わないが......お金はあるのか?」
(教授がお金の話。。 )
「喫茶どんぶらに、ないものはない......」
(あるよ。)
・
オークション会場。
翼とみずほの他に......
「部長......何だかドキドキしてきました僕......オークション何て初めてで......」
「雉野......俺もだ。」
「それでは次の作品に移ります。ナンバー500。夭折の天才。青田武夫の傑作『秘密』です。」
「あれだな!社長がどうしても欲しいって言う絵は!」
「あれだな?」
「はい。よろしくお願いいたします。」
「いい絵だ。あのマスター、趣味がいい。」
「(よーわからん。)」
300万から始まり、330、350、400......
雉野と部長が「450」。
「もしもし?今450です。マスター?もしもし?」
「どうする?行けるか?」
「はい。500で。」
500と提示した犬塚を、サルと雉が見た??
・青田武夫とみずほが出会ったときのこと。
「済まないねえ。街でいきなり声かけて。しかし、快くモデルになってくれるとは。」
「私、初めてのことが好きなんですの。モデル何て初めてですわ。」
「初めてのことか。素敵だ。」
「でも、一度やるとすぐに飽きてしまいまして......モデルも今日で、おしまいと言うことになりそうですわ。」
「今550だ!どうする!?」
「600!」
雉野も負けじと650を提示......
「勝手にお前!?」
「行きましょう!行っちゃいましょう!燃えてきましたー!」
「マスター?もしもし?」
「今650だが......!?」
・
二度目のモデルを引き受けた日のこと。
「また来てくれるとは思わなかったよ...... 面白いな君は。」
「はい。二度モデルをするのは、初めてですから...... でも退屈ですわ。まるで縛られてるみたい。」
「......そうだよ。縛ってる。画家は見ることで対象を縛る。少し休もう。」
お手伝いの佐野にお茶を入れるよう頼む武夫。
・
次にみずほが言い出したのは800。
「はい、わかりました。 ......900きびだんご。」
意味不明の単位に全員椅子から転げる......
「はあ?」
・
「こうして描いてると、君を理解できる気がする......」
「私も、あなたのことが分かります。」
「どんな風に......?」
「あなたは、私が好き。」
「僕を通して、僕だけの君がキャンパスに現れる......」
「本物の私と、絵の中の私と、どっちがお好きですの?」
「そうか......君も僕が好きなんだね?」
「いいえ。嫌いです。あなた浮気者ですもの。」
「僕も、君が嫌いだ。面白過ぎる......」
・
調子に乗った雉野が1000→1100→1200と金額を吊り上げていく......
「いい加減にしろ勝手に!私らクビだぞ!?」
「く。クビ!?」
「ど、どうする......もうやめた方が......」
するとみずほは5000万円を提示した!?
・
控室。
出品者の佐野と対面。
「あなたのような美しい人に、私の大事な絵が譲れるとは...... どこかで会ったかな?」
「!?この人!?」
代金を置いて立ち去ろうとするみずほ。
いつの間にかいたはるかは「一億きびだんご」でまだ譲ってもらおうとし、教授に止められる......
「こ、これは!?」
「行きますわよ!」
5000万は偽札、さらにみずほはヒトツ鬼状態で絵を盗み逃亡!?
はるかと猿原教授がチェンジして追いかける......
・
「何?偽物?」
「はい。私には分かります。真っ黒な偽物です!」
「それを言うなら、真っ赤な、だ!」
「でも、これで絵を盗んだ犯人が分かりました!あの男、一時武夫の弟子だった......」
「なるほど......贋作を作れるのは、本物を持ってる奴だけということか......」
「こうなれば、やることは一つですわ......」
・
佐野から絵のガード役を依頼された猿原とはるか。
「実は......こんなものが届いてね。」
怪盗が出したような予告状......
「『本物の秘密をいただきに参りますわ。それでは失礼いたします。』ちょっと待って、じゃあ、オークションの絵は?」
「ちょっとした手違いでね。私も画家の端くれなんだが、勉強のために模写した絵の方を出品してしまったのだよ......」
「また、本物と偽物の取引だったとは......!?」
嘆いて崩れ落ちる猿原教授。
「しかし君......すごい素材だ!創作意欲が湧いてきたよ!ぜひモデルになってくれ!」
佐野に目を着けられたはるかは......
・
風船を膨らますはるか。
「ストップ!動かないで!おおいいよいいよ!」
くだらなすぎて昼寝を始めてしまう猿原真一。
その間に科学鬼が侵入!?
「怪盗参上......!これぞ本物!」
「動かないで!しぼんでる!空気淹れて!」
持ち主は絵を描くのに夢中だし楽勝......?
「朝飯前ですわ。」
しかし扉の前には青い猿が!?
「読んでいたよ。君の行動はね......がはあ!?」
いいところでイヌブラザーに蹴られるサルブラザー......
「急げ!逃げるぞ!よしこっちだ!」
「はい!」
「まさか......イヌまで一味とは!? ......おいはるか、追うぞ!」
「ちょっと!いいとこだから待って!」
「ああもう!それはもういい!」
絵に夢中になり、はるかが出て行っても気づかない佐野?
・科学鬼とイヌブラザーが逃亡......
「おい何してるんだ!早く来い!」
「待つんだイヌ!」
仲間たちに囲まれるイヌブラザーと科学鬼。
「逃げるんだ!俺がきっかけを作ってやる!」
「どういうつもりだイヌブラザー!?」
「全くだ!ヒトツ鬼の味方をするとは!」
「こいつは元に戻る!放っておけばいい!」
「そう言われて、はいと逃がすわけにはいかない!」
手裏剣攻撃でオニシスター達を翻弄するイヌブラザー!
「ワンちゃん強い!?」
「これは返してもらうよ!」
「カエセ!私ノ絵!」
サルブラザーは絵をキジブラザーにパスするが、すかさずイヌブラザーが手裏剣で攻撃して取り返す......
「おいこっちだ!こいつはもうお前のもんだ!」
絵を取り返したことを知ると、科学鬼は大爆発でドンモモタロウ達を吹っ飛ばす......
ーーーみなさーん!
「ここは僕に任せ......うぐっ!?」
「それは俺のセリフだ!」
ジロウがやって来たと同時にトラボルトになり、ドンモモタロウとドントラボルトの合体技で科学鬼を撃破!
・脳人レイヤーから科学鬼ングが誕生!
「結局こうなるのか......」
「一体何があったんだイヌブラザー!?」
「色々とな......だが、こうなったら、一刻も早く元に戻してやる!」
トラドラゴンジンとドンオニタイジンに合体し......
「よしトラドラゴンジン!更に俺たちと大合体だ!」
「え!?そんなことができるんですか!?面白そうです!」
「断る!気持ち悪い!」
「がたがた言うな!呉越同舟合体だ!」
呉越同舟・超絶大合体でトラドラオニタイジンが誕生!
「祭りだ祭りだ!」
爆発と叫びながら科学剣を構える鬼ングに、アバターの馬で突進!
キジンスピアー突きで大ダメージを与える。
「ジロウ!お前の番だ!」
さらに流鏑馬モード:ドラゴンキングアローで追撃!
「いざ正々堂々!勝負勝負!天下分け目の奥義、いざ参る!」
鬼ングの稲妻重力落としが発動する前に、トドメのドンブラファンタジアで撃破した!
・
科学鬼から解放されたみずほ。
「まあ、結果オーライってところか?」
「いえ......まだやることが残っています......!」
みずほは『秘密』を火に投げ入れてしまった!?
「何をする!?」
「いいんです。これが武夫の望んでいたことですから......」
(「みずほ......頼みがある。この絵は失敗作だ。もし僕が死ぬようなことがあったら、絵を燃やしてほしい......」)
「失敗作......この絵が?......違うな。武夫は自分の愛の大きさを知っていた。それは、絵にできないほどのな......その愛の大きさこそ、武夫の秘密、だったんだろう......」
「秘密......バカな人......そんなこと、とっくに知っていましたのに!」
燃えた絵の真価は、死んでしまった武夫にしか分からない......?
・
絵を持ってどんぶらに帰ってきたはるか。
「まさか、落札したのか!?」
喜んで封を開けるが、そこに描いてあったのは......
「これ、モデル私なんですけど......飾ります?店に。」
「......いらない。」
夢が叶わなかったと分かってご立腹のマスターと、絵のように顔を膨らませるはるかだった......
ーーー
ルパンのオークション回思い出したw
(呉越同舟→ゲキレンジャー、お嬢様→ジェットマン、騎馬戦→シンケンジャー、ギンガマン? で過去作再現みたいなのも?)
とりあえず、人間に戻れるみずほは鋼メンタルとしても、科学鬼消してあげた後で話し合っても良かったんじゃないかなw?
何の前触れもなくトラドラオニタイジンになれるのは、もういつものことやな。。
(芸術好きなソノイはもういなくて、翼と恋愛=感情テーマなのにソノニ、ソノザも出ないし。。)
次回はソノイの国葬!?
(ちょうど18日か。。)
次のヒトツ鬼のモデルはよくわからんw
(パッと見て牙の生えた動物=星獣鬼とか百獣鬼?裏かいて救急鬼とかかも知れんけどw)