2月24日(土)

マレーシア国境側のパダンベザール駅に到着しましたが、国境のゲートが開くのは2時間半後と告げられ・・・

 

ゲートの開く時間まで駅で待つだけという状況になってしまいました。

 

この駅から出ることも出来ないのか・・・

と思いながら駅の中をいろいろと歩き回っていると、

 

駅の奥に通路みたいなのがあるのが見えました。

その通路の方に行ってみると・・・

 

あれってもしかして・・・

国境のゲートなんじゃない?

 

私たちのように列車で国境を越える場合は、駅の中に国境ゲートがあって、

 

マレーシア側の列車を降りたあと→出国ゲートを通って出国手続き→マレーシアを出国→少し歩きその先にあるタイの入国ゲートで入国手続き→タイ入国→その後、タイ行きの列車のホームに行く

 

っていう流れだけど、

 

当然、車で国境を越える人もいるわけで、車用のゲートもあるはず。

 

これって、そうだよね?

 

ちょっと行ってみよう!!

通路をずっと行くとその先に階段があって、

 

その階段を降りると。

金網でした。。。

 

ここからは出られないみたい。

 

でもきっとどこかに出られる場所があるはず。

 

そう思って、なんとなくの勘で右方向のの通路の方へ歩いていくと・・・

外に出ちゃった。

 

目の前には長い車の列。

と言うことはその先には。

ありました!

どうやらここが国境のゲートのようです。

入れそう!

入ってみよう!

ちょっと前を歩いている人を発見!

と言うことはやっぱりここから国境を越えられるんじゃない?

 

しばらく行くと「THAILAND」と書かれた看板もありました。

矢印の方に行けばタイに行けるはず。

 

このあとはひたすら真っ直ぐ進むだけ。

ただこれが思いのほか距離があって、途中で「本当に大丈夫かなあ?」と不安になります。

 

そしてついに建物へ到着しました。

どうやらここが国境のようです。

建物の中に入って、マレーシアの出国審査。

 

この中は撮影禁止だったので写真はありませんが、全然混んでなかったし、すごくスムーズでした。

 

ちょうど前に並んでいた人に、確認のためと思って「ここからタイには入れるんだよね?」と聞いてみたら、どうやら大丈夫そう。

 

ただ、ここから出て、列車の駅に行けるかどうかが問題です。

それも聞いてみましたが、「わからない」と言われてしまいました。

 

まあ、なんとかなるでしょ。

出国手続きを終えて、建物の外に出ました。

次はタイへの入国。

そのはずなのですが・・・

出るとひたすら道路が続いているだけ。

 

もちろん歩道なんてないし、車がひっきりなしに通るのでかなり危ないです。

しかも大型トラックが多いんです。

 

誰一人、歩いている人なんていません。

 

それよりも何よりも、ものすごい炎天下。

 

遮るものが何にもないし、とにかく暑い!!

ヤバイなこれ。

 

出国ゲートを出てから歩くこと約15分。

ようやくゲートが見えてきました。

あれ?

これでタイに入国?

 

なんて思いましたが、そんなわけないよね。

ゲートには「THANK YOU」の文字。

 

ゲートを通ってから振り返ってみると、

「WELCOME TO MALAYSIA」

 

やっぱりゲートの中はマレーシア。

これでようやくマレーシアから出たってことなんだね。

 

ここから入国ゲートまでは、マレーシアでもタイでもない場所。

そこからもまたしばらく炎天下の中を歩き、

 

3分ほど歩いたところで見えてきました!!

タイの国旗と、前国王と今の国王の写真です。

 

そして、ゲートには「WELCOME TO THAILAND」の文字。

この先がTHAILAND!

 

こちらはマレーシアと違って、ゲートの先にすぐに建物がありました。

ここが国境のようですね。

 

中に入って入国審査。

 

列に並んでいると、ここではなぜか、別室へ連れて行かれ、個室の中で担当官にパスポートを渡し・・・

 

ドキドキ・・・

何かあった?

入国できる??

 

・・・と思いましたが、

 

何事もなくすんなりOK。

あっさりと入国できました。

 

いったい何だったんだろう?

建物を出るとこんな景色でした。

 

このゲートを抜けると・・・

ここはもうタイ!

タイの国旗がうれしいです。

 

そのまま進んでいくと、国道に出ました。

周りの景色はこんなん。

さて、ここから駅まで向かわないといけません。

 

でも、もうタイに入国したのでWi-Fiも繋がるし、タイだったら現金もキャッシュレス決済もできるので、なんとかなるでしょ。

(マレーシアではWi-Fiが繋がらないし、キャッシュレス決済もマレーシア用の決済ツールを持っていなかったので、現金が使えないところでは苦労しました。)

 

あとは駅に向かうだけ。

 

その道は・・・

こんな大きな国道をひたすらスーツケースをゴロゴロしながら歩くというもの。

 

やっぱり日射しがきつく、体力が奪われます。

ひたすら歩きます。

タイ文字の看板が懐かしいです。

 

しばらく歩くと、線路が出てきました。

と言うことは、この線路沿いに行けば駅があるはず。

 

しばらく歩いて行くと・・・

ありました!

駅です!

 

だけど、この駅でいいのかなあ?

ちゃんとバンコク行きの寝台列車が止まる駅なのか、ちょっと不安です。

 

駅の中に入ってみました。

なんだかとてもかわいい駅。

 

ローカル列車しか止まらないようなそんな雰囲気もあります。

ダイジョウブカナ?

ホームです。

すごく雰囲気があって、古き良きタイの駅という感じがしますね。

 

最近のバンコクの駅は、どんどん建て替えられて近代的になってきているので、すごく懐かしい感じがします。

ホームの看板で駅名を確認。

 

そもそも、列車で国境越えする予定だったパダンベザール駅まで戻るつもりだったんだけど、ここも同じ駅名なんだね。

なので、ここにも同じ列車が止まるのかどうかを確認してみました。

 

「向こうのパダンベザール駅を出発する列車はここには止まりますか?」

 

チケットオフィスの係員にチケットを見せながら

「パダンベザール駅を17時に出発するこの列車です。」

 

すると、そのバンコク行きの列車は17時に国境のパダンベザール駅を出発して、17:06にここに来るとのこと。

どうやら大丈夫みたいです。

 

じゃあ、ここで待っていればいいね。

時計を見ると、時刻は15時を少し過ぎたところ。

 

まだ時間があるので、この辺りを少し散策してみることにしました。

 

スーツケースをゴロゴロ引きながら歩いていると、1軒のお店が開いているのが見えました。

 

そういえば朝ごはんでカレーを食べたっきりだ。

まだお昼ごはんを食べてなかった。

このお店は麺屋さんだったので、センレックを注文。

 

この辺りはマレーシア国境近くでマレー系の人が多いみたい。

ここもマレー系のお店のようで、メニューも鶏か牛。

 

バンコクだと中華系の人も多いので、豚肉の店が圧倒的に多い気がします。

私も普段はセンレックムー(豚肉麺)を頼むことが多いのですが、今回は鶏。

 

注文するとまずは、付け合わせの野菜が出てきました。

新鮮な野菜がうれしいです。

 

続いて麺が出てきました。

美味しそう~

 

ここに野菜をたっぷり乗せて。

とっても美味しかったです。

 

このあとはもう少し街を散策・・・

と思いましたが、何しろ暑くて体力が・・・

 

セブンイレブンがあったので、そこで水と氷、ソーダを買って、このあとの寝台列車の旅の準備。

本当はビールが買いたくて、時間外でも売ってくれるような商店を探したんだけど、見つからず・・・

 

セブンイレブンでは、時間外はビールは売ってくれないので、

氷を水筒に詰め、持ってきた焼酎の残りとソーダを入れて、駅のホームでのんびりと待つことにしました。