2月27日(日)
ワットパクナムの、グリーンの天井画のある仏塔から外の景色を見たときに、すごく気になった隣のお寺。
ワットパクナムを見たあとは、そちらへ行ってみることにしました。
ワットパクナムの敷地を抜けると川に架かる橋があり、その向こうに大きな仏像が見えていました。
メインの大きな仏像は向こう(正面)を向いているものの、その下にはこちらを向いて横たわる涅槃仏像。
その下には、トラとライオンの像。
これは、この橋を渡ってくる人を迎えるために作られているんでしょうか。
(だって、正面に行ったら絶対見えないし。)
橋の上からは左にワットパクナム。
そして右が今から行くお寺。
橋を渡り終えると、橋の上から見えた涅槃仏像の足の裏。
足の裏は宇宙を表しているってよく聞くけど、どういうふうに宇宙なのか、いつも気になっています。
お寺の入り口にはヤック(鬼)
このお寺(ワットクンチャン)を守っています。
中に入ってまず最初に目についたのが、こちら。
なんだかものすごくセクシーな涅槃仏像。
こんなことを言ったら怒られるかも知れないけど、
涅槃仏というよりも、ただ単にセクシーなお姉さんが横たわっているようにしか見えなくもない。
それにしても手足がメチャメチャ長いです!
さて、先程のメインの仏像の方に行ってみましょう。
こちらがメインの仏像なんですが・・・
日よけのための大きな屋根(テント)が邪魔で、ぜんぜん見えない。
これ以上近づくと、屋根ですっかり隠れてしまうので、だいぶ遠いけれどまずはここから。
では、近くまで行ってみましょう。
屋根が写らない場所まで行くと、こんなに近くで見上げる感じの写真しか撮れなかった。
そして、遠くからだと屋根が邪魔で見えなかったけれど、黄金の仏像の下には象と、そしてさらに下にはプララーフ。
プララーフの前に小さくおじさんが映っているので、これがどれくらい大きいかわかりますよね。
メインの仏像の横には他にも複数の仏像。
この反対側にもいくつかの仏像が並んでいました。
そして、ここでのお供え物は、プララーフ(ラーフ神)に捧げるため、全部黒いものばっかりです。
お線香も、バラの花も黒。
ラーフと言えば、ヒンドゥー教では神様じゃなくて悪魔。
しかも、不老不死の薬を神々から奪ってしまう悪いやつ。
不老不死の薬をこっそり盗み出したことが太陽と月に見つかり、神々のチャクラにより真っ二つにぶったぎられてしまいます。
しかし、すでに不老不死の薬を口にしていたので、上半身だけは消滅しないでこの世に残って、それがラーフになりました。
なので、ラーフは上半身しかなく、また、太陽と月を逆恨みしているので、いつも太陽か月をかじっている。
(それで、月の満ち欠けや日食などが起こるようになったと、神話の中には書かれています。)
そんなラーフなのですが、タイでは守り神として人気があるそうです。
厄除けとか、悪いことが起こらないように、とラーフに黒いものをお供えするんだそうです。
なんでも神様にしてしまうタイの人たちもすごいですよね。
タイには、ヒンドゥー教の神様もすごく人気で、中でも大人気なガネーシャ。
ガネーシャは、タイの神様なのか、インドの神様なのか、わからないくらい、タイではよく見かけます。
そんなガネーシャも祀られていました。
それにしても、ガネーシャの使いのネズミ、ちょっと太りすぎじゃない??
このネズミは、どちらかというと中国仏教的なネズミ??
この、何でもありな感じが、タイの良さでもあり、面白いところですよね。
メインのところ以外にも、このワットクンチャンもいろいろと見所があります。
こちらはちょうどワットパクナムの仏塔と大仏が背後に見えていて、知らなかったらこのお寺の中にあの仏塔も大仏もあるように見えるかも。
この奥で、ちょうど何人ものタイ人が集団で祈祷をしている最中っぽかったので、この時は中まで行くのはやめて、外から見るだけにしました。
そして気になるのが、この角にあるスフィンクス?のような像。
この神様は、これまでにあまり見たことがない気がします。
こちらはまた、トラや馬やシマウマやゾウや・・・
まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなエリアです。
それから、仏塔もカラフルできれい。
ちょうど、園内にアイスクリーム屋が来ていました。
このアイスクリーム、10バーツなのにすごくおいしくって、見つけたらいつも買っちゃいます。
この時ももちろん、アイスクリームを食べて、ちょっとひと休み。
このあとは、ここから歩いて、タラートプルーまで行ってみることにしました。