1月16日(月)

チャチュンサオの旅はまだ続きます。

タラートバーンマイ(百年市場)から出るとちょうどそこへ白に黄色のラインのソンテウが通りかかったので、慌てて止めて乗り込み、チャチュンサオの駅まで戻ってきました。

次に行きたいのは、タイ人で知らない人はいないというくらい有名なお寺「ワット・ソートーン」です。

 

このワット・ソートーン、年間の参拝者数がバンコクのワット・プラケオに次いで2番目に多いんだとか。
ワット・プラケオが半分以上が観光客って考えると、観光客がほとんどいないこのお寺は、実質タイ人に一番人気のお寺と言えるそうです。
そんな大人気の秘密は「なんでも願いをかなえてくれるお寺」だからなんだとか。

そんなすごいお寺なら絶対に行かなきゃね!

 

駅に着くとソンテウは1台も停まっていなくて、ワット・ソーントーン行きがあるかどうかもわからなかったので…

地図を見るとそんなに遠くもないような感じだったので歩いて行ってみることにしました。

 

駅前の通りを左の方に歩いていくと1本目にちょっと広い通りが出てきます。

新ソートーン通りって感じでしょうか?

その道をどこまでもまっすぐ行きます。

 

今日は本当に天気が良くって、熱中症になりそうなくらい暑い…

途中で水分を補給しながらどんどん行くと突き当りにロータリーのようなのが出てきます。

そうしたらそこを右に曲がります。

曲がってちょっと歩くとすぐ向こうに大きな建物が見えてきました。

ワット・ソーントーンです。

近づくにつれて、その建物の大きさがよくわかります。

大きいです。

今日は本当に雲一つない快晴なので、青空と白い建物のコントラストが本当にきれいです!

さっそく中に入ってみます。

入り口ではうさぎがお出迎えです。

たくさんのうさぎの像があるんだけど、うさぎって何か意味があるのかな?

近づいてみるとさらに大きさがよくわかります。

そして白と金が本当に美しい!!

中に入ると、月曜日の昼間にもかかわらずたくさんのタイ人が祈りをささげていました。

仏像も本当に見事です。

ふと足元を見ると、床にはたくさんの生き物が描かれていました。

絵というよりも石のモザイク画ですね。

よく見ると全部魚?

魚…のような水生生物…

これが一番魚っぽいですね。

スポッテッドナイフかな?

これは…ワニ?

カブトガニ?

さらに人魚まで…

これは王様が出家した時の写真かしら?

王様の写真はいたるところに飾ってありました。

そして床には亀も…

魚はもういい?

気づいたんですが、この真ん中にある仏像が乗っているところ、大きな魚の上?

というか、魚に支えられてる感じ?

上を見上げると、天井には宇宙が。

宇宙観も含めた仏教の教えとかを表現しているんですね。

一通りお祈りを終えて外に出ました。

相変わらずの青い空。

さっきとは逆側からの建物です。

お天気がいい日って、太陽の位置によって写真の写り方や色味も全然違いますね。

敷地のお隣には中国寺院もありました。

門のところの狛犬がすごくかわいい。

親子の狛犬ってなかなか珍しいですよね。

せっかくなのでこちらも中に入ってみることにしました。

きらびやかでいかにも中華っぽい雰囲気ですね。

奥には仏像が…

あれ?おへそ?

近くに行ってよく見てみると、おへそのところには大きな穴が開いていました。

なんで?

この仏像の後ろのついたての裏側です。

麒麟?

たくさんの仏像があって順番に参拝をしていくんですが、

あ、三蔵法師?

2階もあり、こちらでも祈りをささげる人たちがたくさんいました。

天窓の光が仏像にあたっています。

どこから見てもちゃんと光が当たるように設計されているのかな。

しっかりとお祈りをして、ここのお寺もあとにしました。

ワット・ソートーンの敷地内はすごくきれいに整備されて公園のようになっています。

そして、川沿いにはこんな回廊も。

すぐ横は川です。

まっすぐ行くと、川沿いに降りられる場所があり、そこではみな川の魚たちに餌をあげていました。

これもタンブンなんでしょう。

近くには、鯉のえさのような袋に入ったえさや、食パンなどを売っている人がいて、それを買って魚たちに餌をあげる=タンブンをするようです。

 

誰かが食パンを川に投げ入れました。

すると…

 

すごい勢いで魚が集まってきました!

よくみると、ナマズのようです。

結構かわいい顔をしていますよ!

 

パンを投げ入れてはすごい勢いで魚たちが集まってくる…

という様子をしばらく見ていたら…

 

ナマズたちの「バシャバシャ!!」ってものすごい勢いに押し出されたように、一匹のカエルが流されてきました。

プカ~っと流される様子が、なんともやる気なさげでかわいい。。。

続いてはワット・ソートーンの本殿の隣にある建物に行ってみました。

ここは「お祈り場」のようです。

本殿以上にものすごい人でごった返していました。

奉納の踊りも行なわれていました。

ここは、たぶんろうそくに火をつけるか、線香をお供えするか…の場所だと思うんだけど、とにかくすごい人でこの先がどうなっているのか見えません。

ようやく中に入りました。

多くの仏像にたくさんの人が祈りをささげています。

家族でお祈り中。

ここではゆで卵を奉納するようで、かごにたくさんのゆで卵を入れた人たちがたくさんいました。

何でゆで卵なんだろう?

これもタイの寺院でよく見る光景。

お祈りをしたあと金箔を貼っていきます。

あ、ここでも!

この仏像もおへそに大きな穴!!

さっき奉納の踊りが行われていたステージでは、今度は人数が減って少人数の奉納の踊りになっていました。

いつも思うんだけど、自分の出番が終わると端でたむろしておしゃべりや化粧直しをする踊り手たち。

ステージ前では奉納の踊りに祈りをささげる人がいるのにお構いなしでおしゃべりするところがやっぱりタイ人だな…って思います。

一通り参拝を終え、寺院の外へ出ると、向こうの方には何やらお店のようなものがたくさん並んでいます。

せっかくなので見に行ってみることにしました。

あ、これこれ。

この辺の名物なのかな?

同じものを売る店がずらっと並んでいます。

もち米を練ったものとココナツで出来たペーストをヤシの葉でくるんで炭火で焼いたお菓子。

このお寺で参拝後は必ず勝って帰るのが決まり…のような感じで、みんなこぞって買っていたので、私も買ってみました。

 

日本でも、太宰府天満宮に行ったら梅が枝餅とか、熱田神宮に行ったらきよめ餅とか、伊勢神宮に行ったら赤福餅とか…そんな感じでお寺や神社に行くと必ずそこの地元のお土産(だいたいが餅か饅頭)があるのと同じような感じで、ここはこのお菓子って感じなのかな?

 

他にもこういった魚の発酵食品とか、お土産物というよりも地元の生活に密着したようなものもいっぱいありました。

焼いて食べるのかな?

日本のどこかの田舎の方にもありそうな感じ。

市場を一通り見て外に出ると、ちょうど一台のソンテウがやってきました。

慌てて止めて「鉄道の駅まで行く?」と聞くと行くとのことだったので、急いで乗り込みました。

ソンテウからのワット・ソートーン

15時を過ぎると急に雲が出てきました。

真っ青な空との対比もよかったけど、雲のある感じもステキ。

今まで見たお寺の中で間違いなく5本の指に入る美しさです。

あ、そうそう、忘れないように…

今乗っているソンテウの色は黄色です。

次回来る時に覚えておくために、途中で同じ色のソンテウを見かけたので撮っておきました。

今回も安心の8バーツで駅まで向かいました。

行きは歩いたので約45分、帰りはソンテウで約10分でした。