「組織ベースのT細胞活性化とウイルスRNAはSARS-CoV-2感染後2年まで持続する」 | 平庵のひとふたみ 其の参

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https://www.science.org/doi/10.1126/scitranslmed.adk3295?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0O9bCaYtfb4QGEz9WUWFp2P4tF-pV9p7LANwkmClY2tSpnbt263xpaL-E_aem_H3Tg1sHvmjwXCPOB1ykpqg

 

 

元論文の機械翻訳(抜粋)

組織ベースのT細胞活性化とウイルスRNAはSARS-CoV-2感染後2年まで持続する

編集部要約 「ロングCOVID」という用語は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染後、数週間から数年経過した後に経験する様々な症状を指す。長期のCOVIDを引き起こす要因は数多く提案されており、それぞれに裏付けとなるデータがある。ここでPelusoらは、持続性SARS-CoV-2と異常なT細胞活性化という2つの潜在的要因について説得力のある証拠を提示している。著者らは、活性化T細胞を選択的に標識するトレーサーを用いた全身ポジトロン断層撮影法を用いて、ロングCOVIDを持つ患者は持たない患者に比べて活性化T細胞が豊富な特定の組織を持つことを示した。さらに、腸は活性化T細胞が濃縮される部位の一つであったため、著者らはロングCOVIDを有する人の一部から採取した腸の生検を分析した。これらのサンプルにおいて、著者らはSARS-CoV-2 RNAの存在を確認することができた。この特徴は分析した5つのサンプルすべてにおいて一貫していた。これらのデータは、ウイルスの持続性と持続的な免疫活性化がロングCOVIDに関連していることを示唆している。-コートニー・マロ

要旨 SARS-CoV-2感染[ロングCOVID(LC)]後の急性症状や原因不明の症状のメカニズムは、まだ十分に解明されていない。ウイルスの持続性、免疫調節異常、T細胞の機能不全が主要な役割を果たしている可能性があるという証拠が増えつつある。われわれは、急性SARS-CoV-2感染後27日から910日までの時点において、24人の参加者からなる十分に特徴づけられたコホートにおいて、放射性医薬品である[18F]F-AraGを用いて全身ポジトロン断層撮影を行った。COVID-19の急性期後群では、症状の継続の有無にかかわらず、脳幹、脊髄、骨髄、鼻咽頭および肺門リンパ組織、心肺組織、腸壁など多くの部位で、流行前の対照群と比較してトレーサーの取り込みが高かった。脊髄と腸壁におけるT細胞の活性化は、LC症状の存在と関連していた。さらに、肺組織におけるトレーサー取り込みは、特に肺症状が持続する患者で高かった。これらの組織におけるT細胞活性化の亢進は、LCでない多くの人においても観察された。腸で検出された[18F]F-AraG取り込みの高さを考慮し、LC症状を有する5人の参加者のサブセットで、SARS-CoV-2 RNAのin situハイブリダイゼーションと免疫組織化学的研究のために大腸組織を入手した。5人全員の直腸S状結腸固有層組織で細胞内SARS-CoV-2一本鎖スパイク蛋白コードRNAが同定され,3人の参加者では初回COVID-19から676日後まで二本鎖スパイク蛋白コードRNAが同定されたことから,組織内ウイルスの持続性が長期にわたる免疫学的障害と関連している可能性が示唆された.

 

 

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