メラトニンで治療されたアルツハイマー病の一卵性双生児:症例報告 | 平庵のひとふたみ 其の参

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少し昔の論文ですが、気になったので拝借しますm(__)m

 

 

本文より

メラトニンで治療されたアルツハイマー病の一卵性双生児:症例報告 

アルツハイマー病の一卵性双生児に対し、一方のみにメラトニンを投与し、36ヶ月の経過を比較観察した症例研究。

・対象は8年経過したアルツハイマー病の79歳男性一卵性双生児

・診断時の臨床評価や神経画像所見は両者で類似

・母親も同様の疾患に罹患していたため遺伝的要因の可能性あり

・ビタミンE(800IU/日)とチオリダジン(50mg/日)を両者に投与開始

・患者N.N.には約3年前からメラトニン6mg/日を追加投与し、その3ヶ月後にチオリダジンを中止

・患者Z.Z.にはメラトニンを投与せず

結果は以下の通り。

メラトニンを投与された患者N.N.では:

・臨床症状の進行が緩やか(FAST評価で5:金銭計画や食事計画のような複雑な仕事を引き受けることができない、衛生規則に従いたくない)

・記憶障害は軽度(MMSEスコア10/30)

・言語能力障害は軽度で3年間ほぼ同程度

・睡眠-覚醒リズムは正常

メラトニン投与されなかった患者Z.Z.では:

・臨床状態の著しい悪化(FAST評価で7b:尿や便の排泄をコントロールできない、単語の理解のみ)

・記憶障害は重度(MMSEスコア0/30)

・言語能力は著しく障害

・歩行障害や原始反射の出現

・不眠と日没症候群あり

・NMR画像でより重度の脳萎縮

つまり、遺伝的に同一の一卵性双生児において、メラトニン投与によってアルツハイマー病の臨床症状の進行抑制効果が示唆されたといえる。メラトニンには抗酸化作用やアミロイド形成阻害作用があることが知られており、これがアルツハイマー病の病態進行を遅らせた可能性がある。

 

 

元論文(紹介のみ)

 

 

 

FLCCCのコロナワクチン後遺症治療にもメラトニンが採用されています。

 

 

 

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