「パンデミック第2波(2021年2月~7月)において、6~14ヶ月の乳児の顔認知能力を、顔認知と | 平庵のひとふたみ 其の参

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https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022096524000821?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR1Vn7Hhwl1VrtQGn7_jZFMZC_BQkir4XSqsJmRFQChbO5cGr2STes8Fo6w_aem_AW_p6_VTxQnzDKkhafD75RumY74wuHuGOiOXGrk7DAawikfafIDDdUbCqZDl9Fg6Jdfy-5nz5bdQco5PDjdJN7ZC

 

論文の要旨

「パンデミック第2波(2021年2月~7月)において、6~14ヶ月の乳児の顔認知能力を、顔認知と視覚的ペア比較のパラダイムを用いて検討した。実験1では、マスクをしていない顔の認知を検討し、年長児ではなく年少児のみが新規性選好を示して顔を認知することがわかった。実験2では、マスクをしている顔の認知を調べたところ、年長の乳児のみが、年少の乳児とは異なり、親近性選好を示すことで顔を認知することがわかった。これらの結果は、パンデミック中の限られた交流の中で、乳児が過度に特化した顔処理能力を発達させ、見知らぬ人の顔を認識できなかった可能性を示唆している。さらに、パンデミック中にマスクされた顔に関する情報をより多く得て、現在の状況に適応した可能性も考えられる。実験3では、パンデミック前とパンデミック中に実施した調査で、乳児の対人体験の制限をさらに確認した。」

 
 
元論文の機械翻訳(抜粋)

COVID-19パンデミック中に生まれた乳児における顔認識の発達の変化

ハイライト

・COVID-19パンデミック中に生まれた6~9ヵ月児は、マスクされていない同人種の顔を認識したが、9~14ヵ月児は認識しなかった。

・COVID-19パンデミック中に生まれた10~14ヵ月児は、マスクされた同人種の顔を認識したが、6~9ヵ月児は認識しなかった。

・COVID-19パンデミックの制限によって、乳児の顔に関する経験は大幅に制限された。

・COVID-19パンデミックの制限により、乳児期の顔処理能力の発達が変化した。

要旨

COVID-19の蔓延を効果的に食い止めるために、公衆衛生機関は特別な規制を義務付けた。COVID-19から私たちを守ってくれたが、こうした規制によって私たちを取り巻く環境は必然的に変化した。このような変化が、パンデミック中に生まれた乳児の早期認知発達にどのような影響を与えた可能性があるかは、依然として不明である。そこで本研究では、COVID-19の制限が乳児の認知能力の特徴である顔認識能力にどのような影響を与えたかを調べた。具体的には、パンデミック第2波(2021年2月~7月)において、6~14ヶ月の乳児の顔認知能力を、顔認知と視覚的ペア比較のパラダイムを用いて検討した。実験1では、マスクをしていない顔の認知を検討し、年長児ではなく年少児のみが新規性選好を示して顔を認知することがわかった。実験2では、マスクをしている顔の認知を調べたところ、年長の乳児のみが、年少の乳児とは異なり、親しさ選好を示すことで顔を認知することがわかった。これらの結果は、パンデミック中の限られた交流の中で、乳児が過度に特化した顔処理能力を発達させ、見知らぬ人の顔を認識できなかった可能性を示唆している。さらに、パンデミック中にマスクされた顔に関する情報をより多く得て、現在の状況に適応した可能性も考えられる。実験3では、パンデミック前とパンデミック中に実施した調査で、乳児の対人体験の制限をさらに確認した。これらの結果から、パンデミックが初期の知覚発達にどのような影響を与えたかが示され、乳幼児期の対人体験が認知発達に重要であることがさらに確認された。

 

 

 

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