「カーミラ」 ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ著/遠山直樹訳 | 50代からの読書

50代からの読書

子どもの頃から本が好き。若い頃はおもしろいと思えなかった本も今なら感動することもあり、読書を通して自分の変化を感じます。読書の記録を通して、50代の心の一端を残してみます。

 

「カーミラ」ファンタジーのようなホラー

 

 

当時流行の、ゴシック小説というジャンルの一作。

吸血鬼ものの代表であるらしい。

 

軽くホラー要素があり、文章も構成も難しくなく、さらさらと読める。

吸血鬼というと萩尾望都さんの「ポーの一族」が思い浮かぶのがせいぜいの知識量なので、本場(?)での吸血鬼の捉え方が少しわかって面白い。

何点か挿入されている挿絵がきれい。

 

 

 

ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ

1814-1873年、アイルランド