「シッダルタ」 ヘルマン・ヘッセ著/手塚富雄訳 | 50代からの読書

50代からの読書

子どもの頃から本が好き。若い頃はおもしろいと思えなかった本も今なら感動することもあり、読書を通して自分の変化を感じます。読書の記録を通して、50代の心の一端を残してみます。

多くの体験を基に己を知る

 

再読。前回読んだのがいつで、どんな感想を持ったのかは覚えていないが、いくつかの場面が記憶にあった。

それでも、以前とは違う、今の年齢の今の環境の自分に新しく響くものがあったと確信に近く思う。

 

このシッダルタは、仏教の祖であるゴータマ・シッダルタと同名だが別の人物。ゴータマ本人に遭遇する場面がある。

老齢のシッダルタが人生を振り返り、様々な想いを得るところは印象的な場面。自分に置き換えてじっくり考えたいと思う。

 

 

 

ヘルマン・ヘッセ

1877-1962年、スイス