樫原湿原のトンボと言えばこのハッチョウトンボ。
体長約2cmと、1円玉の直径とほぼ同じサイズで、日本最小のトンボとされます。
生息地も局所的で極めて限られた場所でしか見ることができません。
樫原湿原ではこの観察道の両脇を探すと見つかるようです。
とはいえ、その小ささとほとんど飛び回らないので、なかなか見つからない。
この日も最初にまだ赤くなりきっていない♂個体を見つけただけで終わりそうでしたが。
帰り際に他の方が見つけたのを教えてもらうことができました。
実際には「あそこにいますよ」とか、指さしてもらっても、こちらの目が探し当てるまでに時間がかかります。
赤がしっかり発色している♂
♂個体が2頭いいました。
一旦見つけてしまえば、ずっと葉っぱに止まっています。
別の場所を探して戻ってきても、まだ同じ場所にいることが多い。
♀がなかなか見つかりませんでしたが、いました。
一見地味な感じですが、何度も写真を見ていたら♀の方がかえってお洒落な印象を持つようになりました。
これからしばらくはハッチョウトンボをメインに探す樫原湿原となりそうです。