仏教修行から武術の稽古へ④僧侶失格 | シン・けん。のブログ

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繊細でか弱い武術修行者の拙い気づきを綴っていきたいと思います。気が向いたらお付き合い願えれば幸いです。

前回からの続き。

ちなみにですが、日本の伝統仏教の世会では、私のような、実家が寺でもない、どこかの寺の檀家でもない人間にとって、得度するという事は非常に間口が狭いのが現実です。
私が得度させて頂いたお寺のご住職とそのお寺は、大変に特殊な存在でありました。

そいう意味で、ご縁を頂けたことには大変感謝しております。合掌。



ところで、真言宗では得度後は、四度加行という修行が始まります。終了後、阿闍梨となり弟子をとることができるようになります。
とても大変な修行で、かつ私の場合は通いの修行となる為、終わるまで何年もかかるのが明白でした。
はたして、そこまでの労力と時間とお金を費やして、四度加行に臨みたいのか。。。改めて自身が問われました。

そして、自分が出した結論は修行を保留にする、という事でした。

瞑想修行を通じて、心の内面を深く自由に探究していきたい、というのが当初から一番に取り組みたかったことで、それは四度加行との両立は不可能と思いました。

かくして、宗派を問わず、自分の興味関心のある分野に手を伸ばしてみる、在家とはいえ、およそ得度者とはいえないような状態に私はなりました。

。。。次回に続きます。