おはようございます
あきです
夏休み企画も終わって
美術館も秋
9月16日開幕の美術展、目白押し!
と思いつつ
もう10月も半ば…
今年もあと3か月を切ったと思うとなんだか気ぜわしいです
9月20日頃になりますが
これは見ておきたい!
と思って開幕早々駆けつけたのが
三井記念美術館の
超絶技巧、未来へ!
11月26日までです
三井本館
アメリカのトローブリッジ・アンド・リヴィングストン社が設計、1929年に竣工のアメリカ新古典主義の建築で
1998年に国の重要文化財に指定
2022年に美術館が全面リニューアルされています
さてさて、今回の展覧会
現代作家の超人的作品がジャンル別に展示され
そのあとに
作品のインスピレーションの元となったであろう明治工芸の名品が並びます
特に印象的だった作品をかいつまんで…
木彫り
大竹亮峯 ≪月光≫
月下美人の木彫り
それも、花器に水を注ぐと花開く仕組みになっているんです
この方の作品は ≪祈り≫ も印象的でした
いわゆる私の大嫌いな冬虫夏草なのですが
セミの幼虫から植物が芽生えているという
生命の神秘を感じさせる作品
他の作品も含めて、普段見られない生命の姿を削りだす
それもどこか不気味さを感じたのは私だけでしょうか
写真撮影禁止だったのでフライヤーからですが
福田亨 ≪吸水≫
立体象嵌、それも着色しないことにこだわり
水滴は彫り下げて磨いて表現
どれだけの種類の樹を積み上げているのか
単眼鏡必須の細かさ、繊細さです
漆工
池田晃将 ≪電光金針水晶飾箱≫
箱仕立てなんですね…
掘り出したばかりの鉱物のようです
これも美しく繊細な作品だったのですが
度肝を抜かれたのが
こちら
≪百千金字塔香合≫
掌に収まるほどの小さなピラミッド型の香合に施されているのは
3~4000枚の貝を使った螺鈿
それも数字が嵌め込まれているのです
この漆工の部門で思わず「あっ!」と声を上げそうになったのが
渡辺省亭の「牡丹に蝶図」が何の前触れもなく現れた時
大好きな作品の一つです
これをまた見られただけでも「めっけもの♡」でした♪
この作品にインスパイアされた
彦十蒔絵 若宮隆志 ≪草花研ぎ出し蒔絵≫
この絵から蝶が飛び出して、酒器の蓋にとまっているのです
陶磁
え?何?これか陶磁なの?
と驚いた作品
稲崎栄利子 ≪Amrita≫
まるで柔らかな布地のように形を変えるんです
これが陶だなんて信じられますか?
金工
会場の中央で異彩を放っていたのがこの「犬」
吉田泰一郎 ≪夜霧の犬≫
暗い会場に置くべき作品だったかな
目が赤いのは、闇夜に光る野生の目でしょう
なんと、銅でできた草花で覆われているのです
ガラス
さらに歩をすすめていくと
また声をあげそうになって、口を手で押さえました
昨年、突然の訃報に驚き悲しみました
青木美歌のガラス作品です
目黒の庭園美術館でやはり暗室に浮かび上がる彼女の作品を
いつまでもいつまでも眺め続けたのが最後の思い出でした
青木美歌 ≪あなたに続く森≫
まるで、森の中でひっそりと菌糸をのばす生物のよう
影の姿も美しい
他にも、切り絵、水墨画や刺繍、水墨画、ペーパークラフトなど
どうなってるの?
どう作っているの?
どう描いているの?
な作品がた~~~~っぷりで
とっても楽しかった~♪
明治工芸
こちらでは言わずと知れた錚々たる有名どころがずらり
並河靖之
濤川惣助
柴田是真
高村光雲
円山応挙
・・・
なかでも、是真の≪青海波貝藻蒔絵重箱・裏白蒔絵台≫は
蓋の裏にメインの意匠を施しているという
是真らしい遊び心♡
あ~やっぱり私は是真が好きだわ~♪
なにしろこれに親近感たっぷりですから
義母たちといつもの蕎麦懐石
義母は最近デイケアで皆に算数を教えているとか…
衰えませんな^^
我が家では5分前のことも覚えていてくれないけれど
今回は、栗とシャインマスカットの天麩羅がキラリ
蕎麦も新蕎麦なのか
いつもよりもっちりしていて甘味がありました
美味しゅうございました^^
急に朝晩とても寒くなってきて、先週まで素足だったのにタイツを履き始めました
今日もお健やかに♡